“凪 かすみ” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:凪 かすみ (4 件 / 1 ページ)

後宮天后物語 〜幼馴染の猛攻はご迷惑!〜

 

志紅が雛花に告白したことにより、数々のすれ違いからようやく一歩進んだかに見えた二人。しかも告白で開き直った志紅の恋着は留まることをしらず、雛花は押されっぱなし!!一方で、知れば命がない皇室の秘密を知ってしまった雛花は、己に宿った女媧(じょか)=女神(?)と命を懸けた謎解きに挑むことに。ところがようやく見つけた答えは、まさかの後宮解散!? (「BOOK」データベースより)

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国の根幹に関わる超存在の謎と桃華源という国自体の成り立ちに迫るシリーズ第三巻。すわ3巻完結か!?というくらい気前の良く謎が解き明かされ、最初から最後までクライマックスもかくやという盛り上がりでしたがゴールテープだけは最後の最後で掻っ攫われた感というか続いて良かったけどいろいろな意味でこの終わり方ーー!!

お互いに「自分が死んで相手が幸せになるならそれで良い」で平行線だった志紅と雛花の関係が、何度かの本音のぶつかり合いを経て少しずつ「相手も自分が死んだら悲しむ」「だから共に生きよう」の方向に変わっていくのが胸熱。少年向けラブコメラノベの主人公もびっくりなこじらせ方をしている鈍感ヒロインの雛花ですが、少しずつ自分の本当の気持ちを自覚して素直になっていく姿が印象的でした。でも、自覚したのはあくまで「自分の気持」なんだよなあ……志紅にあれだけ全力で押されているのにまだ(志紅からの感情が)「恋愛じゃない」っていってるの強敵すぎませんか!?

多くの謎が明かされた一方で解らなくなった点も多く。雛花達の周囲で謎の動きを見せる人々や、なにより『丹朱』の思惑に関してはますます謎が深まった感じ。少しだけ前進したとはいえ、雛花と丹朱の関係は切れないままだし、今後は否応なしに動きを封じられていたアノ人も動き出しそうな印象で本当に続きが楽しみなんですけどほんとうにこの作品、自己犠牲精神高い人多すぎるよね。その血の呪いのせいとはいえ、彼の人の戦線復帰で更に話が面倒くさくなった感がすごい。

というかこの人、こんなキャラだったのか……もっとこうサバサバしてるキャラだと思っていたと言うか、物語の根幹には絡んでこない流れだとおもってたので意外だ。


後宮天后物語 〜新たな妃にご用心!?〜

 

「明晩から、陛下がこちらにお泊まりになられます」帝位を簒奪した志紅の目的を探るべく、後宮脱出計画中の雛花に突如告げられた同衾宣言。実は、志紅が新たに迎える四妃の中の一人に、魔物が擬態しているというのだ。志紅が妃を娶るのも複雑だが、警護のために一緒に寝るのも…と心臓がもたない雛花の前に現れたのは、妃とは名ばかりの面々で!? (「BOOK」データベースより)

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監禁!介護!待機児童!この後宮がヤバい2018!!(※以上あとがきより抜粋)

新しい妃を迎えると聞いて目的が魔物退治とはいえ複雑な気分になっていた雛花の前にやってきたのは、まだ年端もいかない幼子達で……!?というお話。老女の次は幼女と頭を抱え、更に親と引き離された子どもたちの世話に振り回され、夜は今は対立しているとしてもまだまだ恋心は健在の志紅と同衾することになってテンパる(むしろ実は志紅もテンパってる)雛花の姿にニヤニヤが止まらない。

老老介護(※むしろ世話されてる説)とお泊り保育でてんやわんやしながらも、持ち前の嫉妬力(観察力)で事件を解決していく展開が相変わらず楽しいのだけど、それ以上に周囲のためならと自分を投げ出してしまう雛花の危なっかしさが印象的なお話でした。それでさえ「天后」という地位の時点で身売りしてるようなもんなのに、そりゃあ志紅も珞紫も必死になって阻止しようとするよな。「雛花を大切に思っている」ことだけは信頼できるという一点のみで成立している、志紅と珞紫の共闘関係が最高に好きです。

それにしてもこんなに全体的な設定は重いのにめちゃくちゃ笑えるのずるいというか、天后関係というか女媧まわりの話はますますうさんくさくなってきたというか、ほんと3巻酷いところで切れましたよねえ!?続きが気になりすぎて早く3巻出て欲しい……。


後宮天后物語 〜簒奪帝の寵愛はご勘弁!〜

 

