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サイコロジカル 上 兎吊木垓輔の戯言殺し

[著]西尾 維新 [絵]竹 

友がかつて率いていた<チーム>の仲間、兎吊木垓輔に逢う為、『堕落三昧』斜道卿壱郎博士の研究所へやってきた玖渚友といーちゃん。なんとか研究所から兎吊木を救出しようとする玖渚だが、兎吊木はその研究所から出る気はないという。
「きみは玖渚友のことが本当はきらいなんじゃないのかな?」
兎吊木はいーちゃんに、そう問い掛けるが…
 

1巻以来久しぶりに玖渚友といーちゃんコンビがメインの話。前編ということであまりストーリー的にここが!!というポイントは無いですが、<チーム>時代の玖渚・ER3時代のいーちゃんなど、今まで語り手である「いーちゃん」が意図的に触れてこなかったであろう時代の麟片を色々と覗かせてくれます。“玖渚の事が好きか”と答えられれば即否定するのに、“嫌いなのか”といわれれば答えられないいーちゃん。なんだか二人の言葉では言い表せない複雑な関係を象徴しているようで面白いです。

『戯言殺し』との邂逅の御蔭か、今回はいーちゃんが非常に普通の少年っぽくて、読みやすかったなあ。1・2巻は本当に感情移入できなくて困った主人公だったので…3巻から少しずつ移入しやすいキャラになってきたけど、これはいーちゃん本人の変化なのか、それとも一時的なものなのか。

あと<チーム>リーダーとしての玖渚が偉くかっこよかったです。
彼女の<チーム>時代の話ももっと読んでみたい。

新キャラクター的には、間接的な会話ではちょくちょく出てきたけど本格的には初登場の音々さんや春日井春日など、相変わらず素敵なおねーさんキャラが多くて姉萌えの私的には非常に満足です。特に音々さんが非常に良い。是非今後も活躍して頂きたい。更にツンデレ美少年(と勝手に認定)の志人君が色々な方向で盛り上げてくださいますね(*´д`)

最後の最後でいきなり急転直下。次巻での決着が楽しみです。

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