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読了記録まとめ[2011年9月分]

9月のラノベ読了冊数は4冊でした。予想以上に読んでなかった。
境界線上のホライゾンを読もうと思いながら他の細々としたラノベに手を出し、オマケでBL漫画をオススメして貰ったのを読んだりして何が言いたいかというとホライゾンが全く進んでませんやばい。

今月読んだマンガピックアップ

忘却のクレイドル(1) (BLADE COMICS)
 発売ごとに読んでいたら設定がわからなくなってた「忘却のクレイドル」を1巻から通読。知らない間に普通じゃない身体に改造されてた少年少女達が廃墟となった島で織り成すお話……なんだけど、設定やキャラが複雑でこれは通読じゃないとなかなか判り辛いお話だったなあ。
 最後は「ナイトメア☆チルドレン」を思い出すようなちょっと切ない終り方で個人的にはとてもよかったです。



9月の読書メーター

読んだ本の数:27冊 / 読んだページ数:1994ページ
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私的「女子にも読んで欲しい」ライトノベル32選

秋の原稿は終わらないけど「俺的ラノベ32選」の流れに便乗した。後悔など1ミリもしていない。

以前からやるやる詐欺していた「男子萌えラノベまとめ記事」のためにしたためていたリストの転用です。適当に追加したり削ったりしたら32個になった不思議でした。そのため、「男子萌えできるラノベ」というあたりに充填が置かれています。元々女性ファンへの人気の高い某ラノベ(デュラララ、ハルヒ)や少女小説系は敢えて除外しました。

解説文の長さがまちまちなのは32作品も紹介しようとすると体力が足りないからなんです。最初はもっと短くするつもりだったんです……

【現代×バトル系】

(01) 賀東招ニ「フルメタル・パニック!」 (⇒感想

本編全12巻&短編全9巻(完結済)+スピンアウト(以下続刊)。紛争地帯で育った傭兵の少年と、気が強く逞しい女子高生が織り成すボーイ・ミーツ・ガールなミリタリーロボットアクション。

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(02) 岩井恭平「ムシウタ」 (⇒感想

本編11+1巻(以下続刊)&外伝全8巻。人間に異能を与える代わりに夢を喰らう『虫』に取り付かれた少年少女達が織り成す異能もの。ある者は“虫憑き”と呼ばれてさげずまれ、ある者は大人たちの組織に組み込まれて良いように使われながらもいつか普通の人間に戻る日を夢見て、そして自らの信念のために倒れていく姿が圧巻。物語も大好きだけどかっこうさんかっこいいよかっこうさん。

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(03) 鎌池和馬「とある魔術の禁書目録」 (⇒感想

本編22+2巻(以下続刊)&外伝何冊か。科学と魔術が交錯する異能バトルアクション。主人公格3人(男子)がそれぞれ違ったかっこよさを見せてくれるのが楽しい。凄いキャラ多い。

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(04) あざの耕平「東京レイヴンズ」 (⇒感想

1〜5巻(以下続刊)。現代を駆ける陰陽士のたまごたちが繰り広げる異能アクション。春虎と冬児の友情に悶えたり、大人組に転がったり出来ます。

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(05) 成田良悟「越佐大橋シリーズ」 (⇒感想

1〜5巻(以下続刊)。「デュラララ」が好きならこっちも読むといいと思います!無法地帯の「越佐大橋」で繰り広げられるお話。狗木・葛原・戌井の三つ巴関係にはもう震えるしかない。

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(06) あざの耕平「Dクラッカーズ」 (⇒感想

本編全8巻+外伝全2巻(完結済)。「レイヴンズ」「BBB」の作者が描く、現代を舞台にしたドラッグで異能バトルなお話。水原と物部の友情具合とか、物部と甲斐のライバル関係に転がればいいと思う。あと執行細胞トリオうまい。

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【青春×バトル×友情系】

(07) アサウラ「ベン・トー」 (⇒感想

本編7巻&短編2巻(以下続刊)。夜のスーパーで繰り広げられる、「半額弁当」争奪戦を描く……ベントー争奪アクション?来期アニメ枠。「熱さの無駄遣い」ってこういうこというんだなーなどと考えながらも不覚にも胸が熱くなる不思議です。

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(08) 井上堅二「バカとテストと召喚獣」 (⇒感想

本編9巻&短編3巻(以下続刊)。テストの点数によって強さが変わる「召喚獣」を使ったバトルで下克上を狙う最底辺クラスのお話。女子より男子が可愛いという不思議が発生したり、雄二と明久の友情が公式が最大手サークルだったりします。