武将軍・志紅に淡い恋心を抱く公主の雛花は、幼馴染の彼のため、特別な神の力を授かることができる“天后”になろうと勉強に励む日々。ところがその志紅が、雛花の兄である皇帝・黒煉を殺して帝位を纂奪!しかも「今日から君は俺の妻だ」と告げ、雛花を後宮に拘束してしまう。大好きだった人の豹変に、雛花はあの手この手で脱走を図り、目的を探ろうとするが!? (「BOOK」データベースより)

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小さな頃から恋心を抱いてきた幼馴染・志紅のため、空位になったままの"天后"を目指している雛花。ついにその能力に目覚めた…と思ったら、志紅が異母兄を殺して帝位を簒奪してしまった!?しかも、自分を皇妃として指命してきて…。

兄を殺され、憧れの人と腹心の部下には裏切られ、『天后になる』という夢も閉ざされかけて…失意のドン底に落とされた主人公が、自虐と嫉妬癖が生んだ観察眼の高さを武器に、簒奪事件の真相を知るために立ち上がる姿が印象的でした。安定安心の男前すぎる夕鷺ヒロイン。王家に脈々と受け継がれる神降ろしとそれを巡る物語はとても重たいもののはずなのに、雛花の自虐と嫉妬が一周回った前向きさと、どこかシリアスになりきれない展開でぷっと笑えるものになっているのが本当に楽しかったです。

幼い頃から想い合っているにもかかわらず、なぜかお互いの事となると勘の良さも観察眼も働かない志紅と雛花がお互いを想うが故にすれ違い続けるのがもどかしいんだけど同時に微笑ましくて仕方がない。これだけわかりやすく横でヤンデレムーブされてるのに気づかない雛花のニブさはいかにもという感じなんですが、あれだけガッツリ告白されておいてまだ誤解してる志紅お前もさーー!!雛花からわかりやすい好意を向けられると途端にヘタレになるのずるいと思います!

そしてあとがきのヤンデレ連呼と『旦那にしたくないことに定評のある夕鷺ヒーロー』が言い得て妙すぎて爆笑してしまった。確かにクロウ好きだけどリアルの旦那にはしたくない!!


愛玩王子

[著]片瀬 由良 [絵]凪 かすみ

飼い犬・ハリーが口に咥えていた指輪をなんとなく指に入れてしまったら、指輪が抜けなくなってしまった。さらに指輪の持ち主と主張する10cmサイズの“魔界の王子様”が現れて!?その王子様が言うには、その指輪を王子の伴侶となる女性以外が身につけると死んでしまうらしい。指輪をはずすために魔界に行く羽目になった比奈だったが…?
 

おうぢかわいいよおうぢ。

「読了本棚」さんの感想が気になって手にとって見ました。タイトルを聞くとどう見ても少コミ系ですが(小学館だし…)、中身はほのぼのとしたかわいらしい少女小説でした。

本当に典型的な「少女小説レーベルのライトノベル」って文体で、読んでいてものすごく懐かしくなってしまった…女の子の口語体一人称なんて、新井素子以外では読むの久しぶりすぎる。故・ティーンズハート辺りに居ても違和感のなさそうな文体でした。

典型的なツンデレで中々本心を打ち明けられない王子と、ちょっと恥じらいが薄くてドンカンなヒロイン・比奈の掛け合いには終始ニヤニヤしっぱなし。特に崖から落ちそうな比奈を励まそうとしてドサクサに紛れてお嫁に貰ってやるっ!と叫びだすシーンには、緊迫感も忘れて大爆笑。王子の「心に決めた人」の話はちょっとそうなるんじゃないかなーと読めちゃった部分もありましたが、むしろその辺はお約束な展開ってことでアリ。

指輪の呪いで10cmサイズになってしまった王子の可愛さはもう半端じゃないのですが、それ以上に魔界の面々が可愛い。コワモテ…と思わせて実はめっちゃくちゃ子煩悩な魔王パパンには和まされまくりました。しかし個人的に最もツボヒットしたのが側近のフォルカスです。そのクールな顔で魔王パパンのオヤツを盗み食いして涼しい顔してるとか、こぶしを握り締めて「ラブパワーですよ!」とかほざきだしたり…とにかく行動と顔にギャップありすぎですから!!!こんな素敵な魔界なら私も住み着いてしまいたい!というくらいのんびりした世界に癒されます。

正直10cm王子が可愛すぎだったので王子は最終回まで大きくならなくていいよもうとか思いましたが、ツンデレの上に俺様属性まで加わった王子はそれはそれでなんか良し。ラストの辺りの俺様炸裂な言動には萌えさせてもらいました。しかし、比奈じゃないけどやっぱ10cm王子のほうが(略)

続編があれば、やはり学園ラブコメになってしまうんでしょうか(笑)ちょっと見てみたいけど、その際は時々でいいから10cm王子に戻ってやってください。そりゃもう切実に。お願いします(笑)