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生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10

[著]葵 せきな  [絵]狗神 煌

ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ。美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、過去を振り返ります。始まりはあまりにも衝撃的だった。「ただの人間には興味あ(自主規制)」…記念すべきシリーズの1巻目でまさかの自主規制。物語は動き出すといいつつも、繰り返される日常。暴走する妄想、青すぎる青春。ここを読んでも内容が分からない作品紹介と、おかげさまでいろいろやらせていただきました。でもあの頃があるからこそ、今がある。何もかもが特別だった十代の日々。終わりじゃない、これは始まり。じゃあ最後は、せーのでいきましょう。せーの!「これにて、第三十二代碧陽学園生徒会、解散っ!」。 (「BOOK」データベースより)

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 いよいよ本編最終巻。くりむたち生徒会メンバーの「卒業式」でのシリアス展開がメインで、普段の駄弁り話も引継ぎの話やこれまでの総まとめ的なエピソードばかりになり、色々な意味でクライマックスだった「九重」「金蘭」から比べると、まるで祭の後のような雰囲気。いつも通りの会話を繰り広げながら、それでも自分たちが「いなくなった後」の話をしている生徒会役員達と、いまだ一人その空気に乗り切れない杉崎の姿が印象的っでした。

 そして、卒業式の全行程を終えた後の「最後の生徒会」が本当に本当にヤバい。全生徒達を返した碧陽学園で、生徒会の5人がそれぞれの本音を打ち明けあうんだけど、杉崎の考えを理解した上で「それでも、自分を“一番好き”になってほしい」と本当の気持ちを突きつける椎名姉妹が、同じ事を思いながらも何も言わない知弦さんが、これまでずっと色々なものを抱え込んできた杉崎に対して掛けた言葉がアツかった。そして、個人的には会長との関係が「恋愛」という言葉で容易にくくわれてしまわなくて嬉しかった。当人の自覚がないだけで少なからずその気はあるんでしょうけど。それぞれ違う形で様々な物を抱え込んできた二人が最後に吐き出した本音が切なかった。

 それにしても、時には身体を張ってでも自分の意思を貫き通そうとした杉崎の思いに対し、普段の「生徒会」というおちゃらけをそぎ落とした4人からの心からの一言が。なんかもうあの一言だけで全部報われた気がするから凄い。っていうかほんとあの展開は反則だったと思います泣くから!ほんと泣くから!!

 最高の『ハーレムエンド』をありがとうございました。短編はもうちょっとだけ続くようだし、新メンバーになった「新生徒会編」も出る予定らしいので、そちらも楽しみにしてます!

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