“葵” ヒカルが地球にいたころ……(1) | 今日もだらだら、読書日記。

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)

 

「心残りがあるんだ」恋多き学園の“皇子”ヒカル―その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々“心残り”を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵―“葵の上”と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて―!?野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕。 (「BOOK」データベースより)

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 気はいい奴だけどとにかく目つきや表情がきついせいでヤンキー呼ばわりされたり噂に尾ひれがつきまくって皆に敬遠されている是光が、学園のイケメン皇子の幽霊になつかれてしまい、彼の“心残り”を晴らすために行動することになるお話。

 それぞれの理由から友人関係に恵まれず、孤独を感じていた是光とヒカルが、だんだんとかけがえのない「親友」になっていく姿がたまりませんでした!!上手く笑えない不器用ヒーローと、上手く泣けないイケメン皇子ってもうその組み合わせだけで萌えるんですけど!!それだけでなく、ヒカルが女の子にだらしなくなってしまった理由とか、ヒカルが是光に声をかけた理由とか、是光の字が上手い理由とか是光が謝られることが苦手な理由とか細かいところでジワジワツボを刺激してくる。凄くジワジワくる。

 男子二人のやりとりだけでもうご飯おかわりいけるんですけど、女子がまた物凄く可愛い。クールビューティなツン女子だと思われていた式部さんの意外な一面が暴露されるところからどんどんデレが入ってくる流れとか本当に可愛すぎて、困る。葵がかたくなに閉ざしていた心を少しずつ溶かしていくのもよかった。

 ヒカルが死んだ理由や彼を取り巻く人間関係など今後に続くような謎も多くあって、続きが楽しみでしょうがないです。