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神様のメモ帳4

[著]杉井 光 [絵]岸田 メル

四代目からの依頼で、平坂組の手がける音楽イベントの手伝いとして借り出されたナルミ。ところが、イベントを妨害しようとする勢力が現れて、話はどんどんきな臭い方向に。事件の裏には、かつて四代目とともに「平坂組」を作り上げた男・平坂錬次の影が見え隠れする。同じ頃、ナルミは関西弁を使う男と出逢い、友達になるのだが…
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ニート予備軍の主人公と妙に有能なニート達と、「ニート探偵」を名乗る不思議な少女・アリスが繰り広げるミステリー第四弾。

ナルミが、ナルミが有能な子になってるーーーー!?
これまでのナルミは結構、他の有能ニートたちの才能を指くわえて見てるだけで、あとは結構口だよりっぽい印象があったのですが、仲間達からも言われまくっている通り今回は意外な才能を発揮していきます。四代目の主催するイベントの広報担当として如何なくその「口先三寸」という能力とこれまで得た人脈を発揮する姿が輝いてる。しかし、その割りにナルミが将来ニートになる気マンマンなのはどうなんですか(笑)ここに、「NEET探偵事務所」に集う新たなハイスペックハードボイルドニート誕生の瞬間を見た気がする!!!

義兄弟の契りを結んだ四代目と、何も知らずに「友達」として出会った平坂錬次との確執の間に挟まれて苦しみながらも「なんとかしたい」と奮闘するナルミの姿にニヤリとする。これまでの彼なら、こうもアクティブには動き回れなかったでしょう。もちろんこれまでのようにへこたれたり、仕事を投げ出しそうになったりはするんだけど、それでもギリギリの所で踏みとどまり、或いは仲間達から叱咤激励を受けてふたたび立ち上がっていく姿が良かったです。そして、そんなナルミだからこそ、クライマックスの平坂組の面々へのタンカが言葉の表面以上にかっこよく思える。ほんと、ナルミは成長したなあ。

これまでのように「有能でハイスペックなニート達が、(依頼されれば)事件をあっさり解決するよ!!」みたいな部分が薄くなった分、ナルミがもがき、足掻き、それでも挫けずに前に進んでいく姿が印象に残る一冊でした。ナルミかっこいいよナルミ。あと四代目と平坂とその周辺の人間関係が腐った目でしか眺められないよ!!!(だいなし)

ところでイベントのプロモーションを手がけた音楽バンドというのが、さりげなく同作者の某作品を匂わせているのがまた。バンドのメンバーは直接的には登場しませんが、もろにその正体を匂わせる描写の数々にニヤニヤします。

484024071Xさよならピアノソナタ (電撃文庫)メディアワークス 2007-11

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…あれ?「女ばかりのバンド」?「大切な人はいなくなってしまった」?
ひょっとしてこのあたりの話は、10月発売の短編集への伏線?
いや、某エロゲーみたいに主人公がネタとして女装してる可能性もすてきれな(強制終了)

B001KBYQLCキラ☆キラ~Rock'n Rollshow~(通常版)プリンセスソフト 2009-02-26

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