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正解するマド

[著]乙野 四方字  

野崎まどが脚本を手がけたテレビアニメ『正解するカド』のノベライズを依頼された作家・乙野四方字は、何を書けばいいのか悩むあまり、精神を病みつつあった。ついにはアニメに登場するキャラクター、ヤハクィザシュニナの幻覚まで見はじめる。記憶をなくしたというザシュニナに、乙野は一縷の望みをかけて小説の相談をするが…傑作SFアニメから生まれた、もうひとつの「正解」とは?衝撃のスピンアウトノベライズ。(「BOOK」データベースより)

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 アニメ「正解するカド」のノベライズを担当することになった主人公(作者)。ところが、いつまでたっても1文字も書けず、悩んでいるうちに、今度は部屋の中に「正解するカド」に登場するキャラクター“ヤハクィザシュニナ”を名乗る存在が現れる。幻覚だと思い好きにさせていたが、次第に流れがおかしくなってきて……?

 最初の原稿書けない描写がリアルすぎて、いま同人の原稿やってたら死んでた

 ノベライズの原稿のこと、仕事のこと、原作者である「野崎まど」さんのこと、そして自らの家庭のこと……正解するカドを題材にした私小説風のなにか…と思いながら読んでいたら、突然物語が急展開してSFのようななにかとしての本性を見せはじめて、終わってみたらまぎれもなく『正解するカド』とはまた別の『正解するマド』だった。何を言っているかわからないとおもうが俺も(略)

 カドとは何も関係ないようできちんと「カド」のアニメを追いかけるようにして作られた物語だったし、作者自身の私小説のようでありながら「カド」のキャラクターが主軸に置かれたまぎれもないスピンアウトでありました。終盤で一気に種明かしされる展開は最高にドキドキして、いかにもSF小説といった空気を感じる仕掛けの数々にゾクゾクする。とても面白かったです。

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