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(09) 蝉川タカマル「青春ラリアット!!」 (⇒感想

1〜2巻(以下続刊)。バカ日本代表とその悪友とバカ日本代表に惚れてしまった暴走少女が繰り広げるドタバタラブコメ。ラブコメだけど変に恋愛恋愛してない、男子2人+女子1人の友情おいしいです。

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(10) 川上稔「連射王」 (⇒感想

ハードカバー・上下巻完結。シューティングの「ファーストプレイ・ワンコインクリア」に青春を掛けるゲーマー達の物語。竹さんとコウの師弟関係とも友情ともライバルともいえない関係がとても美味しい。川上作品の中では破格の少ページ数なので、川上作品入門としてとてもオススメ。

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【青春×ラブコメ!!】

(11) 本田誠「空色パンデミック」 (⇒感想

全5巻完結済。空想を現実だと思い込んでしまうという奇病を抱えた少女と普通の少年が織り成すボーイ・ミーツ・「空想少女」。どこからが空想でどこまでが現実なのか。足元が揺らぐような読書感覚が新鮮で、それでいて王道なストーリー展開が楽しい。あとさりげに脇役の同級生男子がかっこいいのです。

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(12) 庵田定夏「ココロコネクト」 (⇒感想

1〜6巻(以下続刊)。文研部に所属する5人の高校生達が次々と奇妙な現象に巻き込まれて……!?という青春系異能ラブコメ。現象こそ異能だけど、そこで解決されるのは等身大の高校生らしいどこにでもある悩みで……というのがミソだと思う。主人公格5人の恋愛事情と友情関係も美味しい。

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(13) 杉井光「さよならピアノソナタ」 (⇒感想

全5巻完結。「神様のメモ帳」の作者が描く爽やかでちょっぴり切ない青春小説。内容は美少女×クラシック×ロックだけど、主人公(男子)が金髪の美少年と一夜を共にしたりします。

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(14) 壱月龍一「ラ・のべつまくなし」 (⇒感想

全3巻完結。ラノベ作家×腐女子の恋物語。変に誇張されない、等身大の腐女子ヒロイン像が凄く良かった。ラノベが好きな全ての人にもお勧めしたい。

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【ファンタジー×バトル!!】

(15) 海冬レイジ「機巧少女は傷つかない」 (⇒感想

1〜6巻以下続刊。殺された家族の仇を討つため機巧魔術の最高学府に入学した少年が、自動人形の少女と共に戦うというお話。主人公が助けたヒロインと次々にフラグを立てていく系の異能バトルラブコメですが、ライバルにして喧嘩友達のロキとのやりとりが死ぬほど美味しい。背中合わせの友情は良いものです。

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(16) 細音啓「黄昏色の詠使い」 (⇒感想

全10巻完結。「色」を媒介に自分の心を詠び出す“名詠式”を学ぶ学校にやってきた、既存の5色とは違う色を纏った少年と赤の色を纏う少女が繰り広げるファンタジー。美しい旋律と鮮やかな音色に彩られた物語は是非とも女性にもオススメしたい感じ。あと爺二人の年甲斐もない背中合わせの大活躍に萌えたのは私だけじゃないはず。

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(17) 渡島健康「魔王様げ〜む」 (⇒感想

1〜2巻以下続刊。勇者として魔王を倒しに行ったら、女好きの魔王の手によって女の子にされてしまって…!?という性転換系ファンタジー。魔王に反感を覚えながらも少しずつほだされていく主人公が、現状に心地良さを感じる一方で男としての矜持を捨てられないという葛藤具合がたまらない。魔王ディンゴとのやりとりは極めて「やおい的」だと思う私がいる。

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【ダーク×ファンタジー×ミステリー】

(18) 水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」 (⇒感想

1〜3巻。“普通”を嫌う普通の男子高校生が、ひょんなことから喪われた種の復活を願う魔術師達と、彼らの依代となった代替魔術師達がお互いが持つ“根源闇滓(ルート・アンシィ)”を奪い合うという血みどろの戦いに巻き込まれてしまうお話。TS(性転換)要素があるので苦手な人は注意ですが、主人公の悪友・草太が大変よいキャラなのでショタ攻好きには全力でオススメしたい。草太×主人公もあるよ!!(ただし主人公は以下略)

