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読了記録まとめ[2013年1月分]

1月の読了冊数は13冊でした。

2013年1月の読書メーター

読んだ本の数:37冊 / 読んだページ数:7825ページ

やましいゲームの作り方 (ガガガ文庫)やましいゲームの作り方 (ガガガ文庫)感想

粘着音のつくりかたわろた。面白かったけど、エロゲ会社でのエロゲ製作と学園生活どっちの描写もいまいち盛り上がりにかけたかなあという気持ちが若干…。

読了日:1月3日 著者:荒川 工

生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)感想

“これからも彼らの日常は続いていく”とゆるっとほの暖かく締める終わり方がとても好きでした。原作にあったシリアス展開は一切挟まず、あくまで彼らの幸せで閉じきった日常のみを描ききって原作に帰って行くような終わり方が素敵。あと、会長と杉崎のキャッチボール話の破壊力やばい!!はがないコラボは買い逃がしていたので収録してくれてありがたかったです。

読了日:1月10日 著者:

ハイキュー!! 4 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 4 (ジャンプコミックス)感想

序盤からスガさんの熱意にきゅんきゅんさせられた!思うようにいかず試行錯誤を続ける日向を激励する先輩たちの頑張りが熱い。練習試合の真剣なぶつかり合いと、それとはうってかわっての試合前後の両校選手の仲良し具合にものすごくときめいた。セッター二人のコミュ障対決可愛い。キャプテン二人の昼行灯対決ニヤニヤする。西谷さんまじ旭さん大好きすぎて微笑ましい!旭さんのガラスハート……。そして田中先輩いつのまにそんなに意気投合しちゃったの!男子高校生全開すぎるやりとりにニヤニヤとまらなかった。

読了日:1月11日 著者:古舘 春一

魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)感想

伝奇系ちょいエログロ暗黒ラノベかとおもったらむしろ重たい設定をツマミに人外ヒロインたちとのちょっとかみ合わないサツバツとした下ネタ系会話劇を楽しむのがメインだったみたいな。前者を期待していたので、おおう、となったけど面白かったです。主人公は死にかけてるんだからもうちょっと瀕死ぶり強調しても良かった気がする

読了日:1月15日 著者:森田季節

生徒会の土産  碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)感想

いろいろ開き直った葉露君のリリ姉へのぶっちゃけ具合にものすごいニヤニヤする。そして本編並行で進んでた2シリーズに綺麗なオチをつけてからの、シリーズ登場人物勢ぞろいの二次会のぐだぐだっぷりが最後まで彼ららしく、とてもたのしかった。生徒会の中だけではじまった閉じた物語にこれだけたくさんの人物が関わってきたのだなあとおもうと感慨深い。枯野マジツンデレ。あとオチがまさかの兄さん。

読了日:1月16日 著者:葵 せきな

新生徒会の一存  碧陽学園新生徒会議事録 上 (富士見ファンタジア文庫)新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上 (富士見ファンタジア文庫)感想

1年の時に旧生徒会メンバーによってフラグを立てられた(ただし杉崎側のみ一方的にw)杉崎が、色々合ってこんどは自ら新生徒会メンバーとのフラグ構築の為に奔走するお話。メインのお話も楽しいけど、旧生徒会メンバーや家族や幼馴染、そして学校では親友やら宿敵やらに支えられながら孤軍奮闘する姿が楽しかった。風見めいくとの相棒関係も美味しいなあ。

読了日:1月17日 著者:葵 せきな

時には玩具のように (ぶんか社コミックス)時には玩具のように (ぶんか社コミックス)

読了日:1月17日 著者:葉月 かなえ

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)感想

序盤の揺らがない夏川真凉さんどこいってしまったんだよ可愛すぎる…あと黒歴史ノートが過去最大級にズルい

読了日:1月17日 著者:裕時 悠示

鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)感想

実はギャグだよと聞いてはいたけど聞いてた以上にはげしくギャグだっためちゃくちゃ笑ったwww仲悪しな似た者同士は良いものです。

読了日:1月18日 著者:江口 夏実

ROBOTICS;NOTES -Pleiades Ambition-1 (アライブコミックス)ROBOTICS;NOTES -Pleiades Ambition-1 (アライブコミックス)感想

日高親子の昔の仲良し親子っぷりが可愛すぎる。何度も壁にぶつかって挫折を経験した昴の複雑な心情は原作ゲームでもうっすらとわかるように描写されていたけど、改めてロボットに対する情熱やただ真っ直ぐに夢に向かって突き進もうとするロボ部(というかアキちゃん)への内心の屈折した感情が見て取れて、とてもよかった。

読了日:1月19日 著者:空十雲,5pb.

