僕の妹は漢字が読める5 | 今日もだらだら、読書日記。

僕の妹は漢字が読める5

 

クロハのやきもちがだんだん強くなるのを感じながらも、ギンはユズや妹たちと楽しい日々を送っていた。しかしある日、チョウマバヤシ博士がギンに不吉な話をする。「君がクロハと結ばれないと、彼女は消されてしまうのだ―」歴史を左右する危険因子となったクロハに伸びる魔の手。愛するみんなと萌え文化のため、ギンは本当の未来を切り拓く。 (「BOOK」データベースより)

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しょっぱなから「黒ストやぶりっこちゃん」で死ぬかと思った。
 このラノベ、前から思ってたけど妹と黒スト啓蒙ラノベすぎてやばい。ニーソ派だったのにすっかり黒スト派ですよどうしたらいいの……!!

 ギンがクロハを選べば、未来が変わる。そして本来の歴史通りにユズを選べば、クロハはこれまで通りの未来を望む「未来人」たちの手によって消されてしまうかもしれない……。あまりにも重い選択をその手に託されて一度は流されそうになったギンが、ユズとクロハ、二人からの思いを受け止めて、自分の二人への気持ちを見つめなおし、未来人と語り合って目の前に提示された2つの選択のどちらでもない『第三の選択』を模索していく姿が凄くかっこよかった!序盤の他人の考えに流されまくりの、鈍感主人公を地でいってたギンを思い出すと本当に精神面での成長が顕著で、胸が熱くなる。ちょっと最後は状況に流された感なくもなかったけど。

 中盤では完全に空気と化しかけていたユズさんがヒロインの一人としてちゃんと活躍してるのも感無量だったなあ。一時はSM趣味(?)ばかりが強調されて「この娘はどこへいってしまうんだ…」状態だったんですが、23世紀で自分の居場所を確保しながらも自分のしたいことをみつけた彼女の姿はとてもかっこよかったです。そして安定のクロハかわいい。

 とにかく綺麗に伏線拾って完璧すぎるくらいの綺麗な完結編でした。
 作者さんの次回作も楽しみにしたいです。