てめぇら、とっとと金返せ! 魔術士オーフェン無謀編1 | 今日もだらだら、読書日記。

てめぇら、とっとと金返せ! 魔術士オーフェン無謀編1

[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也

金貸しをやりながら一人旅を続ける黒魔術士・オーフェン。ところが、地人の兄弟ボルカン&ドーチンに振り回され、身入りの無い日々を送っていた。しかも彼ら持ち込む依頼はヘンテコなものばっかりで…!?
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1年半ほど前に大人買いして、「はぐれ旅」1巻を読んだまま積みっぱなしだったオーフェン。「なかなか積読が減らないの!」と泣きついたら既読の友人から「たぶん無謀編のほうが読みやすいよ!」というありがたいアドバイスを戴きました。というわけで、金貸し魔術士のオーフェンがクリーオウやマジクと出会う前に出会った依頼を描く、短編集です。

………うーん、面白い事は面白いんだけど、こういうのって最初にやったもの勝ちというか、最初に読んだ作品の一人がちというか……ちょっと正確歪んでるけど才能はある天才系キャラが何かおかしい変人達に振り回されて…みたいな展開は、スレイヤーズすぺしゃるやフルメタの「?」シリーズに代表される富士見F系短編集のテンプレート的展開ですよねー、という感じで、1巻なのに全く始めて読んだ気がしないというのはどういうことだろう。

学生時代に「スレイヤーズすぺしゃる」を文字通り飽きるまで読破した(シリーズ30巻中20巻まで頑張ったよ!)身としては、あまりにも目新しさがなかったと言うのが本音だったりする。いや、どっちがどっちの二番煎じというのは論じないとして、単純にこのテの話は読み飽きてるんだ…私にとっては。きっとスレイヤーズとオーフェンをリアルタイムで交互に追いかけていけば、素直にこちらはこちらで楽しんで読めたんだろうなあ。なんで私、スレイヤーズはほぼ全部読んだのにオーフェンは未読なんだろう……(しかも「エンジェル・ハウリング」は途中まで読んでいるという不思議)

今のところ同時代に人気を二分した富士見の「スレイヤーズすぺしゃる」シリーズと違う部分を見出せなかったので、どうしても絶賛は出来ないかなぁ…。1編あたりの分量が少ないので、気分転換に崩していくには良いかもしれませんが。噂によると、無敵属性執事が出てからが本番らしいので、一気に件の執事が出るところまで飛ばすのもありかなあとか思う今日この頃です。

あ、忘れてた。ちっさいキリランシェロかわいいよキリランシェロ。過去編のためだけにシリーズ追いかけてもいいと思うくらいには可愛かったよキリランシェロ!!無感情系生意気天才っ子と逆ツンデレ系お兄さんなコンビは萌えますね!!
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コメント

  1. くら より:

    懐かしい、当時ドラマガで連載してた時、読んでたなぁ
    個人的にはコギーとキース(執事)がからんだ話が面白かった
    と思います、あと2巻の書き下ろし(うろ覚え)とか、積本
    の話は人ごとじゃないですねw自分も読んでない本が100
    冊を越えたあたりから全部消化するのは諦めましたwあと
    オーフェン本編は唐突に終わったと思うのは私だけだろうか
    もっと続くものだと思ってた。

  2. うらら より:

    コギーはなかなか良いキャラですね。執事は色々な意味で凄そうなので楽しみですw
    積読、消化するのを諦めたわけじゃないですよ!いつか老後に読み(強制終了)

    ラストに関しては、まだ1巻しか読んで無いので、なんともかんとも…^^;