ログ・ホライズン2 キャメロットの騎士たち | 今日もだらだら、読書日記。

ログ・ホライズン2 キャメロットの騎士たち

 

〈腹ぐろ眼鏡〉のシロエ、いよいよ本領発揮!!表面的な穏やかさは取り戻したものの、一方ですさんだ空気をまとい続ける“アキバ”の街。教え子たる双子・トウヤとミノリの拘留が発覚し、アキバの情勢に嫌悪感をぬぐいきれなくなったシロエがついに動く!歴戦を制した猛者11人を結集させ、無法地帯アキバに「希望」を取り戻す。 (「BOOK」データベースより)

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 セララを救出し、アキバの街に帰還したシロエ達。だが、彼らが街を離れている間にアキバの街はますますおもしろくないものになっていた。同時に、大災害が起こった時に一緒に居た双子が初心者狙いの悪徳ギルド『ハーメルン』に囚われていると知ったシロエはとある企みを企てるのだが……円卓会議結成まで。

 事態の解決には関係なさそうな料理の発見から様々な手を積み重ね、遂には無法地帯と化していたアキバに「円卓会議」という統治システムを築き上げてしまうまでの流れがめちゃくちゃ面白かった!しかも同時並行で双子を勾留しているギルドを統治システムの効力を他のギルドにわからせるための「見せしめ」役にとして壊滅させてしまうという一挙両得ぶり。ほんと、軽食屋「クレセントムーン」あたりからの流れが鮮やかすぎて心が躍る。

 やはり、アニメ版とくらべて各キャラクターの心の動きがたくさん描かれているのが美味しいなあ。特に、アニメだと円卓会議の面々を相手に冷静にふてぶてしく動いているように見えていたシロエが案外周囲のメンツに緊張してるとか、とてもニヤニヤする。特にこの部分はアニメ版で第三者視点からのシロエがどういうふうに映っているか知っているから余計ニヤニヤしてしまった部分かもしれない。逆に、アニメを後から見たら内心どれだけ動揺してるかとか想像できて楽しかったんだろうなあ。円卓会議結成のあたりは挿絵でも文章でも盛り上げてくるので、テンション上がりっぱなしだった。

 ギルドという存在に根強い抵抗感を覚えていた彼が新たな仲間と歩き出す為に、待っていてくれた仲間たちと共に新たなギルド<記録の地平線>を作ることを決意するまでの心の動きが本当に美味しいんですけど、にゃんた班長をギルドに誘うシロエが可愛すぎてちょっとどうしたらいいかわからない。この、なんですか、このシロエは、いけない!!!萌えすぎていけない!!!アニメでこのセリフカットされたのがあまりにも惜しい!!!

 円卓会議の場面ではあれだけツンツンしておきながら、「戦闘訓練」と称してお掃除をして帰っていくアイザックさんはツンデレだと判断できます。

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