これでもかっていうくらいの急展開に前期試験直前だって事も忘れて読みふけってました。まさに「急転直下の急展開」。ちなみに上下巻ですが、いちいち分けるのもめんどいので両方一気に解説させてもらいます。
急に宗介に下されたかなめのボディガードからの撤退命令。新しくやってきた上司との衝突、使いこなせない<アーバレスト>への苛立ちに加えかなめへの自分の気持ち、「自分が今何をしたいのか」と普通の少年のように悩む宗介が印象的でした。
その直前の散発シーンからの打って変わっての急展開の連続にハラハラするわ、どきどきするわ、もうほんとに翻弄されっぱなし。個人的には長編の中でも一番くらいに好きかも。SRTのメンバーの過去が少しだけ明かされてきたのも、ちょっと気になります。
今まで宗介がかなめや<ミスリル>、そして<アーバレスト>に感じていたジレンマを全て解消していくクライマックスの方のくだりは爽快で、一気に読み進めてしまいます。
そして、今回は本当にかなめがかっこいい。
宗介が途中まで非常にかっこわるいので(笑)その存在が目立つのでしょうが。とにかく、散々置いて行かれる立場におかれながら彼女は置いて行かれるヒロインじゃないところが魅力なんですよね。
下巻の冒頭カラー挿絵のかなめが非常に可愛くて好きですv
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