緋色のルシフェラーゼ1 | 今日もだらだら、読書日記。

緋色のルシフェラーゼ1

[著]伊藤 イツキ [絵]KeG

何の変哲も無い女子高生だった来栖いずもは、実は七つの大罪のひとつ・愛欲を司る魔王“アズモデウス”の生まれ変わり。彼女は幼馴染の少年・紺太が持つ《ソロモンの指輪》を巡る魔王同士の争いに巻き込まれる羽目に。4つ年下の紺太に対し、どうしても素直になれないいずもだが…
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年下だけどだ?い好き!
ちょっとモーソー・ショタ入りラブアクションの新シリーズ!!

最近の富士見Fは「ショタ寄せ」中ですか?
昨日読んだ「しゃっぷる」といいこれといい、煽り文句がどうみてもおかしいぞ!?

なんか色々な意味で、ちぐはぐした印象を受ける物語でした。本筋はかなりハードで欝で中二病的(何せ“前世”で“天使”ですから!!)世界観を持つ物語なのですが、あらすじ紹介や煽り文句は完全にモエモエショタ路線を貫いていて、この煽りを真に受けて読んだら痛い目見そう。

主人公格二人の喋り方がムリにツンデレさせようとしている印象を受けて仕方が無い。なんていうかツンデレしすぎてて色々と不自然。“愛欲”の魔王だけに妄想想いの力で強くなれるっていう設定は凄く良いと思うんだけどなー。それなら無理にツンデレキャラにしなくても良かったんじゃないかって思うんだけどな?…。

更に、イラストにもなんか違和感が……全体的にキャラは上手くても作品の雰囲気をイマイチ表現しきれてないというか。いずもはもっと変身前との雰囲気の変化があって欲しかったし、紺太の“年下”成分はもっと強調して欲しかった。ショタっ子との年の差ラブコメを強調してる割に紺太にはイマイチショタ成分が足りないと思うんだ!!他にもルキフェルの喋り方とイラストがてんで合ってない様子とか、ガブリエルのピザの食い方とかは是非絵での表現補強が欲しかったです。敵の“赦免天使”のおどろおどろしいデザインが全くスルーされてるのにも泣けた。どうせ萌え狙いでいくなら触手な赦免天使に追いかけられるシーンは絶対イラストにすべきだろ!!…というのは置いておいてもクライマックスでメインの敵となる「彼女」の赦免天使としてのグラフィックはどうしても欲しかったので、なくて残念。

色々な意味で“ギャップ”や“二面性”がキモになってくる物語なのに、その辺が本文を読むだけではちょっと強引というか、無理に付け足した印象が拭えず、グラフィック面での補強も無くて宙ぶらりんになっちゃってる。これなら二面性的な設定は全部排除して物語を作った方が自然で面白かったかも。最後の味付けで失敗しちゃった感じが拭えません。あと一味あれば物凄いツボに来たと思うのに、良くも悪くも「ありがちな欝展開系中二ファンタジー」で落ち着いちゃってる。

特にガブリエル様のキャラは、あと一味あれば最強だったと思うんで残念。クールな美形キャラなのにピザに目が無くて喰い方が汚いとか最強じゃないですか!!絵に描いたような卑怯キャラっぷりも最高。ピザを汚らしく喰ってるガブリエル様の挿絵があったらおそらくツボってたよ!!

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