メガネ男子ピンク奉仕 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)メガネ男子ピンク奉仕 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)感想

「コスプレは脱がしちゃだめなんだ!!」まったくそのとおりだとおもいます描き下ろしの着衣じゃんけん!が!!個人的には、メインの話以外は全体的にもうちょっと受の子に恥じらいとツンがあったほうが好みなんだけど、攻めの子の着エロ関係のこだわりが大変美味しかったです。女装じゃなくても徹底的に受けの子を脱がさない徹底具合が素晴らしいと思いました。あと「恋愛マニュアル」の、普段寡黙なのに突然饒舌になる攻おいしい。

読了日:1月20日 著者:なるしすのあ~る

ぼくらの 1 (IKKI COMIX)ぼくらの 1 (IKKI COMIX)感想

基本設定は知っていたけど、あらためて初手から既に全力で全滅エンドの予感しかしない…

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 2 (IKKI COMIX)ぼくらの 2 (IKKI COMIX)感想

その後の運命が明確になってしまったぶん、選ばれた子供たちがその時までをどうやって生きるかに焦点が…今巻で犠牲になった2人がどっちもとても良い子達なのでとてもやりきれない。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 3 (IKKI COMIX)ぼくらの 3 (IKKI COMIX)感想

「精神がまともなの、加古と古茂田くらい」でなんとなくあーっとなった。加古はほんとに普通の少年の反応だよなぁ。そして本田さん色々壮絶…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)ぼくらの 4 (IKKI COMIX)感想

チズの最後せつない……。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 5 (IKKI COMIX)ぼくらの 5 (IKKI COMIX)感想

うわあ、敵の正体うわあ………。マキちゃん良い子…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 6 (IKKI COMIX)ぼくらの 6 (IKKI COMIX)感想

キリエと田中さんの会話、考えさせられるなあ。先生はあれだけ色々あったのに変わらずドクズ……

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 7 (IKKI COMIX)ぼくらの 7 (IKKI COMIX)感想

コモの最期せつなすぎる……

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 8 (IKKI COMIX)ぼくらの 8 (IKKI COMIX)感想

アンコの話の最後の最後でジワっときた。ウシロが〜、というのはなんとなくそんな予感がしてたけど、最後のカナちゃん!?

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 9 (IKKI COMIX)ぼくらの 9 (IKKI COMIX)感想

ま、前巻から引き続きわかりやすい死亡フラグ会話はやめるだーー!!カナちゃんけなげすぎる…。マチちゃんの正体はとにかくコエムシがって……えぇっ!?

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 10 (IKKI COMIX)ぼくらの 10 (IKKI COMIX)感想

ウシロとマチの旅にジワジワ泣かされるわ二人のもどかしいやりとりにニヤニヤしたりしてたらこれだよ……これ…だよ……。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

ぼくらの 11 (IKKI COMIX)ぼくらの 11 (IKKI COMIX)感想

最後の最後でコエムシがかっこよすぎて困った件。ウシロの戦闘はもうちょっと綺麗に終ると思ったのに最後の最後で壊滅的に救いなかったなあ…。

読了日:1月20日 著者:鬼頭 莫宏

H+P(10)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(10) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

エリス様ナイスFUTOMOMO!!(コメント書いてる最中にエラー出て消えたのでなんかもうこれだけ書いておけば良いような気がした)

読了日:1月21日 著者:風見 周

おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)感想

ノーザルツ公の追及をかわしつつ、歴戦のオジサマを口説き落とすレティまじ男前!!クライマックスのやりとりで転がった。

読了日:1月22日 著者:石田リンネ

H+P(11)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(11) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

だめだこの主人公なんとかしないと…。恭太郎より恭太郎を説得するアレスタがかっこよすぎたので、もうそろそろ彼に日の目を見せてあげてください。あと、姉ちゃん反則すぎワロタ。

読了日:1月22日 著者:風見 周

H+P(12)  ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)H+P(12) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)感想

正直、タイトルで判別できない短編集を完結目前に挟むのやめろしと思うんだけど、カリギュラと桜子の話はこのタイミングでないと入れられなかったよなあ。11巻の恭太郎の行動に対してフォロー入ってたのはよかった。

読了日:1月23日 著者:風見 周

ラストゲーム 3 (花とゆめCOMICS)ラストゲーム 3 (花とゆめCOMICS)感想

合宿からの遭難→お見舞いコンボとか、あと蛍君をふまえた微妙な三角関係っぽいアレとか、もうなんかほんとニヤニヤとまらないやばい。

読了日:1月23日 著者:天乃忍

ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? (MF文庫J)感想

2巻のラストがアレだっただけに、最初からクライマックスすぎる。片割れを見失った白が壊れそうになりながらギリギリの所から「真実」を見出していく展開がアツかった!しかし、本当にもとの世界で何があったというんだ…//あとがきからもれ出てくる流れが色々家庭内製手工業すぎてヤバい。本文に挿絵にコミカライズの下書きまでってどんだけ…

