“大泉 貴” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:大泉 貴 (3 件 / 1 ページ)

アニソンの神様

 
のん

「はじめまして!エヴァ・ワグナーです。一緒にアニソンバンド、やりませんか?」―アニソン好きが高じて、ドイツから日本へとやってきた少女、エヴァ。彼女の夢は、アニソンの聖地・日本でアニソンバンドを組むこと。今、その夢が動きだす―。第1回『このラノ』大賞作家が描く、音楽と青春、『CHA‐LA HEAD‐CHA‐LA』から『太陽曰く燃えよカオス』まで、すべてのアニソン好きに贈る、友情物語。 (「BOOK」データベースより)

宝島社様より献本をいただきました!
 アニソン大好きなドイツ人の女の子・エヴァには「いつか日本でアニソンを歌いたい」という夢があった。日本への留学の話に飛びついた彼女は憧れの地で“アニソンバンド”を作ろうと、メンバー集めに奔走する…というお話。

 ドイツからやってきたエヴァをボーカルに、才能は髄一だけど周囲に溶け込めず孤立しているギター、隠れオタクのドラム、ボカロPのキーボード、ナンパなベースと色々な意味でばらばらだった5人が少しずつ1つのバンドとしてまとまっていく姿がとても青春でした。また、「アニソンもの」ということでオタクとしては凄くニヤニヤできるネタが多いんだけど、それ以上に「アニメソング」というジャンルだからこその懐の深さというか、アニソンのなんでもあり感が物語を絶妙な感じで包み込んでいる感じというか、そういう雰囲気が凄く良かったです。

 しかし、作中のアニソンの選曲がイチイチ絶妙すぎるんだけど、クライマックスのライブシーンの選曲は本当に卑怯。1曲目から2曲目の入りでもう無条件にテンション上がってしまうわけですが、3曲目マジ卑怯。アニメ見て無いけど曲は知ってるってオタクも大量にいるはずの超名曲ですよね。(というか私もアニメ自体は見て菜いんだけど)

 エヴァがカラオケで歌う場面やライヴシーンの、なんともいえない臨場感も凄くぐっと来るものがあって、とてもよかったです。面白かった!


「好きなライトノベルを投票しよう!!2012下期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2012年下期
今回も参加させていただきます。本日最終日ですよ!!

下半期に読んだ本がかなり少なめだったので、10票入れられる枠があるんですが削りました。
既存5、新規3です。

既存シリーズ

かじいたかし「僕の妹は漢字が読める5」 ⇒感想
萌えディストピアな未来ネタでバカやりながら、最終的に人類文化の未来を取るか妹を取るかの選択にまで持っていったのは本当に凄い。そしてとにかく妹のクロハが可愛すぎて生きるのが辛いのと、最初空気読めない痛々しいことばかりいっていた主人公の人間的としての成長をしっかりと描ききってくれたのが良かった。私はこれで黒ストに目覚めました。
【12下期ラノベ投票/9784798604374】

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榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです」感想
最強ゲーマー兄妹の無双ぶりとか、虐げたくてたまらないヒロインとかがツボに入りすぎた!兄妹のお互いに持ち得ない才能を持ったが故の憧憬とか、言葉とおりの“2人でなければ生きていけない”具合とか、言葉の端々から覗かせる過去の不遇とか、それゆえに不遇の天才を捨て置けない空の強い思いとか、本当にたまりません。
【12下期ラノベ投票/9784840148191】

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夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?-」 ⇒感想
相変わらず男前すぎる主人公・フェルの破天荒なあばれっぷりにニヤニヤが止まらないのですが、素直に感情を表に出せず、段々独占欲丸出しになってきた旦那様・クロウからフェルへの歪んだ愛情表現と上手く行動に表せないことへの微妙な葛藤とか、もうニヤニヤが止まらない。今期壁ドン大賞を進呈したいです。
【12下期ラノベ投票/9784047284296】

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小野上明夜「死神姫の再婚 -怪物王子の死神姫-」 ⇒感想
これまでの鬱屈を晴らすかのようなアツい展開と、糖度全開の夫婦いちゃいちゃぶりおいしい!すっかり出来上がってしまった感あるんだけど、王女と宰相という関係性から一度解き放たれた事で新たな一歩を踏み出した感のある女王元夫妻とか、あとまさかのホモォ友情エンドだったゼオルディスとかが今後どういう活躍を見せてくれるのかにも期待が高まります!
【12下期ラノベ投票/9784047284241】

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大間九郎「オカルトリック02」 ⇒感想
上手く言葉に出来ないけど登場人物達が紡ぐ愛の物語に圧倒される。ねえさんの贖罪にも似た強い愛と、イソラの妄執ともいえる凶悪な愛が互いにぶつかり合って互いに溶けていく様な展開は、なんかもう面白いとかつまらないとかじゃなくて「凄い」の一言につきるなあと。そしてここ以外に落としようがないと納得させられてしまうラストが、とてもよかったです。
【12下期ラノベ投票/9784800200822】

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新規シリーズ

海法 紀光「ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記」 ⇒感想
クールビューティだけど実はアツい女、みたいな印象だったみさ希が姉バカっぷり全開だったり、初めての恋に浮かれあがったり、周囲に馴染もうと不器用な立ち回りをしたり…という姿が大変可愛いんだけど、ゲーム本編では語られなかった、様々な裏話が壮絶で、そして背筋が寒くなる。ゲーム本編をクリアしたら(←超大事)是非とも読んでほしい1冊。
【12下期ラノベ投票/9784048911504】

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逢上 央士「オレを二つ名(そのな)で呼ばないで!」 ⇒感想
学園内限定で使える異能力を使った天下一武道会モノ(違う)。ラブコメ度薄め、アラサーのハートをくすぐるパロネタおおめで高校生達がそこまで重たいものを背負うわけでもなく楽しく戦ってる感じが凄く良かったです。男女バランスがそこまで偏ってないのも好印象。あと、あの猫執事1人ください。
【12下期ラノベ投票/9784800202741】

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大泉 貴「アニソンの神様」 ⇒感想
アニソンバンドということでオタクに心をくすぐるネタをふんだんに盛り込みつつ、個性豊かなキャラクター達がひとつの「バンド」として心を通わせていく青春モノとしても面白かった。“なんでもあり”なアニソンのへの強い愛が感じられる作品。主人公のエヴァが歌う場面での臨場感に心を躍らされる。あと、ライヴの3曲目はアニメ知らなくてもテンション上がったよね!!
【12下期ラノベ投票/9784800201201】

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