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真・運命のタロット6 《星》はなんでも知っている

[著]皆川 ゆか [絵]乱魔 猫吉

行方不明になった水元頼子の消息を追って1980年のニューヨークに現れた大河。《太陽》との戦いで記憶を失ったライコは《悪魔》の協力者・カインに保護されていたが、彼女を巡って謎の華僑財閥、ソ連の諜報部、米国国防省に「運命のタロット」関係者……と、様々な人間たちが動き始める…!
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『星』はなんでも知っている—真・運命のタロット〈6〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)
運タロラスト?真タロ開始時の間に起こった出来事の補完となる「NY編」開始の真シリーズ第六巻。これまで、何故突然話を飛ばして彼女が《女教皇》に転写されたところから物語が始まるんだろうと思っていたけど、確かにこの話は「教皇」でのゴーリキー博士の話や「審判」でのカザフ編の結末が絡んでくる分、時系列順にやっても意味がわからないだけだっただろうなあ。時系列が様々な部分で絡み合っているこのシリーズの難解さを改めて実感しました。

とりあえずぺらぺらめくって自称“ただれてる”なライコの挿絵見て噴いた!カインがこんなにライコ(ミーナ)に執着する理由も気になるけど、カインと《悪魔》の関係も色々と紆余曲折がありそう。《悪魔》ってあれだけカインにべったりなのに、イマイチ彼に対して無償の愛を注いでる感じじゃない気がするんだよね。前シリーズで、彼の後の協力者との関係を知っているからかしら。逆に、なぜか《悪魔》に対してツンツンなカインの態度の正体も気になるところ(小悪魔だけ褒めて《悪魔》はスルーなのはさすがに可哀想だと思った)

ライコ記憶喪失中&《魔法使い》は前シリーズの結末の通りで出てこられない状況で、大河やらカインやらリンダ&《星》やら《審判》やらにライコを狙う様々な国際組織を交えて外野がドンパチやってるお話で、やはり主役コンビ2人が殆ど出てこないのがちょっと物足りない。久しぶりの登場な大河も他の熟練の関係者達に推され気味で、基本的に後手後手に回りまくりだったのも物足りなさに拍車を掛けていたかも。大河には、そろそろ恋する男の子(?)の本領発揮でもうちょっと活躍して貰いたいところ。《星》や《隠者》やその協力者やらカインが一筋縄ではいかなすぎる、というのもあるんだけど…

全体的に今後の展開への伏線張りに終始している感じ+政治話が絡んできて、結構読むのが辛いなあ……なんて思っていたらモントーク研究所の話が…!!!思わぬところであの事件が残した傷跡を目の当たりにして、心が痛くなった。たとえすでに死んでいるとはいえ、自分の意思とは無関係に死後もその力を利用されているその姿が悲しすぎました。

次の巻では表紙を見る限りでは《魔法使い》の復活もありそうだし、今度こそ久しぶりに水元ライコ&《魔法使い》のコンビが見れることを楽しみにしたいです。ここからどうやって「教皇」での展開に繋がって行ったのかも引き続き楽しみ。しかし、次の巻の厚さは少女小説としておかしいよね!?「悪魔」越えしてそうなぶあつさに噴いた。

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