« 6月 2017 7月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

キノの旅XI The beautiful world

[著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白

キノが立ち寄ったとある国では、大人達が大きな焚き火にテレビとつなげて遊ぶゲームや、マンガしか描かれていない本や、集めて遊ぶカードゲームなんかを燃やしていました。国の大人達に頼まれ、国の子供達と会話をしてみたら…?「子供の国」他10篇を収録。そして今回の「あとが(略)
   個人的お気に入り度数
ヤァミンナ!年に一度のキノの旅最新巻ダヨ!!
のべるのぶろぐ。さんの紹介文にうっかり噴いたのでちょっとパクってみた)

今回はいつも以上に「キノ」らしくて面白い。やっぱりキノは長編よりも短編の寄せ集めの方が面白いな?とおもう今日この頃。というかこのくらい殺伐としてないとダメだとおもう(それもどうかと)。現代の何でもアニメやゲームの所為にしようとする大人達のような人々が集まる「子供の国」、ネタがどうみても某巨大掲示板な「つながっている国」、そしてサブタイトル界歴代ロングタイトルギネス記録を狙ったとしか思えない「アジン(略)の国」がお気に入りだったりします。

特に「アジン(略)の国」は、タイトルからしてもう明らかにネタ話だろうと思って掛かったらキノらしい殺伐さと優しさが共存する非常に良い話でした。全部書いたら5P半にも及ぶ長い長い国の名前を小さな子供がしゃべれるようになったら真っ先に覚えさせるという住民達の真の意図に気がついてしまうとちょっとジンワリしてしまったり。遠まわしに、そしてあっさりと後日談を語っているラストの語りも素敵です。

そしてすっかり恒例となりつつある「あとがき」。"みつけやすい"あとがきの方が何気に見付け辛いと思ったのは私だけでしょうか。普段読み終わるまでカバーはずさないので危うく見落とすところでした…。

こちらの記事もオススメ

  • [著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白 山の中に80歳前後の長老と10歳くらいの少年という2人の山賊が居ました。彼らは2人とも大きな望遠鏡を持ち、山の下にある道路...
  • [著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白 その国では毎朝“歌姫”と呼ばれる国民的人気歌手である少女の歌が放送されていた。珍しく彼女の歌を手放しに褒めるキノだったが、...
  • [著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白 「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。しばらくして、ようやくそれが何...
  • アリソン読んでいても何度もおもったんだけどこの人断然短編の方が上手いね。 なんか長編読んでてだれるんだよなあ・・・私だけでしょうか。 すごい久しぶりのキノ新作で...
  • 学園キノ 発売:2006.7発行:メディアワークス[著]時雨沢 恵一 [絵]黒星 紅白 先月発売された「ドクロちゃんです」の時雨沢さんの部分に関する感想で 時雨...
※ 90日以上前に投稿された記事へのコメント・トラックバックは受け付けておりません