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Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?

[著]柳実 冬貴  [絵]一葉 モカ

「…もう、走らなくていいよ」自分には何も救えない。世界の救い方すらわからないのに、世界を救えばアルルは消える、だなんて!あらゆる希望を砕かれ、光一は苦悶する。その手に手を重ね、薫は必死でさささやいた。「あんたがそばにいてくれれば、あたしそれでいい。それで幸せ」夕陽の中、健気に微笑む薫の告白が、光一の心を温める。そう、もうやれることはない。だから、せめて、つかの間の幸せを。アルルも兎乃も心路たちもみんな一緒に。滅びの日まで、ひとつの家族として残された時間を大切に生きよう…。夢追人最強伝説、まさかの諦めエンド―んなわけないよね。 (「BOOK」データベースより)

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「五六億の嘆きを背負う悲しみを……」「バカが全てを救うことの証明を……」
二人は翼をはためかせ、そして——
「……思い知らせてやるッ!」「……突きつけてやるッ!」

「「かかってこい!——佐藤光一ッ!」」

完結編。最後まで凄く良かった。最後までどうしようもなく光一は中二病で、夢追い人で、バカだった。

思わぬラスボスからこれまでの希望を全て打ち砕かれるような残酷な真実を告げられ、苦悩する光一が仲間達からの時に暖かく、時に厳しい言葉によって再び立ち上がる展開が熱い。特に能力泥棒さんのツンデレ全開な喝に萌えざるをえなかった。

これまである時は敵として向かい合い、そして共に戦った仲間達が死力を尽くして戦う最終決戦の盛り上がりは本当にヤバい。やりとりも挿絵も何もかもが全力でヤバい。そしてラスボス戦が本気でやばい。56億もの気の遠くなるような思考錯誤の末に生まれた、唯一のイレギュラー。気の遠くなる数だけの絶望を与えようとする“彼”とその全てに救いを与えようとする“彼”という二人の対決がやばい。本当にやばい。

我侭で幸せでご都合主義なエピローグはいかにもこの物語の結末に相応しくて、胸が熱くなった。本当に本当に、最後まで追いかけてよかった。面白かったです。薫ともアルルともいい感じなリア充主人公様末永く爆発しろ!!!(個人的にはどっちか選んで欲しかった気がしなくもない)

本日のアンチテーゼェ……

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