彩雲国物語 花は紫宮に咲く | 今日もだらだら、読書日記。

彩雲国物語 花は紫宮に咲く

[著]雪乃 紗衣 [絵]由羅 カイリ

憧れの国試に見事三位の成績で合格し、初の女性官吏となった秀麗。しかし官吏となった彼女を待っていたのは今まで仲良くしてくれていた人々たちのよそよそしい態度や、“新人研修”という名の過酷な苛めの日々…!それでも挫ける事無く、必死に頑張る秀麗だがその裏では彼女を貶めようとする人々の陰謀が渦巻いていた。

吏部で下働きしたい。
なんだあの男のツンデレパラダイスは…!!萌えるじゃないか…!!

…という本音はさておきまして(本音かよ)、今回も新しく登場したキャラクターが非常に良いです。遂に揃い踏みしちゃった「怒らせたら怖い」紅家3兄弟最後の1人、ツンデレナマイキ弟の紅玖狼様。そして官吏試験トップで二重人格持ちな天然系ショタッ子・影月君、官吏試験4位で進士達が誇る自信屋でオレサマなツンデレ少年・碧珀明君…ってなんだ今回は美少年天国ですか!?二重人格とツンデレショタが大好きな私に萌え死ねとおっしゃるのですね雪乃先生!?

ストーリーはこれまで以上に過酷に、今までのような高官の方々の支援も無く自分だけの力で至難に立ち向かっていかなくてはいけない秀麗(…といっても、なんだかんだいって皆がヘルプに入ってるんだけど)。前半がストレスの溜まる展開なだけに、後半でどんどん自体が逆転していく様は見ていて爽快でした。紅家の恐ろしい「圧力」に爆笑し、秀麗や影月が官吏になろうと思った理由の部分でもホロリとさせられ、胡蝶姐さんを始めとした街の皆の本音のセリフにジーンと来ます。ほんと、読んでてこんなに気分がスッキリするシリーズはなかなか無いのではないでしょうか。

なんだかんだいって個人的に一番好きなのは黄尚書の素顔の下りです。官吏たちの慌てっぷりに大爆笑。前回の下りで少しだけ明かされていたものの、彼の恐ろしさが半端じゃないという事が今回明かされてしまったというか…美形恐るべし。なんか本人はいたって大真面目なのにあの顔の所為ですっかりギャグキャラ化してません?(笑)次回は茶州行きということで中央の人々の出番は少なくなりそうですが、今後の活躍に期待!!
記事への反応
なにかあれば
  • わかる(0)
  • 面白かった(0)
  • 興味が湧いた(0)
  • 持ってる(0)
  • 買いました!(0)
  • ぱちぱちー(0)

コメント

  1. 彩雲国物語 *花は紫宮に咲く


    彩雲国物語—花は紫宮に咲く
    雪乃 紗衣


    今回は叔父様たち大暴れ大活躍(≧∇≦)b
    なスバラシイ内容でした!!

    感想をば↓