みずたまぱにっく。2  – This is MIZUTAMASHIRO!! – | 今日もだらだら、読書日記。

みずたまぱにっく。2  - This is MIZUTAMASHIRO!! -

[著]ハセガワ ケイスケ [絵]七草

忍がある日、涼橋寮のメンバー全員を巻き込んで「コスプレ部」を立ち上げるとか言い出した。当然生徒会には却下されるのだが、そこから何故か"薔薇の団"全員で廃部寸前の歌劇部と生徒会の五月祭での手伝いをさせられる羽目に。なしくずしに忙しい日々を送ることになったマシロだが、そこに思わぬ落とし穴が…!?

男の子みたいな女の子と美少女少年4人が織り成す、学園コメディ第二弾。相変わらず独特のほのぼの感と妙なテンションのギャグが絶妙にマッチしていて、読んでいて楽しいシリーズ。正直「しにがみ」路線よりもこっちの路線の方が向いてるんじゃないのか、とか思ってみたりして。

五月祭の準備でてんやわんやの中実力テストがあり、成績が下がって特待生の基準を下回ってしまったマシロに退学の危機が…—という話で、「エア・メガネ」こと千尋の過去も明かされます。この「特待生」の基準とか、改めて考えると凄い高い基準ですよね。例え1番の成績は取れていないといえど、普通にその基準をクリアしていたマシロって案外かなり凄い。

そして今回はマシロ自身の魅力が大幅にクローズアップ。最初の方は“薔薇の団”の一員になったマシロに近づけばお姉さま達に…という下心が大きくあったんだけど、“五月祭”で彼女自身の魅力に気づいた学生が多かったんじゃないかなと思います。周囲の態度の変化に動揺を隠せないマシロがまた可愛いですね。エアメガネには…元々メガネ属性皆無なのであんまりときめかなかったかな。ちょっと「エア・メガネ」を引きずりすぎという印象も否めなかったし。

まあ何を言っても個人的ベストヒットは 中盤の陽向なんですけども。 なんだか 物 凄 い 萌 え ッ 子 が 出 て き た ぞ !?二重人格萌えとしては物凄く何かを期待してしまうのですが。ここは一つ、早い事陽向メインのお話をやっていただきたく思います!!順当に行けば次は陽向の話になるはずだし、これは3巻が楽しみだぜうへへへへへ。

ところでやっぱりこの作品、かの少女漫画界に咲くドクダミの花・岡田あーみんの蝶名作ギャグ漫画「ルナティック雑技団」の影響を受けてるみたいですね。

「この問題はね、まずじーっと見てみるんだ。しばらくそうしてると文字列がぷっかりと浮かび上がってくるでしょ。そしたら、左脳で文字たちが決闘をはじめて、あとは、右脳が勝ち残った文字をたたえてくれるんだ。ソレが答えだよって!ね?簡単でしょ?」

……ここに天湖森夜がいるよう…。


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ルナティック雑技団 (1) (りぼんマスコットコミックス (721))岡田 あーみん
集英社 1994-03

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コメント

  1. [書評][ハセガワケイスケ][みずたまぱにっく。][分野不明][★★]みずたまぱにっく。(2)

    みずたまぱにっく。 2—This is MIZUTAMASHIRO!! (2) (電撃文庫 は 4-13) 作者: ハセガワケイスケ 出版社/メーカー: メディアワークス 発売日: 2007/08 メディア: 文庫 あーやっぱりTSものには耐性がないなあ・・・としみじみ感じた一冊。 私は、 「男とは?」 と訊かれたら