STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ | 今日もだらだら、読書日記。

STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ

   
原作
5pb.×ニトロプラス

2010年冬。アキハバラテクノフォーラムの夜、岡部倫太郎と比屋定真帆を襲った怪事件から数日後。真帆のはからいで、八ヶ月前の牧瀬紅莉栖の記憶を基にした人工知能「Amadeus」と対面した倫太郎。だが、自分の知る紅莉栖とはどこか異なる反応に、行き場のない空虚さは増すばかりだった。そんな中、岡部は突然橋田至から「椎名かがり」という人物と、紅莉栖に関わる相談を持ちかけられる。それらの問いは、心中に困惑と言いようのない不安を侵食させていく。静かに、しかし確実に。過酷なる運命が岡部と真帆の周囲で蠢動しはじめていた。禁断の函の中の「彼女」が秘めるのは、希望か、それとも絶望か―(公式サイトより)

個人的お気に入り度数
 β世界線で紅莉栖を救えなかった岡部とその仲間達の「その後」の物語第2巻。岡部と出会う前の“彼女”の記憶を移植された人工知能との出会いやこの世界線の未来で発生する第三次世界大戦に向けた動きが表面化していったり、こちらの世界線ではこれまで出張ってこなかったあの組織が動き出したりする激動の巻。

 しかし、色々な意味で今回は(今回も?)橋田親子がおいしいところをもっていった感。「だーりん」での出会いとは一味違った、どこかぎこちないもどかしい関係にニヤニヤするなぁ。戦士として育てられた鈴羽が「現在」の世界線にこそかけがえのないものを感じ、過去改変を躊躇うようになる展開もとてもよかったです。しかしダルは派生作品まで追うと本当にチートぶりが引き立つというか、本当にこの人普段何してるの。

 そして重く激しい展開の連続の中、暖かいクリスマスパーティから突然のクライマックスっていうかこの引きは酷い!!!未来のまゆりの娘の椎名かがりをはじめとして未回収の伏線がどうやって繋がっていくのか、とても楽しみです。というかドラマCD聴いてたら次巻のタイトル(「無限遠点のアルタイル」)には期待せざるをえないよね!!
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