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魍魎の都  姫様、それはなりませぬ

[著]本宮 ことは [絵]堤 利一郎

諾子の屋敷の庭で咲いている山吹の茂みの所から、陰気臭い童子の泣き声が聞こえてくる。いい加減うっとおしくなってきて話を聞いてみたら、「川へ連れて行って」と頼まれて…。些細な事で則光と喧嘩をしてしまった諾子は、山吹に付いているそれを連れて再び屋敷を飛び出すのだが…!
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“シリーズ完結編”……だと……!?
なんかやたらと後半駆け足だとおもったらちょおま…!打ち切り?というわけで、“見鬼”の能力を持つおてんば姫・諾子を中心に繰り広げられる平安ラブコメ第二弾。

面白かったんだけど、なんか後半から突然駆け足になって、身もフタもなく敵が倒されて…そのまま「え?あれ、完結??」という感じ。なんか中盤まで書いたところで編集部から打ち切り宣告され、強引にオチをつけたような感じが透けて見える気がするのはきのせいかなぁ…1巻に登場したメインキャラ人数だけではオチがつけられないから、強引に諾子と則光の話にしぼってとりあえずそこだけでも終わらせました、みたいな。あらすじに今回一切出てこない藤原道長への言及がある事を踏まえて、やはり途中で強引に展開を変えたような気がしてならない。四天王も季武しか出てこないし、とにかく物足りなさばかりが漂う。

特に今回のボスの倒され方が…ひどいなぁ…1巻での手ごわい“天狗”像とあまりにもかけはなれていて、ポカーンとしてしまった。後半の諾子と則光のやりとりが最高だっただけに、それ以外の部分が特に酷く感じてしまう。素直になれない二人が背中合わせに、ポツリポツリと本音を漏らし合うところなんか、ほんと素晴らしいのに。その後の照子と諾子のやりとりにもニヤニヤがとまらなかったのに。電車の中でごろごろ転がりたくなるくらい素晴らしかったのに!!

もうなんというか、もっとこの二人のもどかしいやりとりを拝んでいたかったよ?!としかいえない。四天王についてもまだ語られきれてない感じがするし敵の目的やなんやらには全く触れずにおわってるし…とにかくこれで完結だなんて、あんまりだ!

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