ラメント I. はじまりの歌 | 今日もだらだら、読書日記。

ラメント I. はじまりの歌

[著]後藤 リウ [原作]淵井 鏑(ニトロプラス) [絵]柳原 澪

《虚ろ》と呼ばれる呪いと《失軀》と呼ばれる奇病が蔓延し、世界に住む多くの《猫》達が飢えに脅かされる中、火楼の集落では生贄と称して同族喰らいを定期的に容認することで秩序を保っていた。そんな村に住む青年・コノエはある日、“世界に禍をもたらす者”と伝えられている姿そのままに耳や尻尾の色が変化してしまい、村を出ることになるのだが…
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「咎狗の血」でBLゲー同人界ブームを築いた(と私が勝手に思っている)Nitro+CHiRALのBLゲーム「Lamento」のノベライズ。原作が18禁BLなのにスニーカー、しかも書いてるのが「ガンダムSEED」のノベライズの後藤リウさん!と言われたら、とりあえず腐ラノベ読みとしては買うしかないじゃないか。やはり後藤さんは腐の人だったんですね!(超笑顔)
いや、だって、運命の小説版とか明らかにアスシ……ゲフンゲフン(失礼しました)

原作がBLゲーだけあって極端に女性の割合が低く、時々元が18禁BLだったんだなあと思わせるような設定が顔を覗かせる以外、基本的に普通に男性が読んでも楽しめる作品になってます。まあ時々コノエが女性だったら完璧なのにと思わなくもないですがその辺は言ったら野暮というものです。ライやアサトがいくらなんでもコノエ好き過ぎだろー!というのにも突っ込んではいけません。というか、ライがそこまでコノエに執着する理由がイマイチ判らなくて違和感感じてみたりはしますが、きっとこの辺で本来ボーイズでラブな展開があって、その辺がサックリ割愛されたのだろうと予想。あときっと終盤の試練のとことか悪夢の辺りはエロスな描写があったんだろうなどと妄想してみたり!

物語は基本的に。初っ端から村を追われ、その後も関わった人々が敵になったり容赦なく殺されたりするのでとにかく容赦がない。敵の能力や能力の発現シーンもえげつない。この素敵なまでの容赦なさは思わず某「Fate/Zero」を思い出しました。流石だぜニトロプラス…。

その一方、サブタイトルにもあるとおり『歌』が戦闘中、一つの鍵となっているこの物語。様々な歌い手が物語りに登場しますが彼らが歌うシーンはとにかく幻想的で素敵でした(敵の歌はえげつないけど!)。自らの内から“歌”を引き出すという設定が中々好みだー。いやあしかしコノエはこの“歌”という設定も含めて実にポジションがヒロインですね!!

ライやアサトにも隠された過去がありそうだし、続編が楽しみ。ニトロは好きだけどBLゲーはなあ…と思っているニトロプラスファンの男性の方はこの機会に如何でしょうか?

コメント

  1. よしりん より:

    >やはり後藤さんは腐の人だったんですね!(超笑顔)
    それは「イリーガル・テクニカ」の時から、その片鱗を見せていた気がします。
    それよりも、「Lamento」をスニーカー文庫でノベライズしたことに驚きました。過去の歴史を振り返っても、BLゲームのノベライズを出したのは、多分初めてだから。

  2. うらら より:

    よしりんさん、いらっしゃいませ!コメントありがとうございます。
    「イリーガル・テクニカ」…1巻だけ読んだんですが、確かにあちらからも良い具合に腐った香りが漂ってた気がします。と言うか主人公コンビがとても良い腐臭を(削除)

    「Lamento」のノベライズは最初に刊行予定を見た際、私もかなりびっくりしたんですが、おそらくBLゲーではなく「ニトロプラスのゲーム」という繋がりでスニーカーからの発売になったんではないでしょうか。というかカバー折り返しの関連シリーズ紹介が「ニトロプラスの本」でひとくくりにされていたのでスニーカー的には「キラル」も含めて同じレーベル扱いしてる模様です。
    …とはいえ、前作の「咎犬」の小説版はちゃんと(?)BLレーベルから出てるようなんですが。

  3. よしりん より:

    >「イリーガル・テクニカ」…1巻だけ読んだんですが、
    全5巻なので、せっかくだから続きを読んでみることをお奨めします。これは、遠未来ロボット戦記の皮を被ったカイタとヴィンデの絆の物語ですから。

  4. うらら より:

    オススメありがとうございます!
    イリーガル・テクニカは実はガンダムSEEDのノベライズを読んだ頃に、あわせて2巻まで購入したのですが、積読の冊数が大変な事になってしまっていてずっと後回しにしてしまっています。5巻完結ならそんなに長くも無いですし、近いうちに読んでみますね?。