花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都 | 今日もだらだら、読書日記。

花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都

[著]本宮 ことは [絵]眠民

勿忘草の花を見るため、諾子の屋敷にやってきた渡辺頼光四天王の碓井貞通と平季武。貞通には、勿忘草とともに思い出すとある女性の思い出があった。かつて彼が愛し、そして自ら殺したという女性・百合姫。季武の小さな失敗から端をなした、彼女に関する思い出とは…
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「魍魎の都」の番外編シリーズ第二弾。四天王の一人、貞通と平将門の忘れ形見の姫・百合姫との間に起こった恋物語について語られます。

なんか、貞通というキャラは既刊を読んだ際にはそこまでツボにこなかったのですが、この本を読んだら物凄く私好みの女装キャラで、心底困りました。3月に女装まとめエントリ書いた時は私の中では女装キャラっつーより「オカマキャラ」扱で、それで除外したんですよね確か…。シリアスモード入ると喋り方が男言葉に戻る辺りのギャップがとてもツボでした。

単なる趣味で女装しているのかと思いきや、様々な複雑な育ちの関係で意図的にそういうキャラを自分で作っているというギャップが良い。ギャップ萌えとしてはたまらないです。なんていうか、女装逆ツンキャラはこうでなくちゃね!!!

「ならず者に名乗る名なんて持ち合わせちゃいないけどね……でも、ほら、決まりみたいなもんだし」
「碓井太郎貞通———まいる」

勿論、メインとなる百合姫との恋物語や、妖怪退治話も好きなんだけど、とにかく感想を書けといわれると見事に貞通の女装に関するコメントしかでてこねえ!!や、なんか良くも悪くも普通に面白かったのであまり語ることがないというか、ちゃんとやることやってくれてるから特にコメントする必要もなく普通に満足というか…?

あ、貞通と季武の凸凹しているように見えて調和の取れた関係もとても素敵でした。
個人的には、次は季武と姫松のドタバタラブコメが見てみたいです(笑)