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(19) 田口仙年堂「魔王城」 (⇒感想

全5巻完結。望まずに強大な力を持って生まれてしまった「魔人」達と、その子供達の「先生」に任命されてしまった青年達の物語。その力を疎み、利用しようとする人間達に完全と立ち向かう主人公・エイゴの姿が本当にかっこいい。

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(20) 虚淵玄「Fate/Zero」 (⇒感想

全6巻完結(同人版は全4巻完結)。人気ゲーム「Fate/stay night」の前日譚となる、“もう一つの聖杯戦争”。それぞれの信念を持ってあるときはぶつかり合い、あるときはすれ違っていく人間と英霊達の姿が熱く、哀しく、儚い。「Fate」本編未読でも楽しむ事ができるので、(作者は違うけど)女の子の為の「Fate」入門編としてオススメしたい感じ。

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(21) 甲田学人「Missing」 (⇒感想

全13巻完結。ちょっとワケアリな文芸部の4人+人間外の少女が、主に学園を舞台に巻き起こる怪奇現象に立ち向かう(遭遇する?)お話。かなりグロい描写があるので苦手な人は注意。クールな“魔王様”や番犬属性の俊也、自称凡人の武巳をはじめとして美味しい男子キャラが揃っております。

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(22) 綾里けいし「B.A.D.」 (⇒感想

本編6巻+短編2巻以下続刊。異能を持った女の子が悪意を持ってふしぎ事件を解決……する振りして事件を(依頼者的に)BADエンドのほうに誘発します。ショートショート形式です。出てくるキャラほぼ全員狂ってます。そして狂気な兄妹に総愛されな主人公(男)(腹の中に子供が居る)(※ついったーで書いた解説が気に入ってるのでそのままコピペするの巻)

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【「中二」は男女共通の萌えです!!】

(23) 川上稔「終わりのクロニクル」 (⇒感想

全14巻完結。佐山はラノベ界でも歴代5本の指に入る変態かっこいい主人公だとおもう。終盤で繰り広げられる佐山の演説と、「Ahead,Ahead!Go Ahead!」「Tes.!」のかっこよさは異常。あと男×男で最後まで行っちゃうラノベ。ちょっと分厚いけど「境界線上のホライゾン」ほどじゃないので気にするな!!

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(24) 林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」 (⇒感想

全5巻完結。引きこもりがひょんなことから人間外が集まるバトルロワイヤルに参戦する羽目になり、口先だけでバトルを乗り切っていくお話。ヒデオのかっこよさはまさしく「かっこよさの無駄遣い」だとおもう。

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(25) 柳実冬貴「Re(アールイー):バカは世界を救えるか?」 (⇒感想

全5巻完結。非日常に憧れる邪気眼まっさかりの高校生が、本物の異能を手に入れて……!?というお話。物語開始時点ではただの中二病でヘタレなバカだった光一が少しずつ本当に「かっこいいバカ」になっていくのがたまらない。最終巻のラストバトルのアツさやライバルである《能力泥棒》との関係もたまりませんでした。

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(26) 鏡貴也「いつか天魔の黒ウサギ」 (⇒感想

本編8巻&外伝3巻以下続刊。「15分間に最大7回死ねる」という呪いを受けた高校生が、小さい頃に結婚の約束をした少女(人間外)を守るため戦う学園異能バトルもの。大兎とヒメアのバカップル具合は「末永く爆発しろ!!」状態ですが、月光様の俺様ツンデレに萌えるために読んでも問題ありません。本編の能力インフレに疲れたら「紅月光の生徒会室」で月光デレに萌えると良いと思います。

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(27) 西尾維新「戯言シリーズ」 (⇒感想

全9巻完結。「戯言だよ」が口癖の普通の(多分)青年・いーちゃんが個性的な脇役達に囲まれて、段々人外バトルものになっていったりするお話。西尾維新をラノベとみなしてよいかどうかは諸説あるとしても、西尾維新独特の掛け合いのテンポのよさと、台詞のかっこよさはやっぱりシビれると思う。いーちゃんと人識の関係が好きでした。

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【萌えコメだって美味しいですよ?】

(28) 葵せきな「生徒会の一存(碧陽学園生徒会議事録)」 (⇒感想

本編9巻&外伝5巻以下続刊。どちらかというと「議事録」よりも短編の「黙示録」のほう。杉崎を慕うショタっぽい容姿の美少年が登場したり、クラスメイトと喧々諤々なやりとりが美味しかったり、主人公を慕う後輩(♂)がいたりして男子萌え的に美味しいです。

