お・り・が・み 外の姫 | 今日もだらだら、読書日記。

お・り・が・み 外の姫

[著]林 トモアキ [絵]2C=がろあ?

偶然記憶をなくした“魔殺商会”の魔人・みーこを拾った翔希。同じ頃協会では、“魔王の側近”であったころの記憶を利用して魔界への道を開こうという目論みが進んでいた。協会のやり方に疑問を覚えた翔希はみーこを連れて協会の元から逃げ出し、ゼピルムに身を寄せる。一方、みーこを救いたい鈴蘭は“魔王”として覚醒しようとするが…
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前の2巻と比べるとギャグ比率が低めでちょっと寂しかったけど、面白かったです。

やはり、地味に2巻で伊織が記憶を取り戻してしまったのがマイナスと言うか…以前ほどはっちゃけた行動をしてくれないので切なかったです。ちょ、お前そんなシリアスキャラちゃうだろ…!!!みたいな。

今回は協会から逃げ回る翔希とみーこがメイン。一途でヘタレな勇者・翔希は結構好きなキャラだけど、そろそろ勇者らしい活躍をしてほしいですね。今回も魔王としての力に目覚めた鈴蘭に美味しい所を持っていかれまくりだったのがちょっと残念。ラストの口上はかっこよかったですが。というか未だにどの辺の能力を持って「勇者」なのかイマイチわからないよねw

一方、影で大活躍するのが主人公こと鈴蘭です。伊織家の地下に居る魔人達とガチンコバトルでわかりあい、もったいぶって翔希達の追跡に加わってはみるものの魔人3人、ぜんぜん役立たず。魔人達と共に今回髄一のギャグシーンを演出したと思ったら、ゼピルムのエルシオンとのバトルでは最強に燃えさせてくれます。

過去の記憶を取り戻したみーこさん。「お・り・が・み」序盤での彼女と「マスラヲ」で口調が違うのがこういうわけだったんですね。個人的には前のおっとりお姉さんタイプも良いけど、記憶を取り戻したみーこさんの方が好きだったりします。

次の話は水着!な話ということで、おばかな展開を期待。
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