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ファンダ・メンダ・マウス 2 トラディショナルガール・トラディショナルナイト

[著]大間 九郎  [絵]ヤスダ スズヒト

一見、落ち着きを取り戻したマウスの日常だったが、今度は美月にトラブル発生! 父・豊島郁夫の死体と10キロのヘロインを押しつけられた美月。自らの命の対価としてヘロイン売買に巻き込まれていく。欲望渦巻く横浜ダークサイドは弾丸乱れ飛ぶ超危険地帯に。命を危険にさらしながら、事態の終結を急ぐマウスだが、その背景にはマウスの第3婦人キンバの意外な思惑が……。第1回『このラノ大賞』栗山千明賞・待望の第2弾です。

   個人的お気に入り度数

前巻の最後で父親のロンから唐突に金髪碧眼の許嫁・キンバを押しつけられてしまったマウス。ところが彼女の実家からロンに貢がれたヘロイン10kgが行方不明になり、マウスはキンバの兄からヘロインの行方を追うよう頼まれる。同時刻、美月はそのヘロインの運び屋をやらされていて……というお話。

1巻から変わらず、良い歪みっぷり。マウスがやってることは一見“正義のヒーロー”ですらあるのにどうしようもなく歪んで狂ってるようにしか見えないのは一種の才能だとおもう。敵に差し伸べられる好意の手が、こんなにも歪んで見えるとは思わなかった。

そんなマウスに惹かれ、奴隷のように彼の為に動く人々(一部人じゃない)と香港マフィアの抗争が絡み合って織りなす複雑な物語の真相が少しずつ解かれていく様は圧巻でした。みんな歪んでるけど滅茶苦茶かっこいいから困る。特にミチルちゃんとマウスのクライマックス目前の会話やばい。ミチルちゃんまじ名脇役!!そしてくそったれがマジ淫獣としてレベル上げすぎでやばい。ていうか機械なのにテンション上げすぎですからーーー!?

1巻がかなり綺麗に終わっていたのでどう続けるのかと思っていたけど、なんかこれは3巻以降もありそうな勢いだなあ。というか完結までにマウスの「夫人」が何人にまで増殖するのかが大変楽しみです。

……唯一の常識人っぽい美月ちゃんがんばれ超がんばれ…

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