とある魔術の禁書目録(インデックス) 13 | 今日もだらだら、読書日記。

とある魔術の禁書目録(インデックス) 13

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

「前方のヴェント」侵入により人々は倒れ、学園都市の機能の殆どは麻痺してしまった。事態を打開する為学園都市統括理事長のアレイスターは“虚数学区・五行機関”の使用を決定。一方通行は五行機関機動の鍵として狙われた“打ち止め”を助ける為、一人奮闘する。一方、“打ち止め”を助けた上条当麻はローマ正教の“敵”として、前方のヴェントに命を狙われるが…!?

当麻というよりは一方通行が主人公の話で普段の熱さとはまた種類が違うんだけど、お約束の熱さは健在…というか寧ろ絶好調。取り戻しつつあった平和な時間をはじめとして、自分を含め何もかもを投げ打ってでもラストオーダーを助けようと決意する一方通行の姿が非常にかっこいい。“ダークヒーロー”って言葉がこれほど似合うキャラも珍しいのではないでしょうか。ただ、一方通行とラストオーダーの漫才のようなやりとりも凄くツボだったんで、それまでも捨ててしまったのは少し残念かも。

今まで重なり合う事の無かった科学・魔術サイドが交錯し、ストーリーも段々核心に向けて動き始めます。特にカエル医者の正体にはただただ驚くばかり。いや、ほんとエピローグ専用の脇役だとばかり思ってましたから(笑)そして当麻と一方通行のニアミスなやりとりも凄く燃えますが、個人的にはインデックスと御坂の凸凹コンビが非常にツボでした。色々な意味で名コンビ過ぎます。

今後のストーリー展開もさることながら、今まであまりかかわりの無かった科学・魔術側のキャラ同士の絡みが個人的には非常に楽しみです。しかし、ちょっとキャラが多すぎな感もあるのでここらで一度整理したいなあ。


しかし、当麻(というか魔術側)がメインの話と一方通行(というか科学側)がメインの話の時は方向性から全く違いますね。ロボットアニメで例えると前者がスーパー系(マジンガーとか?)で後者がリアル系(ガンダムとか?)っていうくらいの差はある気がする(むしろガンダム内で言うとGガンと種くらい差がありそうな…)。理由は割合そっちのけでとりあえずキメ台詞吐いて事態が解決すればOKっぽい魔術サイドと、戦う理由に焦点が当たって心理的な動きに重きの置かれた一方通行サイドみたいな。

魔術メインの話が評価低くなりやすいのはこの辺に違いがあるんじゃないかなあ…とかぼんやり思ってみたりします。一方通行サイドの方がライトノベルうけしそうな展開という気がするので。
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コメント

  1. とある魔術の禁書目録(インデックス) (13)

    とある魔術の禁書目録(インデックス) (13)

    著者 鎌池和馬
    イラスト 灰村キヨタカ
    レーベル 電撃文庫



     全編ハード。たまになら許そう。

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  2. とある魔術の禁書目録13

    「一方通行も、当麻も熱い、ベクトルは逆方向だけど」 と思った13巻です。 もうSSもでてしまったわけですが、感想行きます(笑) いままで水面下であった魔術師サイド&科学サイドが今回を機に表立って争いそうな雰囲気です。 まあ、それだけ当麻の力や、科学で生み出し