読書遍歴を振り返る流れに便乗する その2(中学・高校編) | 今日もだらだら、読書日記。

読書遍歴を振り返る流れに便乗する その2(中学・高校編)

続いて中学生以降編です。小学生時代編はこちら
小学・中学というよりも、どちらかというと「絵本・児童文学とそれ以外」で分けてます



中学生時代:エッセイ全盛期

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もものかんづめ集英社 1991-03

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小学生時代「りぼん」っ子だった私にエッセイへの道を開かせたのがこの三部作。
おじいちゃんの葬式の話は賛否両論だったみたいだけど、子供の頃なのであまりその辺は意識しないで読んだなあ。
個人的にすきなのは初期三部作と「ももこのあっちこっちめぐり」。

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トラちゃん (集英社文庫)集英社 1989-08

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さくらももこでエッセイ道に落ちた私に、中学時代の友人が薦めてくれた一冊。
猫の「トラちゃん」をはじめとして、群家で飼われた動物たちのことをつづったエッセイ。

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別人「群ようこ」のできるまで (文春文庫)文藝春秋 1988-12

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その後群ようこの「無印良女」シリーズとか旅エッセイとかをゴロゴロ漁った後、この本にたどり着く。群ようこが「作家・群ようこ」となるまでのエッセイ。この本で中盤に書かれる「本の雑誌」社の話から……

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さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫)新潮社 1996-08

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私のエッセイ読みとしての中心は椎名誠に移っていくのであった。
あやしい探検隊とか色々あるけど、「オババ」は国分寺書店の名物頑固ばあさんへの捻くれた愛情やらなにやらが伝わってきて、とても好きな一冊。「活字中毒者 地獄の味噌蔵」も狂ってて実に好き。


中学生時代:一瞬だけミステリー読みだった気もするよ期

本当に一瞬の出来事だった、ミステリー読み時代。なんか中学の図書室にあった子供向けミステリーのシリーズを狂ったように読みまくったのですが、実質はアガサ・クリスティ全盛期だったという。

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スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫—クリスティー文庫)Agatha Christie
早川書房 2003-10

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とりあえず手を出したのはポアロでしたが、こちらはあまりツボに入らず……

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ポケットにライ麦を (ハヤカワ文庫—クリスティー文庫)宇野 利泰
早川書房 2003-11-11

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ミス・マープルおばあちゃんにキュンキュンする日々でした。
もうなんかミステリーよりもマープルおばあちゃんの語り口が好きだったような記憶がある……

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震える岩—霊験お初捕物控 (講談社文庫)講談社 1997-09

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あと、宮部みゆきの中ではこれが一番好きだったような記憶がある。

ちなみに、ミステリーブームが巻き起こった影響は

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名探偵コナン (Volume1) (少年サンデーコミックス)小学館 1994-06

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間違いなくコナンの影響です本当にありがとうございました。

高校生時代:SF小説にハマったよ期

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小説 ツインシグナル〈Vol.8〉電子の陽炎(下)エニックス 1999-03

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ミステリブームのきっかけは間違いなくコナンなのですが、SFブームの原因は間違いなく「ツインシグナル」でした。小説版の各巻1P目にSF作家やキャラクターの名前があり、その作品の解説を「ツインシグナル進化論」が副読本に掲載されていたのがきっかけ。

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歌う船 (創元SF文庫 (683-1))酒匂 真理子
東京創元社 1984-01

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というわけでツインシグナルの小説版と同じ順番で「われはロボット」「2001年宇宙の旅」と読んでみたもののいまいちよくわからず、さらに次巻で取り上げられていた「ニューロマンサー」にいたっては序盤で挫折し、最終的にたどり着いたのがここでした。

金属の殻にその身体を入れ、宇宙船のブレインとして新たな「身体」を与えられた少年少女達のお話。

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ペリペティアの福音〈上〉聖墓編 (ソノラマ文庫)朝日ソノラマ 1998-01

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SF全盛期は殆ど「歌う船」シリーズで終わってしまっているわけですが、少しソノラマ文庫にも手を出してました。特に「ペリペティアの福音」と「倒凶十将伝」が大好きだった!…挿絵につられたとかそんなことはたぶんない。

高校生時代:歴史小説全盛期

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北条政子 (文春文庫)文藝春秋 1990-03

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高校時代後半は大河ドラマから興味を持った歴史小説全盛期でした。
というか別名永井路子読みまくり期。「この世をば」「北条政子」「乱紋」「最後の女帝」あたりが特にお気に入りでした。

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なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)集英社 1999-04

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しかし、自分の平安時代萌えの原点は恐らくこのあたりで

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学習よみもの人物日本の歴史 9 カラー版学習研究社 1984-01

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戦国時代萌えの原点は、小学生時代に親におしつけられたコレだろうなあ……
基本的に我が家は母親が物語モノ、父親がノンフィクション・実用書系をおしつけてくるのですが、そんな父親に買ってもらった本で唯一といっていいほどツボにはいった本。
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