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さよならトロイメライ

[著]壱乗寺 かるた  [絵]日吉丸 晃

普通の学校で普通の高校生生活を送っていた藤倉当麻の前に突然現れた美少女転校生・巫城都。彼女の手で意識を奪われ拉致同然の状態で連れてこられたのは、何故か全寮制の私立御城学園だった!?しかも<トップ3>とやらに選ばれてしまい、<パートナー>の少女に付きまとわれ、嫌々ながら新しい学園での生活を始めた当麻だったが…

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これって推理モノだったんだ!?(お前富士ミスをなんだと)いや、ぶっちゃけ、富士ミスお得意のL・O・V・E寄せ系青春ラブコメだとばかり…。そんなわけで、学園内で起きた殺人事件に主人公が立ち向かうというお話です。殺人事件が起きたときに頭を殴打されたような感覚を受けましたすいません。

うむむ、つまらなくはなかったけど主人公の独白にクセがありすぎて、ちょっと読みづらかった。とにかく主人公の思考タレ流しな一人称なのですが、脱線するわ回りくどいわセルフツッコミ入れすぎだわでなかなか本線が掴めない。序盤の1?2章くらいまでは「な、なんだこの文章はww」と新鮮さにニヤニヤしながら読めたんだけど、この一人称で推理とかやられた日にはもう…!!そういえば、ハルヒを初めて読んだときも同じような感覚だったなあ…この感覚がクセになるという日が私にも来るのでしょうか。

元々ミステリーの中でも推理モノは長らくご無沙汰していたので(というか、元々あまり推理がメインの話って得意ではない。かつてミステリーばかり読み漁った自分は何処にいったんだろう…)推理部分が正直とても辛かったです。この作品の推理が面白くないというより、これはもう自分自身の嗜好の問題で。しかも一生懸命当麻の推理についていこうとしたらそういうオチかよっ!!!オチのしょんぼり具合が半端じゃありません。ひどいや絶望したっ!!やっぱり富士ミスは富士ミスだったんだ!!

読みづらいけどクセのある主人公の独白は結構興味を引かれるものがあるし、キャラクター達もちょっと不思議要素混ざってそうな物語も結構素材としては興味を引かれる…んだけど、ツボに来そうでハマりきれなかった部分が強かったです。終盤の当麻のがんばりっぷりは見事だったのですが、これがまた結構後ろ向きになって全力疾走ルパンダイブ!!ただし10歩先は断崖絶壁みたいな!という感じなのであれえー?という感じで。お嬢様の…あれはなんと表現すればいいのか…さりげないデレっぷりはとてもよかったですが。

個人的には阿久沢がとても気になるので、とりあえず続きも読んでみる。

ガーゴイルおるたなてぃぶ

[著]田口 仙年堂  [絵]日向 悠二

普段はガー助って呼ばれてる自動人形、俺の名はガーゴイル。遠くの町を守る最強の門番にあやかって名づけられた。猪崎市のとある雑居ビルが俺と相棒の住処だ。そこで駆け出し錬金術師のひかるとなんでも屋「鳥屋」を開業し、普通じゃ解決できない仕事を引き受けてる。暴走ダチョウの捕獲が済んだら、次の依頼は見たことも聞いたこともない巨大生物の相手だと!?どーすんだ。俺に任せすぎんなよ尻デカ天パー女!新“錬金”コンビが贈るハートフルコメディ。(「BOOK」データベースより)

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吉永さん家のガーゴイル」と世界を同じくし、本編でも少しだけ登場した古科学者と新米錬金術師・ヒカルともう一人のガーゴイルの戦いを描く番外編的シリーズ。

バトルメインの展開自体は悪くはないんだけど、無理にバトルシーンを増やそうとして持ち味である人情味とかご近所成分が潰されてしまってる印象で、それがかなりキツイかなぁ…というか、物語の裏にはちゃんと「ご近所成分」がありそうな気配がするのに、それを描いて貰えないというのが凄くもどかしい。ご近所成分不足でとても欲求不満。

キャラ立てが終わる前にバトルに入ってしまっているので、各キャラに感情移入しづらい。特に高原喜一郎という、本編でしっかり描かれているキャラが登場するとどうしてもそっちに目が行ってしまう。ていうか喜一郎可愛いよ喜一郎。

ヒカル達が古科学を憎むようになった理由も中途半端にしか語られず、当事者であった千秋はとにかく、ヒカル達がそこまで彼らを憎む理由がイマイチ伝わってこなかったり。基準がどうしても本家本元の吉永家&ガーゴイルになってしまっているからか、ヒカル達の心が狭いように感じてしまう。うむむ……。バトルもいいけど、もうちょっとその前にキャラ立てをがんばってほしいというか…。

とりあえず、本家「ガーゴイル」とのクロスオーバーが気になるのでもう少し読んでみたいと思いますが、できれば次はもうちょっとバトル置いておいてキャラメインの展開にしてほしい……。

キノの旅VIII

[著]時雨沢 恵一  [絵]黒星 紅白

「あー…」運転手が口を開いた。力のない声だった。「何さ?キノ」モトラドが聞いた。キノと呼ばれた運転手は、ポツリと「お腹すいたな」「だったら、止まって休む!空腹で倒れられたら―」モトラドの訴えを「はいはい。何回も聞いたよ、エルメス」キノは流す。エルメスと呼ばれたモトラドは「分かっててやってるんだから」呆れ声で答えた。「そもそも、あの国が滅んでいたのがいけない」カーブを抜けながら、キノが言った。―お腹をすかせたキノとエルメスが辿り着いた場所には、盆地の中央を埋め尽くすように、数百人の難民が集まっていた…(『愛のある話』)他、黒星紅白が描くイラストノベルも含め全8話収録。 (「BOOK」データベースより)

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アリソン読んでいても何度もおもったんだけどこの人断然短編の方が上手いね。
なんか長編読んでてだれるんだよなあ・・・私だけでしょうか。

すごい久しぶりのキノ新作でかなり楽しみにしていたのですが、
同人人気が出てしまった所為なのか今回やたら萌え狙いっぽい作品が多くてしょんぼり。
「悪い事はできない国」の挿絵が狙いすぎだと思ったのは私だけじゃないはずだ。
エピローグの「船の国」はあまり感じなかったんですが、友達のサイトで
「シズキノ狙ってるのか」みたいな文章読んで違和感の正体になんとなく納得してしまったり・・・。

っていうか挿絵のキノがどんどん女の子っぽくなってきてますよね。
これがキノじゃなくて黒星さんが描く別作品の、キノ似の女の子なら普通に可愛いと思うのですが。
っていうか今回キノにマツゲと胸の膨らみが・・・やたら強調されていたような・・・(苦笑)
船の国の挿絵も普通に可愛いんですが、「男と見紛うような女の子」ではなく
単なる「ボーイッシュでクールな女の子」って感じになってしまっていて、それはキノじゃないなと。
キノは中性的だからこそエロカワイくて萌えなんだよ!!(訳のわからない主張)

話は「歴史のある国」が一番面白かったと言うかこれと「船の国」以外の話は全く印象に残らなかったというか。
船の国はキノ出さなくていつもくらいの長さだったら普通に面白かったんじゃないかと思うよ。

でもこの本後書きだけで600円出してもいいよ本気で。
今回の後書きは騙されましたね。電車の中で吹きましたね!!(笑)