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ムシウタbug 6th. 夢恋する咎人

[著]岩井 恭平 [絵]るろお

花城摩理とモルフォチョウの謎を追う一之黒亜梨子は、寧子、愛理衣、霞王の3人を仲間に引き入れ、摩理を虫憑きにしたという“三匹目”を探す事に。殆ど情報の明かされていない三匹目の僅かなその手がかりを得るため、4人はハルキヨ達が情報の拠点としていると言われている図書館に赴くが…
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「ムシウタ」外伝シリーズ最新巻。なんか最近本編よりも「bug」シリーズの方が面白(ゲフンゲフン!)

三匹目を巡って摩理の存在すら疑われ、様々な部分で迷いながらも力強く進んでいく亜梨子の話と、ハルキヨの過去にまつわる話。幾つかの謎が明かされたり、本編とのリンクも上がってきてますますクライマックスへ向かって加速してきた印象。そして、クライマックスに向かえば向かうほど、なぜか影が薄くなる主人公(……)

最初の「夢めくる司書」、流行だからってなんにでも腐女子出せばいいってもんじゃねえぞ!!と思ってしまった腐女子の私。いや、実にムシウタらしい壊れキャラで素敵でしたが、彼女も。まあしかしハルキヨと関わってる腐女子なら霞王を男体化する前に、ぜひともハルキヨと梅でカップリング妄想していただきたかったです。いや、もうそのカップリングネタは妄想しつくしたのか、そうなのか。女キャラの男体化は受の女体化以上にマニアックですよ!?(そこはツッコミどころ違う)

後は「夢進む蝸牛」が良かった。亜梨子と“管理人”、そして局長・一玖皇嵩との対決が熱かったし、自らの恐怖に打ち勝ってがんばった“まいまい”も可愛い。ムシウタシリーズらしい、素敵な話でした。

「夢望む訪客」では9巻でメインを張った少女・赤瀬川七那が登場。うーん、“魔法使い”が死んでひねくれる前はこんなことになってたのか…“魔法使い”や周囲の人たちの想いを考えると、なんとも複雑な気分。というかあのときの「大喰い」の目標は誰だったのかが地味に気になるのですが。まさか彼女が……ってことじゃないよね?

そして、何といっても今回の見せ場は表題作・「夢恋する咎人」。梅の視点からハルキヨの過去が明かされる訳ですが、予想以上に梅のキャラが良かった。ハルキヨは行動がぶっとんでるのでイカレキャラに見られやすいですが、この話を読む限りはどうみても精神的には梅のほうがぶっとんでるじゃないか。というかハルキヨは割りと普通の精神してるというか…Dクラの甲斐氷太タイプだよなあ…見事に。

壮絶な過去を持ち、その中で自らの気持ちをもどこか偽りながら、自らの境遇に対してもがき続けるハルキヨと、梅のコンビが素晴らしかったです。今後の彼らの活躍が俄かに楽しみになってきました。

もうなんていうか、梅×ハルキヨでいいんじゃね?

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