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(29) 田尾典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」 (⇒感想

本編全8巻+外伝全4巻(…で、年末完結予定)。ギャルゲーの世界のヒロイン達を現実世界に投影したら?というお話。これなんてギャルゲ?な世界観ですが、現実と二次元の誤差が二次元とは違った結果を生んでいくのが面白い。4巻以降男子萌えが凄い勢いで増えて女子向けに美味しくなります。

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(30) 松野秋鳴「えむえむっ!」 (⇒感想

全12巻。太郎のドM具合に耐えられれば、普通に男子萌えできるラブコメだと思うんです。お互い日陰者同士な辰吉との友情は普通に美味しいよね。

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(31) 伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 (⇒感想

1〜9巻以下続刊。メインは主人公と妹の微妙な兄妹関係なのですが、最近京介と京介の親友・赤城のやりとりが恐ろしく美味しい。秋葉原のえろいお店に行ったり、シスコン対決したりと高校生らしいバカバカしいやりとりがたまりません。

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【ばんがい!】

(32) 入間人間「多摩湖さんと黄鶏くん」 (⇒感想

多分単巻完結。ゲーム部と称してバカップルがひたすらギリギリな感じのゲームをするだけのお話。「キスババ抜き」ネタの薄い本がいっぱい出たらいいので女子にも読んで欲しいです(最悪)

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NO.6♯1

[著]あさの あつこ  

2013年の未来都市“NO.6”。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう?飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに…。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 人類の理想を実現した未来都市・No.6。エリートとして都市で英才教育を受ける事になっていた紫苑は嵐の夜に偶然「ネズミ」と名乗る少年と出会い、彼をかくまった事を切っ掛けにそれまでの生活を追われる。4年後、公園の管理局で働いていた彼は奇妙な事件に遭遇して……というお話。

 “理想的な都市”といわれているNo.6の裏側が、紫苑が事件に巻き込まれていくにつれ少しずつ見えてくる展開が面白い。犯罪も危険も何もない理想都市なんて裏があるに違いない、と思ったら予想とおりで……異端者は“排除”し、不要な情報は流れないよう“統制”する、揺り籠の様な管理社会から弾かれてしまった人間達が受ける仕打ちに背筋が凍り、少しずつ身を危なくしていく紫苑の姿にハラハラした。自分の読み進める速度がもどかしいと思うほど物語に没入したのは久しぶりかも。

 物語りも面白いけどキャラクターもとても良かった。特に頭は良いがどこか天然で時にずばりと物事の真実を見抜いてしまう主人公の紫苑と、都市の“外”からやってきた謎の少年・ネズミの関係には思わずニヤニヤしてしまう。物語は始まったばかりという感じでこれから二人がどのような形で“No.6”の謎や秘密と対峙していくのか、続きが楽しみです。

砂漠の薔薇と海の星 灼熱の悪魔はささやく

[著]あすか  [絵]由貴 海里

「そなたを俺の花嫁とする」。初恋相手と婚儀を控えたマルフォーネ王国のルセリアはある宵、盗賊のような男に攫われる。男の正体はビアラン王国の第一王子・アルバトル。『砂漠の悪魔』と名高い彼は恐ろしく整った美貌の持ち主だけど居丈高・傲慢・強引と三拍子揃った俺サマぶりで、ルセリアの初恋の相手は自分だと主張!?宮殿に幽閉されるばかりか、魔導師のジンから“出生の秘密”を見せられルセリアの混乱は極まるばかり。アルバトルの寵愛はさらなる波瀾を巻き起こし―!?灼熱の国でラブロマンスの環が回り始めた。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 初恋の相手との婚儀の直前に、ビアラン王国の第一王子・アルバルトによって攫われてしまったマルフォーネ王国の王女・ルセリア。アルバルトは初恋の相手は自分だと主張し、ルセリアを自らの宮殿に幽閉してしまう。しかし、彼女には大きな秘密が隠されていて……!?というお話。

 ただひたすらヒステリックにそして頑なにアルバルトを拒んでいたルセリアがある場面から唐突にデレるので「!?」となった。なんか物語の必要上強引にデレた感じがするというか、割りと真面目にルセリアがアルバルトにデレる要素が見当たらない。いえ、物語で描写されてない部分で色々と彼の良いところに触れる何かがあったのでしょうが、その辺の描写がちょっと足りない。物語の本線の方も伏線の張り方が露骨で話の先が見えてしまう。(ていうか“パーフェクトファントム”て……)

