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ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです

[著]榎宮 祐  

ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。世界を「クソゲー」と呼ぶそんな二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へと召喚される。そこは神により戦争が禁じられ、“全てがゲームで決まる”世界だった―そう、国境線さえも。他種族に追い詰められ、最後の都市を残すのみの『人類種』。空と白、二人のダメ人間兄妹は、異世界では『人類の救世主』となりえるのか?―“さぁ、ゲームをはじめよう”。 (「BOOK」データベースより)

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 榎宮さんというと以前読んだ漫画があまり肌に合わなかったので敬遠してたんだけど、このラノやらなにやらで物凄く評判が良かったので気になって購入したら……これは面白かった!引きこもりのゲーマー兄妹“空白”が、全てがゲームで決まる異世界に召喚され、人類を含み16種の知的生命体間で行われている“国取りゲーム”に参加することになるお話。

 人の心の動きから様々な事を読み取る兄、高すぎる知性で様々な事を見通す妹。一見無敵に見える二人が強敵とのゲームを勝ち抜いていく様は見ていて爽快なんだけど、文字通り「2人で1人」な二人の唯一の弱点に、これまで2人が受けてきた様々な傷が垣間見えて。強者であると同時に“弱者”として様々な傷みを受けた彼らが国取り合戦から脱落寸前の人類種を纏め上げていく様がたまらなくよかった。

 そして人類種の元王の娘にして多分ヒロイン?なステフが可愛いのなんの。路銀に困った空がとある勝負に勝って交わした“誓約”により行動どころか感情まで強制され、強制的に沸き起こる感情に振り回されながらも同時にそれとは別のところで空に惹かれていく様子が可愛すぎる。これは巻を重ねたらきっと自分の感情が自分自身のものなのか強制されてのものなのかわからなくて悩むんだろうなあと思うともう今からワクワクが止まりません!そしてメイド服のやりとりで悶絶しましたステフ可愛いよもっと辱めたい。

 スレイヤーズ世代的にはなんだか懐かしい、厨二ワードにルビ点満載の文章に読み始めは戸惑いを感じたけど、良い意味で全盛期の富士見ファンタジア作品を思わせるはちゃめちゃファンタジーでした。これは続きが楽しみ!!

 しかし、あとがきの使い方がまさに作家挿絵兼業でなければできないなあという力技ぶりで、とてもニヤニヤする。ラノベにありがちな挿絵と本文の齟齬もなくバッチリと合っていて、そりゃあ同じ人が書いてるから当たり前なんだけど、そういう意味でも素晴らしかったです。

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