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戦闘城塞マスラヲ Vol.3 奇跡の対価

[著]林 トモアキ [絵]上田 夢人

死なない程度ならどんな妨害でもあり…のカーレース「聖魔グランプリ」が始まった。様々な妨害工作により、大多数のペアが脱落していく中、徐々に戦いはヒデオ&ウィル子、リリー&伊織、翔希&エリーゼ、リョータ×エルシアの4組の戦いに絞られていくのだが、ヒデオの体調に異変が起きて…!?
   個人的お気に入り度数
聖魔グランプリを描いた「奇跡の代価」でのヒデオの活躍が半端じゃなくかっこよかったです。引きこもりが故のネガティブ思考が上手いこと働いてしまって結果オーライ的な部分もあったけど、めちゃくちゃ熱いバトルを楽しめたのでこちらとしても結果オーライ。ウィル子の力を使うことに対する「代価」を、理由はどうあれあっさり軽いと言ってのける姿も無駄にかっこいい。ラストのオチが、ウィル子の事をさりげなく気遣ってるヒデオのさりげない優しさを象徴するようでとても好き。この話は、ほんとお気に入りです。

そして熱い展開が満載の聖魔グランプリ編「奇跡の代価」から、どうみても某アイド●マスターネタな「私を地中海に@連れてって」、■MRネタな「既知との遭遇」の2編のギャップが激しすぎる。しかし、久しぶりに引きこもり全開のヒデオの姿は見ていて落ち着くと言うか…思わずニヤニヤしてしまいました。あと、2巻?聖魔グランプリにかけて、前作シリーズキャラが出張りすぎな印象を持っていたので、ここで一旦魔殺商会の面々と手を切ってくれたのは嬉しかったかも。

ただ、巻を重ねるにつれて「お・り・が・み」を読んでいないとつらいネタが少しずつ増えてきてるような気がするのが、「マスラヲ」からこの人の作品に手を出した人間の立場としては凄く気になる。物語が進むに連れて、マスラヲのキャラクターはほぼ人数固定のままなのに対して、前作キャラがどんどん揃い踏みしてきてるからかなあ。引きこもりと言う設定から、なかなか自分では動き出さないヒデオに対して、リリー(鈴蘭)が今にも主人公オーラ出しはじめそうで、なんだかあぶなっかしく思えてしまうのです。

特にリュータが主役を貼る「ANOTHER ROUND」でのリリーのかっこよさは異常で、そんなかっこいい鈴蘭の姿を拝めたのが嬉しいというのもあるのですが、一方で『前作主人公』なんだからあまり出張らないで欲しいなあと思うところもあり、なんだか複雑な心境でした。確かに、彼女が出張ったのは物語で言えば中盤までで、ちゃんとラストはリュータとエルシアが締めてくれるんだけど。

というかですね、最近の彼女の立ち居地がすごく、続編時のどっかのスーパーコーディ様に見えるのよ……ね……

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