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俺はまだ恋に落ちていない 2

[著]高木 幸一  [絵]庭

「てんてんはかですね…貴方は馬鹿ですか!?」「…す、すみません」ある日、赤井は詠羅に一目惚れした後輩の相談を受ける。必死に頼み込む彼の姿に心を動かされ、赤井はやむなく詠羅を紹介することに。デートの約束に喜ぶ後輩とは対照的に、心落ち着かない赤井、傷つく詠羅。そんな中、前に誘った約束を恵衣美に問い詰められ、赤井は恵衣美とデートをすることに!?「動物園。ただし、ワタシが見たいのは、…エイラだけどね」詠羅と後輩のデートを見守ることになった赤井と恵衣美。すれ違う気持ちはどこへ行くのか!?トライアングル・ラブコメディ第2弾。 (「BOOK」データベースより)

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 詠羅に一目惚れしたという後輩に「彼女を紹介して」と頼まれてやむなく彼女とのデートの約束を仲介することになった赤井。詠羅と気まずい雰囲気になり、一人で悶々としていたところに恵衣美や他の面々が首を突っ込んできて……というお話。

 これは良い修羅場。三角関係コメディなんていってるけど恵衣美詠羅に赤井のクラスメイト・空河や詠羅に一目惚れした後輩の道を巻き込んだ五角形が一触即発状態でバチバチ火花を散らしていて、そこに輪の外から田所兄が介入のきざしをみせていたりして色々すごい。

 あとがきでも触れられているとおり、赤井は良い意味でも悪い意味でも「ヒーロー体質」なんだなあ。1巻ではその「友人の知人程度のどうでもいい関係の人相手でも身体を張れる」というヒーロー体質が良い方向に働いたけど、今回はそれが最大限悪い方向に働いてる。関係性の希薄な相手に対しても平等に身体を張れるというのはある意味、距離の近い人たちや自分自身の気持ちを自分のポリシーの為に犠牲にできるということでもあるわけで。

 せめて互いの気持ちを知らないで…の行動ならとにかく、赤井自身はまだ『恋に落ちていない』としても詠羅が自分に惚れていることをある程度でも自覚した上で後輩に詠羅を紹介してしまう赤井の行動はどうしようもなく「ありえない」んだけど、それを周囲がモヤっとしつつも「赤井なら仕方ない」と思ってしまうのは、彼ら自身も彼のヒーロー体質に救われた経験が少なからずあるからなんだろうなあ。(ただ、田所姉妹に関しては1巻の一連の事件程度の事で今回の一件を許してしまえるほどの絆が育っていたのかといわれると物凄く疑問が残るんだけど…)

 ところで、田所・山城・赤井が喧嘩慣れしすぎてて胸のときめきがおさまらないんですが短編とかで田所が荒れていたと噂の3人の中学時代編とかやらないですかね!!

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