 一度デレた後は「ツンってなんだっけ……」状態だし、アルバルトも初期の鬼畜具合と終盤のデレデレっぷりがどうも繋がらなくて、そういう二人の気持ちの変化を見たかった私としては凄く残念でした。いう事を聞かないルセリアをアルバルトが父親のハーレムに放置する展開とか、個人的にはとても酷くて良かったと思ってたら。

 前半は結構面白いなあと思っていただけに、どうしてこうなった。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない9

[著]伏見 つかさ  [絵]かんざき ひろ

 あのルリ姉に──好きな人ぉ? どーせ脳内彼氏でしょ? (8)巻の顛末を黒猫の妹・日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい? あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウエディングドレス』2本を収録! さらにはアニメOP主題歌を担当した「ClariS」とのコラボが実現! 原作の主題歌『nexus』の発売や、作中に「ClariS」の二人が登場するなど驚き満載の特別編!!

   個人的お気に入り度数

様々なキャラクター達の口から語られる、「俺妹」特別編。

赤城と京介が『どっちの妹が可愛いか』対決をする「俺の妹はこんなに可愛い」と瀬菜と桐乃が池袋乙女ロードめぐりをする「突撃 乙女ロード!」の破壊力が半端ない。これどうみてもただのシスコン/ブラコン対決じゃないですかーー!!どんどん気持ち悪い方向に爆走していく兄コンビのやりとりに腹筋が崩壊して瀬菜の腐トークに腹筋が爆発した。なんだこれ凄い腐女子サービス回だ…!!

赤城×京介ネタは瀬菜が居る限りいつかはやってくると思ってたけど、まさか挿絵まで用意してくるとは思わなかったけど、それはそれとしてオチにそれ拾ってくるのかよ!!女性向け二次からすらネタを拾ってくる公式のフリーダムさには全力で「いいぞいいぞもっとやれー!!」なんですが正直そのネタ苦手なのでひとりの腐女子としては「うわあ」ってなりましたすいません!!桐乃君ェ……

8巻の裏側を黒猫の妹達の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』や、沙織の過去を描いた『カメレオンドーター』も良かった。特に、眼鏡を外した“現在の”沙織のスネっぷりが可愛くて可愛くて可愛くてやばい。

物語は8巻で一区切り、という感じですが今後もゆるーくフリーダムに続いて欲しいシリーズだなあ。というかいまだに8巻の麻奈美との不仲を引きずったままとか、麻奈美回がもう一回来るまでは私死ねない。

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8

[著]田尾 典丈  [絵]有河 サトル

いつまでもいっしょだ―― 「一緒の世界で、共に歩もう」ヒロイン達とお互いに気持ちを確かめ合った俺こと都筑武紀。 本来の世界と『例外レイヤー』を統合し『現実補正』を使って二つの世界にいる人々の記憶を融合……トゥルーエンドへの道筋は見えている。 しかし、そこに至るにはこの世界に存在しないあるアイテムが必須……。 どうする俺! 無いものは作るしかないのか? 俺が、あの『エターナル イノセンス』を!! 選択肢無限の真世界を奔走する青春ADVノベル、遂に完結!

   個人的お気に入り度数

シリーズ本編完結編。ナイス・ハーレムエンド!2つに分かれた世界のどちらも選ぶために少しずつ問題点を洗い出して埋めていく展開が楽しかった。まさか、FanDiscで出てきた武紀の割りと残念な超記憶力が伏線になっていたとは……。あと普久乃原さんは良い男ツンデレ

ゆうきの正体の件は何となくそれじゃないかなーと予想してはいたんだけど(というか初読時からなぜか疑いもなくそうだとおもってた)、予想以上に重い設定だったのでびっくり。個人的には「元の姿」の挿絵も見たかったなあ。

世界統合直前の、街頭運動中の人に絡まれるシーンはちょっと無理矢理な展開に見えなくもなかったけど、世間の逆風にもめげずに彼ら自身の幸せを掴む為のやりとりとしては良かったんじゃないかなと思うのです。正直、やはり武紀の理想には賛同できないですが(自分がヒロイン達のポジションになったらたぶん納得できないと思うって意味で)、でも、それが彼らの幸せの形であるというのならそれも良いんではないかと思わせるやりとりでした。まあここまできて誰か1人しか選ばないエンドっていうのもありえないですよね。

そして最後の最後まであの人の水面下での活躍が素晴らしかった。ネタバレになるのであまり深くは語りませんがてっきり今回はもう出てこないかとおもったら……まぁ!!