読了日:1月24日 著者:榎宮祐

H+P(13)  ?ひめぱら? (富士見ファンタジア文庫)H+P(13) ?ひめぱら? (富士見ファンタジア文庫)感想

さいごのさいごで中○しだの生○だのと壮絶な生々しさだった…そこはファンタジーのままおわらせてくれよ!本編終了時点でメルルちゃん15歳も正直ギリギリ感ありすぎるけどカリギュラ様11歳はガチでアウトだとおもう。

読了日:1月25日 著者:風見 周

暁のヨナ 10 (花とゆめCOMICS)暁のヨナ 10 (花とゆめCOMICS)感想

テジュンが残念すぎて可愛すぎる。少しずつヨナ一行に感化されて良い方へと変わっていくのがアツかった!そしてヨナ姫かっこよすぎ。

読了日:1月26日 著者:草凪みずほ

うそつきリリィ 10 (マーガレットコミックス)うそつきリリィ 10 (マーガレットコミックス)感想

主人公カップル関係ない所で三角関係デキたりほもゆりな四角関係が出来上がっている…!!太陽の孤立無援っぷりがさすがの不憫No.1男子だなあ。表紙見て一瞬最終巻かとおもったむしろヒドい引きで次巻につづいてた。

読了日:1月26日 著者:小村 あゆみ

どうにもならない (Dariaコミックス)どうにもならない (Dariaコミックス)感想

独占欲強いやんちゃ系年下攻×可愛い系で無防備男前な年上受美味しい…!!メインのカップリングが好きすぎるんだけど、途中からパパンが可愛すぎて目が離せなかった…どっちのカップリングも大変美味しかったです。親子でストーキングと盗撮しすぎふいた。

読了日:1月28日 著者:桐祐キヨイ

フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)感想

表紙と主人公の名前につられて正直すまんかった…序盤はアキちゃんがずっと彼シャツ状態だったので大変美味しかったです。それはおいておいて、すごい、主人公含め登場人物にキチガイしかいない(※褒めてる)サスペンスっぽい何か。色々導入部分という感じなので今後の展開が楽しみ。

読了日:1月28日 著者:村山渉

フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)フキゲンシンデレラ(2) (電撃ジャパンコミックス)感想

サラシをはがす場面が大変いかがわしい。そして主人公の過去うわあ…TSだけじゃなくて、微妙に二重人格状態になってると見ていいんだろうか?伏線ばかり増えていく感じで、どういうふうに回収していくのか楽しみ。

読了日:1月28日 著者:村山渉

アーマード・マーメイド (富士見ファンタジア文庫)アーマード・マーメイド (富士見ファンタジア文庫)感想

びっくりするほど正統派なスポ根系近未来バトルものだった!主人公が自分の実力を自覚し、底辺から必死に努力して、今の自分に何ができるか考えて、必死に周囲に喰らいつき、おいついていこうとする姿がアツい。なんだかんだで潜在能力に目覚めそうな気配だし、色々一筋縄ではいかない黒幕もいそうだけどその辺も今後どうなっていくのか楽しみ。幼なじみとの無自覚夫婦具合がたまらなかったです。

読了日:1月29日 著者:風見 周

はたらく魔王さま!ハイスクール! 1 (電撃コミックス EX 185-1)はたらく魔王さま!ハイスクール! 1 (電撃コミックス EX 185-1)感想

用務員な芦屋も大変微笑ましいけどヒキニートストーカー生徒会長な漆原が可愛すぎてそれだけで元をとった気分に。しかしどうせ学パロなら原作をアレンジしながら踏襲する展開じゃなくて一通りキャラだしした後はオリジナル展開とかではっちゃけてくれてもいいきがするんだけど。そういえば恵美は普通に高校に通っていてもおかしくない年齢だった…(素で忘れてた)

読了日:1月30日 著者:和ヶ原 聡司

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)感想

最後の1Pが反則過ぎる!!未来の王としては優しすぎるレティの考え方にいろいろなことを気づかされ、そして憧れていくアストリッドの姿にニヤニヤした。あとノーザルツ公とレティの似たもの同士が故の奇妙な信頼関係美味しい。

読了日:1月31日 著者:石田リンネ


読書メーター

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択

[著]石田 リンネ  [絵]起家 一子

三カ国で領土争いをしているグラン山が燃えた―。次期女王たる自分にしかできないことをするため、レティは騎士のアストリッドを連れて王城へ戻る。ところが、大規模な支援をもぎ取ったレティに魔の手が!グラン山に戻る道中、罠にかけられたレティは、アストリッドとともに渓谷に転落。グラン山で指揮官を任されていたデュークはその報を聞き…!?最強女王伝説、奇跡を願う第4弾。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 いつか来るだろうとおもってたけどついに来たアストリッド回!前巻からの続きで山火事の対処に向かったレティ。デュークとクレイグを現地に残したまま一度王城に戻り、大規模な支援を取り付けたまでは良かったが、戻りの道で襲われて!?……というお話。

