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魔女っ子サラリーマン

[著]高将 にぐん [絵]さらちよみ

ある日突然、父親から少女趣味全開な魔女っ子ステッキを手渡された普通のサラリーマン・津島弘文。どうやら死んだ母親はホンモノの魔法少女で、その力が弘文に受け継がれちゃったらしい!?しかも取引先の社長・江南誠が、変身した“彼女”に一目ぼれしたといい出す。魔法少女を辞めるには処女(処男?)を喪失するしかないのだが…
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いい年したサラリーマンが、なぜか魔法少女に変身しちゃって……というリーマンモノのBL。…魔法少女なのにリーマンジャンルなんだ!?とかおとまh……なんて思っちゃ駄目だ!!飛び出すカラーピンナップもついてるよ!!!タイトルを見て先月の「猫耳父さん」的色物を想像しましたが、TSなので主人公普通に可愛かったよ。残念です

飛び出すピンナップといいタイトルといい、色物臭しかしないこの作品ですが、読んでみたら意外過ぎるほど正統派(?)なラブコメでした。変身後の弘文(=るりか)に一目ぼれしたという江南とデートしたりしていくうちに、ヒラ社員と取引先の社長というだけの関係の時には見えてこなかった意外な一面が見えてきて、でもその笑顔を向けているのは“本当の自分”じゃなくて…というのはTSものの王道展開ですね!多分!(あんまりそのテのものはBLじゃなくても読まないけど)

そして、るりかの“ガーディアン”(=マスコット)としてパンダに変身してしまう従兄弟のトーヤが実にいいキャラだった。元々主人公の事が好きで、弘文が魔法少女を継いでからは「魔法少女を引退させるために」と言って処男を狙ってくる彼が、なんだかんだと江南との仲を取り持ってあげちゃうという展開がとても好きだー。そして割合ノリノリに魔法少女やってるらしいトーヤくんの今後がとても気になりますw

TSとはいえ二人の関係の障害として異性が登場してくるせいか、BL小説を読んだ時に毎回感じる独特のファンタジー感覚(というかないない感)も薄く、すんなり「ああ、この二人は本当にお互いが好きなんだなあ」と世界観に没入できたかも。軽いノリで楽しく読めました。

…唯一、個人的に行為のシーンでいきなり、弘文の一人称で展開されていた地文での江南の呼び方が「」になったのは凄い違和感だった。それまで本当にBL小説を読んでいる時特有の違和感薄い作品だったので、特にかも。…え、いや普通、男→男の呼び方で「彼」とか言わないよね…?たいしたことではないんだけど、そこだけが物凄い引っかかった…。

しかし付録の「飛び出すピンナップ」は…どうなんですか実際BL読みの人的に……正直、読む時にすごい邪魔だったんですけど…

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