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空色パンデミック3

[著]本田 誠  [絵]庭

“空想病”という迷宮を彷徨い、僕が辿り着く真実とは――。
本当の空想病患者は誰なのか。漠とした疑問を胸に、僕は不確かな日常を過ごしていた。そんなある日、僕の感染事例に興味をもつ米国研究所長が来日した。面会すると……え? この幼女が所長? 一方、数日後に控えたクリスマスの準備中、結衣さんに一冊の本を渡された。“空想病”を題材にしたその小説に、僕はなぜか違和感を覚える。思い返すと、その時からだったんだ、僕の世界が崩壊を始めたのは――。狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第3巻。

   個人的お気に入り度数

1巻、2巻も凄かったけど3巻は更に輪をかけて構造が複雑になってる!「現実」を侵食する「空想」が幾重にも絡んで、どこからどこまでが現実での出来事なのか判らない。

ていうか作中にそのものズバリが出てしまうとは思わなかった。“空想病”を活かした、とんでもなく斜め上なメタっぷりに「これはそういう作品だ」と理解していても意表をつかれる。あとがきまでシンクロしてるのには思わずニヤリとしてしまいました。

物凄く面白かったけど、これまで以上にその辺の構造が複雑だったせいで、1巻2巻のように綺麗に落とし切れてない印象を個人的には受けました。スッキリ綺麗に終った、というよりはヘトヘトになりながらなんとかゴールラインにたどり着いた感というか。ある意味この感覚が独特で面白い、といえばそうなんですが……エピローグでのひっくり返しは、最後のほうになると「またか!!」って感じだったし。

しかし、この作品で一番かっこいいのは文句なしに森崎だろうと思う。青井も良い脇役なのですが、本来端役のはずの森崎が毎回ちょっとの出番で美味しい所を全部持って行ってるように思えてなりません。もっと森崎に出番を!!

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