紅き月の巫女 ナイトウィザードリプレイ | 今日もだらだら、読書日記。

紅き月の巫女 ナイトウィザードリプレイ

 

紅い月の輝く夜―真行寺命は、“箒”をもって空を駆ける“ウィザード”の少女…緋室灯と出会った。出会いはやがて彼らを、世界を賭けた戦いへと誘う。…真行寺の護り刀“ヒルコ”の継承。衛星軌道上に現出する六本の“柱”。最後の巫女の覚醒。そして―。E‐LOGIN誌に連載されて好評を博したTRPG『ナイトウィザード』リプレイ、ここに堂々の文庫化!声優とベテランゲーマーをプレイヤーに迎え、ドラマは熱く盛り上がる。 (「BOOK」データベースより)

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E-LOGIN誌で連載されていたナイトウィザードリプレイ。ストーリーが同時に紙面で行われていた読者企画と連動していて、そちらの結果によって展開が変わっていく…というのがとてもおもしろそうでした。というかどんどん劣勢になっていく人間側に噴いたww

門外の雑誌に連載されていたせいかTRPGの戦闘部分は極力少なくてプレイしたことない人にも読みやすく、ストーリーもキャラクターも設定も物凄く好み……だったんですが、リプレイ部分が物凄く少ないせいでTRPGリプレイの最大の特徴である「皆でワイワイ物語を作っていく」感じが、逆に鼻についたかなあ……というのが少し。シリアスなシーンで良い台詞を言っているのに、プレイヤーの「(爆笑)」がはいるだけで台無し、というシーンがかなりありました。いや、確かに実際にこのセッションに自分が参加してたら自分も笑うんでしょうが!!ソレが判っていても割り切れない何かが!!

他のリプレイを読んだ際は殆どそんな風に感じたことはなかったんですが……バトル部分が少なくて他のリプレイよりも「物語」としての面が強調されていたからこその弊害かなあ。個人的には、リプレイを元にした学園異能ライトノベル、という形で読んだらまた違った感想があったのかもしれません。

しかし、主人公の癖に様々な意味で黒すぎる主人公の命や無表情娘で料理が殺人兵器級な灯、最後でなんだかなしくずしに美味しい所もっていかれちゃった(持っていっちゃった?)感なマユリ、そして変態なのかいい人なのか良くわからないナイトメア……と個性豊かな面々が織り成す物語は普通に良かった。そして思わぬ伏線がラストで回収されたりするのにはニヤニヤしました。