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恋をするには遠すぎて

[著]栗城 偲  [絵]小嶋 ララ子

チャラい高校生の袖崎陣は、地味で無口でオタクなクラスメイトの外舘翔馬が大嫌い。目障りに思い、陰湿な嫌がらせを繰り返すが、無反応な外舘に苛立ちは募るばかり。そんな中、袖崎は外舘と2人きりで夏休みの補習を受けることになってしまう。いやいや参加していたはずが、恋バナにすら赤面する外舘の初心で小動物みたいに可愛い一面にときめき、キスしてしまい…。 (「BOOK」データベースより)

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 小さい頃に「オタクっぽい男」にストーキングされて嫌な目にあったことがある袖崎はクラスのオタク男子達を良く思って居なかった。笑いものにしたり、虫の居所が悪いと嫌がらせをしたりしていたが、外舘という男子だけは全く動じる様子を見せない。あるとき、外舘と二人で追試と補習を受ける事になってしまい……というお話。

 ギャル男とオタクの異文化コミュニケーションBL。百戦錬磨の女たらしのはずなのに、色々な意味でマイペースな外舘が気になって仕方ない袖崎の「嫌がらせ」がマジで好きな子に素直になれない小学生男子レベルで微笑ましいどころの騒ぎじゃない。外舘に気持ちを伝えて「お試し期間」に突入してからは今日びマンガやアニメでもお目にかかれないようなテンプレすぎるツンデレ台詞を吐きまくる袖崎に笑いが止まらなかった。

 女性経験は豊富でも恋愛感情自体は未経験の袖崎と、良くも悪くも二次元一筋で生きてきた外舘が相手や自分の気持ちに戸惑いながらも少しずつ不器用に距離を縮めていくのが可愛くて、きゅんきゅんする。外舘の親友・片倉がまた良い確信犯っぷりで2828!!外舘の鈍感っぷりを生暖かく眺めながら時々は二人の事をからかったり、しかしその一方で袖崎と外舘がすれ違っていくのが解るときちんとフォローしてくれる親友っぷりたまりませんでした。

 袖崎とは対象的に色々な意味でマイペース(といえば聞こえはいいけど悪く言えばオタクにありがちなコミュニケーション無関心症患者)で男前な外舘なんだけど、いざ本番!となった時の慌てようが可愛すぎてやばい。そして思わず「薄い本のネタにできる」思考になってしまう外舘に笑った。これまで読んだオタクネタBLとしては一番位にオタク描写が少ない物語だったけど、外舘が良くも悪くも解りやすいオタクっぷりで良かった。

 それにしても、袖崎の子供っぽい独占欲美味しいです。「俺のもん」とかツボに入りすぎて困る。

 番外編では、実は壁大手同人作家の外舘が嫌がらせで外舘×袖崎のマンガを描いて袖崎に読ませる(←この時点で色々な意味でニヤニヤが止まらない)話が掲載されてるんだけど、外舘視点の袖崎がかっこいい男すぎて爆笑した。嫌がらせのつもりで遠まわしなラブコールしてますよね外舘もっとやれ!!

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