 なんというか、2人の兄達とはむしろ仲が良いのにそれを許してくれないお国の事情が本当にやりきれない。本人達に争うつもりはないのに周囲がそれを煽り立てる状況が辛かったです。しかも、それをやってる本人達はそれが彼らの為になると思っているのがまたなんというか…。

 そんな中、レティとふたりきりになってしまったアストリッドが、未来の王としては弱点にすらなりうるレティの「優しさ」に触れ、これまで以上に感化されていくのがとてもよかった。殺してしまう事よりも難しい、「全員を生かしたまま事態を解決させる」ということをレティの命令ではなく(レティの言葉に感化されたからとはいえ)自らの意思として行おうとする姿に胸が熱くなりました。

 また、物語の幕間で展開される過去未来の王たちとのやりとりがまた、良かったなあ。“失恋王”という間の抜けた渾名からは想像できないような重いものを背負ったルートガーの姿に、ゾクリとしながらもかっこいいとおもってしまった。

 しかし、色々な意味で最後の1Pに全部もっていかれた感がぬぐえない!!これまで恋愛色が殆どなかったデュークとレティの関係ですが、これは今後は色々と期待しても良いということですよね!?色々な意味で次巻から本気出しそうなデュークとの関係の進展にもワクワクが止まりません。続きが楽しみ…!!

アーマード・マーメイド

[著]風見 周  [絵]雅

“陸喰い”と呼ばれる謎の怪物の出現により、全世界の70%の土地が喰い散らかされた世界。人類は“マーメイド”と呼ばれる戦士を育成し、陸喰いと戦いを繰り返していた。汐崎旭は幼なじみである緋桜夕海との約束を果たすため、補欠ながらもマーメイド養成学校“白鯨学園”に入学する。だがそこは男女比が1:9の完全女性主義な学校で、落ちこぼれの旭はいきなり退学をかけて勝負することに…!?新世代のバトルファンタジー、萌え×燃え全開で堂々の開幕。(「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 「きるらぶ」「ひめぱら」の風見周さんの富士見ファンタジアでの新シリーズ。陸地や人間を喰い荒らす怪物“陸喰い”と戦う戦士“マーメイド”を養成する学校に補欠で滑り込んだ主人公・旭がチームメイトたちと最初はいがみ合いながらも少しずつチームとして成長していくお話。

 気持ちだけは一人前だけど実力も才能も底辺な主人公が最初は気持ちばかりが空回りだった所から実力を認識し、落ち込んだりしながらも少しでも弱点を補おうと努力を続ける姿がアツい!潜在能力自体は色々ありそうな雰囲気なのですが、あくまで努力して強くなるというのが良かった。スポーツじゃないけど、爽やかスポ根系なノリ。あとバトルのクライマックスでキメゼリフを吐ける主人公は良いものだ!!!

 そして、幼なじみの夕海との両片想い的夫婦っぷりがたまらない!!恋人同士ではないけどお互いを大切に思い合ってることがしっかりと伝わってくる様々な仕草の描写が、本当にかわいいかった。わかりやすすぎるツンデレなリズも可愛い。女子生徒が殆どの学校という設定だけど「ひめぱら」の時のような過剰なエロ描写もなくて読みやすかったです。個人的にはこのまま下手に新キャラだしまくってハーレムにするとかじゃなくて、現在の関係性をあくまで主眼に据えて4人の関係をじっくり描いていって欲しいなあ。

 過去の夕海の「事故」に関することとか明らかに一筋縄ではいかなさそうな黒幕の存在とか、今後どういう風に展開していくのかも気になる。続きがとても楽しみです。

ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……?

[著]榎宮 祐  

ゲームで全てが決まる世界“ディスボード”―人類種の王となった異世界出身の天才ゲーマー兄妹・空と白は、世界第三位の大国『東部連合』に、その大陸全領土と“人類種の全権利”を賭けて行う起死回生のゲームを仕掛けたが、直後。謎の言葉を残して空は消えてしまった―…引き離された二人で一人のゲーマー『』(くうはく)。消えた空の意図、残された白、人類種の運命は!そして獣耳王国の行方は―!?「言ったろ“チェックメイト”って。あんたらは…とっくに詰んでたのさ」対獣人種戦決着へ―薄氷を踏む謀略が収束する、大人気異世界ファンタジー第三弾。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 空の不在から始まるシリーズ第3巻。2巻ラストの流れからもわかっていたことだけど、もう開幕からクライマックスすぎた。片割れを見失った白が壊れそうになりながらもギリギリの所でステフの何気ない一言から「真実」を見出していく展開が凄い!まさかの真犯人と、白への信頼と自分自身の彼女への想いの強さだけを頼りに狂気のゲームに身を投げ出す空の姿はとてもアツいんだけど、それと同時に自分よりも片割れの存在のほうが重い二人のありかたが、改めて恐ろしくアンバランスに見えました。なんかほんとうに、絶妙なバランスで成立しているよな…。そしていじめっこと弄られっ子が増えたよ!!

