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ムシウタ11. 夢滅ぼす予言

[著]岩井 恭平  [絵]るろお

“虫憑き”を捕獲し管理する最強の中央本部が何者かに侵略され、赤牧市が正体不明の霧に包まれた。史上最悪の事態の真相を確かめるべく、単身赤牧市に潜入した“かっこう”は、不完全な“虫”に襲われている少女を助ける。ミッコと名乗る少女は「私の家族が誰かを“喰べ”てしまったのかも」と“始まりの四匹目”が存在するかのような予言を告げる。街に不完全な虫が大量発生したいま、かっこうはこの世界を止めることができるのか―。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

かっこうさんピン表紙来たわあああああああああああ!!!!!

クライマックス目前のシリーズ本編11巻。正体不明の霧に包まれた赤牧市に単独で潜入した“かっこう”。そこで彼は不気味な光景と不吉な「予言」をする少女に遭遇し……というお話。表紙に偽りあらず、久しぶりのかっこうメイン話。

最初から最後まで息もつけないほどの超展開とドンデン返しの連続。ミッコ達4人を中心にした一見これまでと関係ないと思われるエピソードがこれまでの物語のひとつひとつと一気に結びついていき、“現在”へと繋がっていく展開には衝撃としか言いようが無かった。ミッコの正体はなんとなく中盤でわかってしまったけど、のこりの3人の正体がうわああああ。

そして「ムシウタ」という物語の「はじまり」とも言えるエピソードから流れるように「はじまりの三人」の1人・浸父との戦いに突入する流れが凄い。特環とムシバネが、そして現れたあの人が共闘して繰り広げる戦いに胸が熱くなる。かっこうによって引き出された、“虫”に憑かれ、様々な恐怖とプレッシャーに耐えてきた虫憑きの少年少女達の心からの叫びに、その感情に、圧倒された。

そしてドンデン返しにドンデン返しを重ねてもうひっくり返しはないだろうと思っていたら最後の最後で明かされたラスボスの名前にうわあああああああ!!!このヒキで、このヒキで次巻に続くとか鬼畜すぎます!!

もう本当に凄い盛り上がりなんだけど、明らかにこれで退場とかありえないだろう「あの人」とか、今回復活フラグをさりげなく立てた「あの人」とか、不確定要素が多すぎて次もバンバンどんでん返ししてきそう。今回全く出番の無かったあの勢力の人たちとか前巻意味ありげなフラグを立ててたあのひととか、あのキャラの復活とか、っていうかあのキャラが最終決戦に出てこないとかそんなわけないじゃないか!!とか、もうとにかく、次巻の最終決戦が楽しみです超楽しみです。

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