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リバーシブル 1 黒の兵士

[著]水月 昂 [絵]方密

実際に存在する街「セントラルシティ」で破壊活動を繰り広げるという主旨のネットワークゲーム“マスケラ”。非合法なこのネットワークゲームにハマり、毎晩ミッションをこなしていく俺達7人グループだったが、ある日“マスケラ”を持ってきた先輩・相馬が失踪してしまう。しかも、それ以来周囲に危険な事件が起こり始めて…
 

面白かったとは思うんですが、なんか全体的に印象が薄い感じ。ヴァーチャルリアリティのネットゲームとか汎用殺戮アンドロイドとか主人公の父が残した《調停者》と呼ばれる不思議なデヴァイス等、燃えポイントは色々あったはずなのですが…。一番最初の“マスケラ”をプレイしているあたりが描写もかっこよく、スピード感があって、一番面白かった気がします。あとはイマイチ…。

一番痛かったのは、やはりなんとなく先の展開が読めてしまった事かな。上手くどんでん返しに使えば強烈なインパクトを残しそうな要素を沢山内包しているのに、序盤で「あ?、ここはひょっとしてこうなるんじゃないかな」と思えてしまうのが痛かった。それともラノベの読みすぎでこういう展開に慣れてしまった結果でしょうか。昔はこんな深読みなんぞできなかった気がするんですが_| ̄|○

《調停者》もイマイチ凄そうなところが伝わってこなかったです。敵に狙われているのなら主人公の父が何故送ってきたときに警告を発しなかったのかというのも謎だし(普通に何も言わずに送ったら息子がお土産だと勘違いして濫用することくらい考えておけよ!)逆に何故そこまでして敵に狙われているのかという理由付けも不鮮明で、とりあえず凄いんだということしか判りませんでした。《調停者》よりもヒロインの伊緒の方が余程凄く見えたよ!!とても普通の高校生とは思えない能力の高さに呆然です。実は中身40歳軍属の経験豊かなナイスミドルとかってオチはないよね!?

ネットワークゲームをプレイしている人間としては、序盤の和美の「現実と仮想世界の境界が曖昧に?」云々というセリフが一番印象に残りました。印象に残っただけで後半の展開に特に響いてなかったのが切ない限りですが。続編は…まあ気が向いたら読もうっと…。

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