“三田 誠” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:三田 誠 (2 件 / 1 ページ)

ロード・エルメロイII世の事件簿2 「case.双貌塔イゼルマ(上)」

 

「我が師に問う。――魔術における究極の美とは何か、と」双貌塔イゼルマに住まう、双子の姫。至高の美を持つとされる黄金姫・白銀姫のお披露目に、エルメロイII世の義妹であるライネス・エルメロイ・アーチゾルテも参加することとなった。時計塔の社交会となれば派閥抗争もありえると、ボディガードとしてグレイを連れて行ったライネスだが、そこで起こった事件は彼女の想像をも超えていた。三大貴族。冠位(グランド)の魔術師。ロード・エルメロイII世は、『時計塔』に巣くう闇をいかにひもとくか。魔術と美、幻想と陰謀とが交錯する『ロード・エルメロイII世の事件簿』、第二幕開演。

BookWalkerで探す  hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

至高の美を追求することで根源に至ろうとする魔術師の一族・イゼルマ家の社交会に招かれたエルメロイ二世の義妹・ライネスと、彼女の護衛として同行することになったグレイ。ところが社交会の翌日、とんでもない事件が発生して、二人は容疑者の疑いをかけられてしまう……。

イゼルマ家が生み出した至高の美「黄金姫」「白銀姫」を巡って発生した怪事件と、その裏で蠢く時計塔内の派閥争い。れっきとした殺人事件であるはずなのに、犯人探しはそっちのけでドロドロの派閥争いが始まってしまうのはいかにも魔術師らしい。

遅れてやってきた探偵役・エルメロイ二世を交えて、推理に必要な手札が揃った所で終わったような、エピローグを読む限りまだまだ裏がありそうな……どう決着がつくのかとても楽しみです。

それにしても、まさかの橙子さん登場!!前巻でもサブヒロイン的な立ち位置で二世の後の教え子となるルヴィアが登場したりしましたが、今回は他にもどこかで見た名字の人が登場したりしていて、知らなくても楽しめる範疇ではあるんだけど型月オールスターズ感があってワクワクしてしまう。

『矛盾螺旋』での魔術師としての橙子さんの姿を知っていると、もう最後の流れだけでこいつはヤバいことになってる!!!とワクワクしてしまって駄目です。続きがどうなるか、本当に楽しみ。

「その条件なら、私は彼の──ロード・エルメロイ二世の敵に回ろう」


ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」

 

「……ある意味で、現代の魔術師とは、天使を蒐集する職業だといってもいい」『時計塔』。それは魔術世界の中心。貴い神秘を蔵する魔術協会の総本山。この『時計塔』において現代魔術科の君主(ロード)であるエルメロイII世は、とある事情から剥離城アドラでの遺産相続に巻き込まれる。城中に鏤められた数多の天使、そして招待者たちそれぞれに与えられた〈天使名〉の謎を解いた者だけが、剥離城アドラの『遺産』を引き継げるというのだ。だが、それはけして単なる謎解きではなく、『時計塔』に所属する高位の魔術師たちにとってすら、あまりにも幻想的で悲愴な事件のはじまりであった──。魔術と神秘、幻想と謎が交錯する『ロード・エルメロイII世の事件簿』、いざ開幕。

BookWalkerで探す  hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

第四次聖杯戦争から帰還した後、時計塔の講師として頭角を顕したウェイバー・ベルベット。エルメロイ家の仮の当主として「エルメロイII世」を名乗るようになった彼が、ひょんなことから剥離城アドラで行われる、とある男の遺産相続に巻き込まれ……。

魔術が絡んだ謎解き要素と、内弟子・グレイとのやり取りという形で差し込まれる「教師もの」要素が絡み合う物語。魔術にかかればアリバイ工作からトリック、はたまた人の生死まで信じられないというフリースタイル感がすごくて、そんな"なんでもあり"な状況で、手段もアリバイも捨てて動機から攻めていく謎解きが楽しかったです。謎を解いた後はド派手な力技で解決していくのも、Fate感あるよなあ(偏見)

「ZERO」の頃とは別人のように大人になったエルメロイII世が、内弟子であるグレイの前ではどこか子供っぽい発言をしたり、研究室にゲーム機を隠し持っていたり……と、かつての「彼」を思い起こさせる言動をするたびにニヤニヤしてしまう。教育者としての名声を得た一方で、魔術師としては平凡なレベルでしかないということを自覚し受け入れながらも妬まずにはいられない姿が印象的でした。というかちょうどFGOでゼロイベ復刻をやっていた最中だったので、なんというか新たな気持で(イベストを)読みました。

それにしても、最後の最後で征服王との絆で殴ってくるのはずるくないですか…!?
ZEROリアルタイム勢としてラストの展開だけでももう感無量というかキャパーオーバー感があり、大変燃えました。面白かった……。