「だけど、お前はそれで満足できるのか?」
「もっと望め。もっと求めろ。もっと夢を見ればいい。お前は理想主義者なのだから」

(P273〜274)


フェアリーテイルシステムを掌握するための戦いは明らかに「シルバーブレット」側のお話で武紀はあくまでゲストキャラでしかなく、本編ではかなりばっさり削られているんだけど、武紀のピンチにタイミングよく駆けつける秀之さんマジ裏主人公。真の完結編となる「ExtraDisc」でこちらの戦いの様子も描かれるのではないかと思うので、とても楽しみです。

読了記録まとめ[2011年8月分]

8月のラノベ読了冊数は9冊でした。コミケがあった割にはがんばった。
今月は「Re:バカ」「ギャルゲヱ」「Zぼーいず/ぷりんせす」とラノベ的には完結ラッシュでした。Re:バカは本当にあと1冊番外編的完結巻がほしいです富士見書房様(´・ω・)

今月読んだマンガピックアップ

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)
今月は巷で話題(?)の青エクを読みました。うららさんは絶対燐が好きだよ!!って言われたけど出雲ちゃん可愛いすぎて生きるのが辛くてどうしたらいいですか。最近世間で腐的に人気な作品読むと高確率でそっち行くな……(ex:「マギ」の紅玉ちゃん)




ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編(8)(完) (ガンガンコミックスJOKER) [コミック]
あと今月の漫画関係でもう1つ挙げるならコレの完結が一番思い出深かった。「鬼隠し編」1巻からずっと定期的にやってくる発売ラッシュにもくじけずコミックを追いかけてきた身としては感慨深い。全編追いかけるとかなりの巻数を擁しますが、どのコミカライズも作者さんそれぞれの味を活かしたとてもよいコミカライズだったと思います。
……ちなみにうみねこは原作プレイ済な上にひぐらし以上の鬼刊行ペースにくじけて早々に挫折しました……EP7だけたぶん買います(水野英多さんのウィルリオとか期待しないわけには!)



8月の読書メーター

読んだ本の数:26冊 / 読んだページ数:4633ページ / ナイス数:99ナイス

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Re(アールイー):5 バカは世界を救えるか?

[著]柳実 冬貴  [絵]一葉 モカ

「…もう、走らなくていいよ」自分には何も救えない。世界の救い方すらわからないのに、世界を救えばアルルは消える、だなんて!あらゆる希望を砕かれ、光一は苦悶する。その手に手を重ね、薫は必死でさささやいた。「あんたがそばにいてくれれば、あたしそれでいい。それで幸せ」夕陽の中、健気に微笑む薫の告白が、光一の心を温める。そう、もうやれることはない。だから、せめて、つかの間の幸せを。アルルも兎乃も心路たちもみんな一緒に。滅びの日まで、ひとつの家族として残された時間を大切に生きよう…。夢追人最強伝説、まさかの諦めエンド―んなわけないよね。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

「五六億の嘆きを背負う悲しみを……」「バカが全てを救うことの証明を……」
二人は翼をはためかせ、そして——
「……思い知らせてやるッ!」「……突きつけてやるッ!」

「「かかってこい!——佐藤光一ッ!」」

完結編。最後まで凄く良かった。最後までどうしようもなく光一は中二病で、夢追い人で、バカだった。

思わぬラスボスからこれまでの希望を全て打ち砕かれるような残酷な真実を告げられ、苦悩する光一が仲間達からの時に暖かく、時に厳しい言葉によって再び立ち上がる展開が熱い。特に能力泥棒さんのツンデレ全開な喝に萌えざるをえなかった。

これまである時は敵として向かい合い、そして共に戦った仲間達が死力を尽くして戦う最終決戦の盛り上がりは本当にヤバい。やりとりも挿絵も何もかもが全力でヤバい。そしてラスボス戦が本気でやばい。56億もの気の遠くなるような思考錯誤の末に生まれた、唯一のイレギュラー。気の遠くなる数だけの絶望を与えようとする“彼”とその全てに救いを与えようとする“彼”という二人の対決がやばい。本当にやばい。