 ゲームに勝ち、強力な協力者を得た上で改めての対獣人種戦は、ギャルゲちっくなガンシューティングゲーム。色々とどうみてもぎゃ○がんです本当にありが略。前半のゲームでは白が空への思いの強さを試される展開だったけど、後半は見事に逆。色々な意味で、白のシューティングの腕がはんぱなさすぎて面白いんだけど、それ以上に些細な条件で敵味方が入れ替わってしまうシステムを利用した駆け引きが面白かった!そして獣人種が彼らの勝ちを揺るがさない様に何重にも仕掛けてきたチートを時には容易周到に、時には紙一重で突破していくのがアツかった。常勝故にゲームで勝つことを楽しめない、楽しんではいけないと考えているいづなと、薄氷の上を歩くようなギリギリの駆け引きを愉しむ故に常勝な“空白”。似ているようでまるで違うありかたに、すこしずつ感化されていくいづなの姿にとてもニヤニヤしました。

 それにしても、彼女が見た空の“記憶”といい、現代日本を模したステージで兄妹が見せた反応といい、なんか彼らの過去にはまだまだ色々とありそうなんだよなあ……。次巻は海棲種とのバトル!ということでそちらも楽しみなんだけど次回予告のタイトルはあくまで仮の深夜テンション的なアレなんですよね?いや、私にはご褒美なんですけど……兄が○○○○て……。

 ところで、あとがきからもれ出てくる流れが色々家庭内製手工業すぎてヤバい。本文に挿絵にコミカライズの下書きまでってどんだけ…

おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱

[著]石田 リンネ  [絵]起家 一子

次期女王として初の外交(という名の従姉の結婚式)に出ることになったレティは、デュークを連れてイルストラ国へ。しかし護衛の騎士達が次々と腹痛に倒れ、やむなく応援を呼んだレティの前に現れたのは、“国境将軍”と名高い副騎士団長クレイグだった!彼とレティの父・現国王との間には、深い因縁がある。だがレティは、彼を同行させると言い出し!?最強女王伝説、花嫁にもなる第3弾。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 従姉妹の結婚式でデュークを連れ隣国に向かうことになったレティ。彼女には、結婚式のついでに済ませたい用事があった。ところが、旅の最中にアクシデントが起きてつれてきた従者がデューク以外使い物にならなくなってしまう。しかも、イルストラ国では、肝心の花嫁が行方不明になるというとんでもないトラブルが発生していて…

 隣国でつれてきた従者達もおらず、デュークも他の事件の調査に向かわせて……とほぼ孤立無援の中、イルストラ国で起きているトラブルの対処に奔走するレティ。なぜか花嫁の不在を執拗に疑うノーザルツ公の追及の目をかわしていく手並みは鮮やかなんだけど、これまで「何の力もない王女」として世間の目をあざむいてきたからこその、知識はあっても経験不足な彼女の弱い部分が透けて見える展開が面白かったです。たとえ人知を越えた能力を持ち、王となる運命を背負っているレティも完璧ではないんだなあ。

 そんな状況の中、デュークに代わり彼女の傍に付くことになった“国境将軍”クレイグ。現国王との不和によりナイトオブワン候補筆頭ともいわれた信頼を捨て、わざと最前線に身を置く彼の気持ちをほぐし、少しずつ自分へと目を向けさせていくレティのタラシっぷり……もとい手腕はさすがでした。

 王としての考えと彼ら自身の考えが別にあると示唆しながらふたりのわだかまりを解き、彼が一度諦めた夢を再び叶えさせる為に手を伸ばすレティが本当にかっこいい!特に、クライマックスのやりとりにはシビれました。

