バカとテストと召喚獣7.5 | 今日もだらだら、読書日記。

バカとテストと召喚獣7.5

 

些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂躙されて!? 『僕とダウトと男の尊厳』。学園長からのオイシイ話=惨劇フラグ! 『僕とホンネと召喚獣』。吉井家の食卓に地獄の門が口を開く! 『僕と福引きと闇の鍋』。高校1年生の春、ドイツから帰国したばかりで戸惑う美波だったが──『ウチと日本と知らない言葉』の4本で贈る青春エクスプロージョンショートストーリー集第3弾! 「ボクが人工呼吸、してあげるから☆」(by肉食系女子)(公式サイトより)

個人的お気に入り度数

表紙とカラーページやべえええええええええ!!!!!!
長年の念願だった完璧女装なアキちゃん表紙も当然素晴らしいのですが、その後のカラーページでしっかり素の明久が女子制服を着ているという普段の女装モードを披露し、更に女子生徒達の男装イラストまでお披露目……といろいろな意味で葉賀さんグッジョブすぎる。特に工藤愛子の男装がかっこよすぎるんですが……雄二ですら今までやってなかったブレザー着崩しふおおおおおおお!!!!!!

あと次の短編集の表紙は香美ちゃんですよねわかります。葉賀さんのオマケページやばい。


「僕とダウトと男の尊厳」

結論:姫路さん総攻。
FBオンラインに連載された、明久・雄二・ムッツリーニ・秀吉の4人が掛けダウトをしていたら女子二人が乱入して……というお話。アニメ1話の姫路さんを新鮮な気持ちで見て、その後この短篇を読むと「姫路さん……変わっちまったな…」と思う事請け合いです。いくら酒のせいといえども明らかに何か間違ってる!!

とりあえず姫路さんが素晴らしい勢いで変態と言う名の淑女なのですが、日記を確認したらこの短篇の前半を始めて読んだ時の自分の感想も物凄く淑女でした…姫路さんに負けない淑女でした……

(以下当時の感想を保護色でそのまま)
とりあえず、明久はトランクス一枚まで脱がされた後1枚1枚メイド服のパーツを着せられるんだと予想して、羞恥に頬を染めながら往生際悪く黒スト片方だけ穿こうとしてストッキングが伝線し、着替えのお手伝いをしようとした姫路さんが太もも触ってきて「男の子なのにこんなにすべすべだなんて…」とか言い出して更に羞恥で頬を真っ赤に染めたらいいと思います長いですねそうですね。脱がされるのもエロいけど、着せられるのも……なんかえろい……(引用終わり)

ところで何故姫路さんが明久に着せようとしていた服がメイド服→女子制服に変わったのでしょう。
気になって仕方がありません。


「僕とホンネと召喚獣」

いつもの面々が学園長の頼みで召喚システムの試験運転を手伝ったら、現れた召喚獣がなぜか自分たちの本音をダダモレさせはじめて……というお話。

召喚獣を出すと本音が聞ける→あの人の本音が聞ける!!!といきり立ったいつもの面々があの手この手で召喚獣を召喚させ、無理やり本音を聞きだそうとする姿がシュールすぎる。強引に「サモン」と発音させて召喚獣を呼び出させる姿も滑稽なのですが、E組の中林さん&久保君の自然におかしいやりとりに噴出してしまった……久保君の歪みなさはアニメも原作もはんぱねえ。

というわけで、当然女子達の興味は意中のアノヒト達の本音へと向かうわけですが……良くも悪くもお互いしか見えてない雄二明久コンビが素敵過ぎる。女子達の質問もなんのそので召喚主召喚獣でダブル喧嘩を始める様には激しく燃え……もとい笑った。さりげなくビンビンにフラグ立ってきた工藤愛子&ムッツリーニのやりとりも見逃せません。