我侭で幸せでご都合主義なエピローグはいかにもこの物語の結末に相応しくて、胸が熱くなった。本当に本当に、最後まで追いかけてよかった。面白かったです。薫ともアルルともいい感じなリア充主人公様末永く爆発しろ!!!(個人的にはどっちか選んで欲しかった気がしなくもない)

本日のアンチテーゼェ……

花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す

[著]夕鷺 かのう  [絵]オサム

「何度だって君に会いにくる―」少年・クロードが初恋の女の子ロゼと交わした約束は、花が人を喰う“花嵐”によって引き裂かれた!ロゼがいなくなって5年。クロードは、18歳の可憐な美女に成長。実はロゼを奪った花を狩る“歌姫”になるため、女の子として楽院に通っていたのだ!!そんな彼(彼女!?)の前に、少女と見紛う“舞手”の少年・ノワールが現れる。出会い頭に彼に殺されかけたクロードとノワールの仲は最悪。しかも、ノワールにはある秘密が…!?複雑、厄介に面倒臭く“恋の花”が絡み合う。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

家同士が仲が悪く、ロミオとジュリエットのような関係のクロードとロゼ。ロゼの婚約話を聞いて駆け落ちを決意した2人だが、その決意は花が人を喰らう災害“花嵐”によって引き裂かれた。男であるにも関わらず本来は女しか持たないはずの花を滅ぼす“歌姫”の能力を持っていたクロードは少女に扮し、喪った恋人の名を借りて歌姫を目指すが……というお話。

女装少年×●●少女。身体は可憐な美少女、しかし心は男前!!な主人公・クロードのツボ直撃具合がやばい。男前の女装少年は良いものです!良いものです!!あと従者であり親友でもあるミュゲとの背中合わせな親友具合がほんとうにやばいのです。ミュゲがクロードの事好きすぎて辛い!

そんな彼とパートナーを組む事になった“舞手”の少年・ノワールの正体と秘密はぶっちゃけわかりやすすぎるくらいわかりやすいのですが、こっちから見ていたらバレバレなのにお互い多少の違和感を感じつつも決定的なことにはならないまま物語が進行していくのがたいへんもどかしくニヤニヤする!

物語のラストでさりげなく上手いこと正体に気づかせないような仕掛けの影が見え隠れして、今後もこのもどかしい関係が続くのかと思うと胸が熱くなります。脇を固めるキャラクターもいちいち魅力的で、本当に続きが楽しみ。

迷走×プラネット

[著]神尾 アルミ  [絵]増田 メグミ

「わたしの名前はルカルタ・ラカルタ。迎えが来るまで暇つぶしさせてくれ」 転校生は…異星人!? 地球調査団として日本に派遣された女団長ルカルタは、留学生のフリをして高校へ潜入。 「キミは俺が必ず守る」と一方的に愛を捧げる部下のノモロをひきつれ、初めての学校生活を満喫&大暴走! しかしそこに忍び寄る黒い影…地球の未来はどうなるのか!? 破天荒な宇宙人が巻き起こす地球救出ハイテンション・コメディ登場★(公式サイトより)

   個人的お気に入り度数

異星人と地球の学生達が繰り広げる異文化交流コメディ。

内戦で滅んでしまった星を母星に持ち、母星崩壊後も宇宙連邦軍の中で生きてきた主人公・ルカルタが任務でやってきた地球で始めての友人を得て、自分の惑星にはない様々な文化に一喜一憂する姿がとても可愛いかった!これまでただ「生きる為」に生きてきた彼女が豊かな食生活や漫画・アニメに触れて感動したり、友達を作って学校や夜祭をエンジョイしたり……と全力で地球の生活を楽しんでいる姿が伝わってきてニヤニヤする。

そして後半は部下のノモロとともに、地球に呼び込んでしまった敵性異星人に立ち向かうのですが初めて出来た地球の友人を失いたくないと苦悩しながら、必死に彼らを守ろうとする姿が印象的でした。そして戦うルカルタは本当にかっこいい!!オトコマエなヒロインは良いものです!!しかしノモロはあまりのうさんくささに裏切りフラグたってるんじゃないかって密かにおもってまし(強制終了)

敵性異星人が現れてから終盤までの展開は少し全体的に駆け足に感じたので、もう少しじっくりとこの物語を楽しみたかった気がします。1巻で完結っぽいのが残念。