 そして気になるフラグを残しつつ次巻へ続くなんだけど、一難さってまた一難のハードな状況、レティがどうやって立ち向かっていくのかとても楽しみ。

H+P(13) ‐ひめぱら‐

[著]風見 周  [絵]ひなた 睦月

姉・神来桜子の命令によりカルタギアの女王・カリギュラと結婚すると一度は宣言してしまった恭太郎。しかし愛する“トレクワーズの五美姫”との約束を守るため、彼は無謀な決闘を姉に申し込む。ところが恭太郎は決闘を申し込んだ次の日から、ユフィナ、レイシア、エリス、アルト、メルルらとイチャイチャでラブラブな生活を送る始め、桜子の感情を逆なでしていく。だがそれは、ある男から託された壮大な計画の始まりだった!?究極のエロコメディーがついに完結。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 シリーズ完結編。ハーレムエンドになるのは既に既定の路線という感じだったけど、うーん、予想以上の範囲の広さでハーレムが形成されてるなあ。

 史上最強の姉・神来桜子との最終決戦!みたいな大きなイベントごとはあったものの、基本は両想いになったトレクワーズの五美姫とのイチャイチャラブラブがメイン。正直、恭太郎の考えには色々モヤモヤしてしまうことも多いんですけど、姫様達も納得済みのハーレム展開だし、世界観的にはいけない事じゃないしな…。ただなんというか、恭太郎はよくも悪くも「ハーレムラブコメの主人公」という、物語にとって都合の良い存在から抜け出せなかったなあと思う。

 明かされた一連の物語の真相を聞くと、正直恭太郎よりもガイルーン視点でこの物語を見てみたかった気がします。まあ、それやるとジャンル変わっちゃうんだけど。あと、さりげなく物語の裏で展開されてるアレスタの恋物語にニヤニヤしました。色々な意味で凄い所に着地しちゃったけど、幸せになれてよかったねアレスタ…。

 エロ描写、シリーズ初期の奇をてらったエロは笑って読んでたけど途中から変に奇をてらいすぎてあざとすぎて引くわ、逆にマンネリだわみたいな感じになりその辺は本当にきつかったんだけど、シリーズ終盤、お互いに素直になってからのエロコメ描写はとてもよかったです。良い仲になったお姫様達とのイチャイチャは見ていてとても可愛かったです。

 しかし、色々な部分をファンタジーな設定で誤魔化して綺麗に落としにかかったんだから、最後まできっちりとファンタジーを貫いて欲しかったというか、ラストでお姫様達が次々に中に出せ云々言い出す場面とか、カリギュラ様が第二次性徴迎えたからもうヤっても大丈夫とか最後なんでこんなに生々しいの!?

 メルルの見た目もかなりギリギリアウトじゃないかなって思うんですけど、カリギュラ様11歳とか年齢的にはアウアウにも程があってマジ誰か止めろ……。

H+P(12) ‐ひめぱら‐

[著]風見 周  [絵]ひなた 睦月

「判決をくだしますっ!神来恭太郎被告を死刑に処すっ!」突然言い渡された判決に恭太郎はただただ呆然とするしかなかった。「俺がいったいなにをした!?」そんな叫びに対して提出された証拠はどれもえろえろな事件ばかりで!?秋祭りに行けばお姫様たちから誘惑され、呪いのぱんつ事件が起きれば強引にでもお姫様たちのぱんつを脱がしにかかる。ちきしょう!主人公ばっかりいい目に遭いやがって!!と羨ましがられながらも、恭太郎のはーれむ地獄(天国)は今日も続く―ちょっとエッチでらぶらぶなエピソード満載!そしてカリギュラもついに××しちゃう!?大興奮の最新刊登場。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 富士見は完結目前にトラップ的に短編集まぜてくるのそろそろやめませんかね凄い心折れるんですけど!かといって短編集出さないまま完結すると未収録短編を放置したりするからほんとこのレーベル油断ならない……

 カリギュラと桜子が主従関係を結ぶまでのあれこれを描いた番外編「神来桜子には誰も敵わない」がとてもよかった。王女としての矜持は持ちながらもどうしても我侭王女という一面が強かったカリギュラが自分よりも圧倒的に強い桜子に振り回されながらも、少しずつ彼女の強さと優しさに心を開いていく姿がとても可愛いんだけど、11巻ラストだけだと色々な意味でキャラが掴みきれてなかった恭太郎の姉・桜子という人間を最終決戦前に掘り下げてくれたのが良かったと思う。現在の恭太郎にとっては恐怖ばかりが先行する姉かもしれないけど、頭が硬いだけでなくてちゃんと誠意を持って話せばわかってくれる人物だと解っただけでも、今後の展開に対して明るいものが見えた気がしました。

 前巻ラストの恭太郎の発言には本気でイラッとしてて、その件に関するフォローが一応はいってたのも良かったんだけど、なんか本当に色々と紙一重なこれ……何のフォローもないままじゃなくて良かったけど、どうしても言い訳っぽく感じてしまう部分も多かったし、切腹しようとしていた時点までは、どうかんがえても一連の発言や行動は「逃げ」だったと思うので……うーん。最終巻でこの気持ちをふっとばしてくれるようなかっこいい姿を見せてくれることを期待したいです。