それにしても、意外に硬派に見せかけて年頃の男の子らしい反応を返す雄二召喚獣の反応にイチイチわたわたする雄二が可愛すぎます。あと明久の性感帯は首&耳で確定でよろしいのか(帰れ)


「僕と福引と闇の鍋」

福引で海の幸セットを手に入れた吉井姉弟が偶然姫路さんと出会ったことから、玲&姫路の最凶料理人の凶演に恐れをなした明久がいつものメンツを巻き込み、気がつけば闇鍋対決に……というお話。後書きでも言われてましたが大体タイトル通りの内容。

姫路さんが入れた具による食中毒を回避しようとお互いを牽制しあう男子達。中でも吉井家の台所を管理し家計事情を知り尽くした明久と元神童の天才策士・雄二の頂上対決………になるかと見せかけて二人の底の浅い知略など天然でぶち壊して斜め上をひた走る姫路さんが最高すぎる。良い悪友対決でした、ご馳走様でした。

そしてラストで次巻への伏線が……!!最近着々と明久とのフラグを立てつつあるポニテペッタンコをここで逆転させることが出来るのか姫路さん!!正直、姫路派として次巻が楽しみで仕方がありませんっ!!!


「ウチと日本と知らない言葉」

ドイツから帰国したばかりで日本語もろくに通じない状態の美波が文月学園に入学し、明久達と仲良くなるまでを描く過去編。文字も言葉も通じず、クラス内で一人孤立し、苛立つ美波。そんな彼女の前にはしきりに謎の言葉をかけてくる一人のクラスメイトの少年が……というお話。

何故帰国子女である美波が自らのことを『ウチ』と称すのか。日本語会話は喋れるのに文字の読み書きが壊滅的な理由。そもそも何故美波は明久に惚れているのか……。本編では長らく語られてこなかったこの理由と、明久が必死に美波に伝えようとした「謎の言葉」の意味が繋がった瞬間、胸が熱くなった。ちょっと的外れだけどいつでも誰かのために一生懸命な明久の暖かさが、言葉が通じないことで周囲に壁を作りかけていた美波の心を溶かしたんだなあと思うと。こりゃあ美波も明久にホレて当然だわ、明久いい男すぎる。

そして美波視点から雄二明久コンビの「出会い」が語られるのもポイント高いです。というかお互いを「吉井」「坂本君」呼びの雄二と明久に激しく萌えた!!!2年生時のじゃれ合うようなやりとりとは一味違う出会ったばかりの明久&雄二コンビと、そこから数週間でいつのまにやらすっかり仲良くなっている明久&雄二コンビに激しく萌えました。

っていうかこの二人、明らかに1年の序盤で何かありましたよねえっ!!
出会いの場面では心底明久のことをバカにしてる感じだった雄二にそんな眼差しをさせるような、どんな変化があったというんですかっ!!!!!雨降って地固まるみたいな事件があったとしか思えないんですけどなんだこれっ!!自己紹介の時にセーラー服着てたのは姉さんのものか?これはもう、やばい1年次気になりすぎる……!!!

美波の話のはずなのに明久と雄二の方に気をとられまくりですいませんごめんなさいっ!!

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コメント

  1. バカとテストと召喚獣7.5巻の感想レビュー(ライトノベル)

    ファミ通文庫のラノベ、『バカとテストと召喚獣 7.5』(井上堅ニ先生原作、葉賀ユイ先生イラスト)が発売中です。

    このラノで1位を取ったり、絶賛アニメ版が放映中ということで知...

  2. [...] 必死に調べたんだろうなぁとか思うと、そりゃ惚れるわ! 最後に。 まさかの康美ちゃんごちそうさまでした…!!! うららさんとあまりにも感想が似通っていた笑ってしまったw [...]

  3. 藍理 より:

    第2期やってもらいたいですね

  4. 文章洗濯 より:

    バカとテストと召喚獣7.5 感想

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    あらすじ
     些細な切っ掛けから始まったゲームが小悪魔ふたりに蹂??...