 っていうか、今回の件で見えてきた桜子の性格からして、11巻ラストの発言はむしろ墓穴掘ってるよなぁ…どうなることやら。

H+P(11) ‐ひめぱら‐

[著]風見 周  [絵]ひなた 睦月

「『お嫁さんになっちゃうのは誰だ!?ラブラブちゅっちゅウィーク!』開幕なのじゃ~!」カルタギアから無事にトレクワーズに戻って来た恭太郎と五美姫たち。しかしホッとしたのも束の間“淫魔の左目”と呼ばれるサキュバス・ディルケーがサキュバスの女王・ネレゲイドを復活させてしまう。だが“男性経験”のない姫さまたちにはサキュバスに対抗しうる力はない。そこでピコル師匠の提案で、恭太郎がユフィナ達の中から一人、えっちをする相手を選ぶことに…。かくしてトレクワーズのお姫さまたちによる恭太郎“誘惑”合戦が幕を明けた!果たして彼と“えっち”するお姫さまは誰なのか。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 ついに復活してしまったサキュパスの女王・ネレゲイド。彼女の“魅了”に立ち向かうには処女を捨てなければならない…ということで、とにかく1人でもいいから五美姫の誰かとえっちをしてくれ、とピコルに頼み込まれてしまった恭太郎。同時に、サキュパスへの耐性をつけるためお姫様達と出来る限りたくさんキスをするようにと頼まれるが……というお話。

駄目だこの主人公なんとかしないと。

 これカタブツじゃなくて「ヘタレ」って言うんだよね知ってた。結局、自分が「1人としかエッチしたくない」って言ってるくせにその1人を選ぶ事が出来ず逃げ出し(本人は「立ち向かう」っていってたけど、恭太郎がネレゲイドに勝てる見込みが全くないのは誰もが解ってる話で、そんな特攻はただの逃げだとおもうので)、アレスタに説得されて全員を選ぶっていいだしたとおもったら今度は姉の命令で……ってちょっと不誠実にも程があるよ。いや、前巻であれだけ良い感じになっていたユフィナと結ばれなかった時点でハーレム展開なんだろうなあという予想はしていたけど、最後のアレがちょっと本当に、なんだかなあ。正直、今回の恭太郎の態度には胸糞悪さしか感じない。

 なんか、描写自体はエロいものの、これまでのあざとさばかり感じていたお色気展開とはうってかわったお姫様達の初々しい反応とか恭太郎が全員の気持ちを知ったからこそできる可愛らしいかんじのエロスとか、5人が仲良し姉妹であるがゆえに恭太郎を独り占めしたいと思う一方で「誰か1人を選んで欲しくない」と感じるジレンマ・心の葛藤が物凄くしっかり描かれていただけに、それに応えるべき恭太郎の態度のグラつきっぷりにイライラしました。いやほんとうに、こういう話ならハーレムエンド自体は悪くない流れだとおもうんだけど(特にこの物語の場合、絶妙に全員と恭太郎の好感度が一定になっているので「1人だけ選ぶのが無理」というのもわかるんだよな)、本当に恭太郎が「男らしくあれ」と思っているなら一度決めた気持ちを曲げないで欲しいというか、ほんと最後のアレ酷い。

 まあ、最終巻でもういっかい一転してなんとかおねえちゃんと対決して元鞘納まる展開なんだろうけど、姉さん圧倒的すぎで笑う。スレイヤーズでいう「郷里のねえちゃん」がうっかり本編出てきちゃったくらいの破壊力だったわけですが、もう間違いなく彼女がラスボスになるの確定っぽくて、どうなることやら。正直、楽しみといっていいかわからないけど、ここで止めたら胸糞悪すぎて辛いので最後までちゃんと読みたい気持ちです…。まあ、ハーレムラブコメとしてはこのくらいの主人公で丁度いいんだろうけど、やっぱり女の子萌えするにはちゃんと男の子のほうに惚れるだけの魅力があって欲しいんだよね…。

 しかし、アレスタが一世一代の大活躍すぎて、ちょっとは彼にも日の目をあててやってよと思うレベルでした。というか、恭太郎を連れ戻す時のアレスタがかっこよすぎる悔しい!

 あと、エリス様の破れストッキングの挿絵なんでカメラさんあと30センチ下げてくれなかったんですかエリス様のフトモモ!!

H+P(10) ‐ひめぱら‐

[著]風見 周  [絵]ひなた 睦月

サキュバスの“魅了”によって魔力を奪われ、王仕としての資格を無くしただけでなく、アレがフニャフニャなまま、色んな意味で役に起たな…じゃなくて、立たなくなってしまった神来恭太郎。サキュバスの“魅了”に打ち勝つ方法はたった一つだけ。それは―愛する女の子とらぶらぶえっちをすることだった!愛する王仕を救うため、王女達もカリギュラも、国同士の垣根を越えて精一杯の愛情をもって誘惑することに!「声を我慢してくれ!すぐに終わるから!」「我慢するなんて無理ぃ」果たして恭太郎は“魅了”を解き、アレも復活させられるのか。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 8巻のラストからもっと泥沼展開になるとおもいきや、プロローグであっさり利害が一致して共闘はじめよったこの姫様達!!サキュパスに魔力を奪われ、勃たなくなってしまった恭太郎(とアレスタと2000人の王仕様+α)の魔力を取り戻す為、別行動を取っていたアルト・メルル以外の4人が次々と本気でラブアタックをかける、というお話。

 相思相愛が条件であるため、これまで好意をあまり表にだしてこなかった姫様達が遂に本当の気持ちを打ち明ける展開がとてもよかった。これまでとおりのお色気シーンももちろんあるわけですが、他の巻と比べて恭太郎との心の絆が強調される展開なのであざとさを感じなかった。というか、元々五美姫の中ではエリス・ユフィナが好きだったので今回はその2人に焦点が当たってて美味しかったです。

 特に、これまで自分自身にも自覚がなかったユフィナが今回の件をきっかけにちゃんと自分の気持ちを見つめなおし、少しずつ素直になっていくのが可愛い。カリギュラ様も可愛いけどいろんないみで幼女だしな…。個人的に、恭太郎とくっついてほしいヒロインをあげろと言われたら即答でユフィナなんだけどなー。

 あと、女体盛りエリス様のあらわもないフトモモ+生クリームデコレーション美味しく戴きました!!!!!エリスさまマジフトモモ要員。この巻の表紙のエリス様も大変おいしかったです。

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上

[著]葵 せきな  [絵]狗神 煌

私立碧陽学園生徒会室―そこは選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園…だった。少なくとも去年までは。前生徒会メンバー桜野くりむ、紅葉知弦が卒業し、椎名姉妹が転校した碧陽学園。三年生となった杉崎鍵は、新生徒会の活動初日、誰ひとり生徒会室に来ない中で美少女新役員四人に向けて、満面の笑みで叫ぶ。「全面戦争と行こうかぁっ、新生徒会」これは碧陽学園新生徒会メンバーの、愛すべき日常が始まるまでの記録の一端であり、ひとりの少年の奮闘記でもある。「生徒会の一存」アフターストーリー始動。(「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 旧生徒会メンバー卒業後に1人碧陽学園生徒会に残った杉崎が、新生徒会メンバーとのフラグ構築の為に奔走するアフターストーリー上巻。

 これまでの既にフラグが互いに構築された状態ではじまった旧生徒会時代と違い、1からフラグを構築する羽目になった杉崎が驕ったり凹んだり間違えたりする姿は、本編とは打って変わってかなり「かっこわるい」んだけど、そんな杉崎が旧生徒会メンバーや幼なじみや家族、元宿敵や親友達に後ろを支えられ、なんとか孤軍奮闘していく姿が新鮮だった。不器用ながらもかつて旧生徒会メンバーにそれぞれフラグを立てられた杉崎が今度は彼女達にされたことを新メンバーに対して返していくという構図が面白い。

 新生徒会メンバーもそれぞれ魅力的なんだけど、個人的にはむしろ新しい新聞部部長・風見めいくとの共犯者関係が大変美味しかった。こう、時折フラグを立てられそうになりつつ基本的には部外者位置から利害の一致でいっしょにいるという関係性が美味しい。あと、まさかの枯野先生のポジションにニヤニヤが止まらないのですが。本当にこの人はいいツンデレだよ!!!あと、水無瀬の親父さん笑うしかなかった。

 彼女達の抱える事情や歪みを「解決」するのではなく、折り合いを付けさせて少しでも気持ちを軽くしてあげる程度の「お手伝い」をする。そして生徒会という居心地の良い場所を与えてあげる。そういう場所としての「壁陽学園生徒会」をいまいちど実感するような物語でした。

 新メンバー4人のうち2人を説得した所で残りは下巻へ。色々な意味で上巻で落とした二人よりも難易度の高そうな二人が残ってしまっているので、彼女達を杉崎がどうやって攻略していくか、とてもたのしみです。あと、次巻では新メンバーでの「いつもの生徒会会議」も収録されるらしいのでそちらにも注目ですね。

 枯野先生ツンデレ可愛い(大事なことなので2回言いました)

「お前のやりたいことや、やれることを代わりに見付けてはやれねぇけどさ!それでも……」
「お前の電池くらい、すぐに満タンにしてやんよ!」