“後藤 星” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

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なんて素敵にジャパネスク6 後宮編

[著]氷室 冴子 [絵]後藤 星

なんとしても、帥の宮の目論見を暴いてやる!と行動を開始した瑠璃姫は煌姫を帥の宮の元に送り込み、自らも後宮に乗り込む。その頃、後宮では物の怪騒ぎが発生していた。東宮生母である桐壺女御の不遇な扱いに同情する瑠璃姫だが、それが元で思わぬ事を口走ってしまって…
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帥の宮を巡る陰謀劇、急展開!の「後宮編」。ようやく帥の宮の目論見が見えてきた……と思えたのもつかの間、急展開につぐ急展開。特に、瑠璃姫が後宮に上がってからの展開は猛烈に速かった。8巻で終わりなのでそろそろ物語が結末に向けて動き出す頃だろうとは思ってたけど。

瑠璃姫が一人で無茶をするのは1巻・2巻の頃と変わらないのですが、基本的に鷹男の「おてつだい」の域を出なかった1巻、ある意味事件の構造自体は単純だった2巻の事件と比べてかなり複雑な事件になっていて、事件の謎解き自体が非常に面白かった。次期東宮の擁立とか由良姫の入内とか、平安時代ならではの要素がかかわってくるのが楽しい。平安モノスキーとしてはたまらない展開です。

そんな帥の宮の陰謀にたどり着く瑠璃姫なのですが…この辺にたどり着いたのはやはり常識にとらわれない、自由な姫だから?普通のお姫様だったらこんなに頭が回らないんじゃないかという気がしてならないのですが、宮仕えもしておらず、宮廷の情勢も高彬から伝え聞くだけのはずの彼女がここまで頭が回るのがちょっと不自然に感じなくもなかったり…まあそのへんは、少女小説だし深く気にする部分ではないのですが(それ以上に、急展開する物語が面白いので)

しかし、ようやく帥の宮の陰謀が見えてきたとおもったら…まさかまさかの急展開!そしてそのまま次巻へ続く!!これリアルタイムで見てたらさぞかしヤキモキしただろうなあ。


ザ・サードVII 死すべき神々の荒野(下)

ザ・サード7 死すべき神々の荒野(下) (富士見ファンタジア文庫)
[著]星野 亮
[絵]後藤 なお

 
パイフウ先生スキーとしては文句なしに美味しい巻でした。
前巻は火乃香のデューン・ランがメインでパイ先生あまり出なかったし。
挿絵もパイ先生多いしね!!巨乳萌えー。
ところで後藤なおさんって、絵柄微妙に変わりました?
大人系キャラの描き方とか特に、以前より好みになったように感じたのですが。

今回のゲストキャラも個人的にツボなキャラが多くて。
前巻から出てるシンやロウエンとか。
さらに言えばカイニスは典型的に私の好みにツボヒットなタイプだし(笑)
自分より強い女を必死に守ろうとして空回りする熱血君、大好きだ。

パイ先生と火乃香の強いつながりが強調されている、パイ先生ファン的には美味しい話でした。
もうお前ら愛し合いすぎだぞ!!と。(笑/間違っても百合方面に解釈してはいけません)
百合といえば今回は買う前のパラ見で、挿絵のスカーレットとパイ先生に度肝抜かされました(笑)
しかし、スカーレット倒した後のパイ先生とハデスの会話がまた。
やっぱし根っからレズなんですねパイ先生…。

しかし火乃香ってホントに「愛されヒロイン」ですよね。
本当に「誰かに嫌われる」という事から無縁のヒロインな気がする。
いや、こういう真っ直ぐなタイプの女の子もそれはそれで好きですが(笑)

不満を言えば最後のシンとヌルの決着はちゃんと最後まで見たかったなあと思うのですが。
シンが足を失う事になった経緯とか、最後人間の姿で火乃香たちの前に姿を見せなかったあたりとか
まだ書き込む余地があった気がするので…。
多分本のページ数の関係上どうしようもなかったのでしょうが、とにかくそこだけが残念。
あとはボギーやイクスにももうちょっと活躍して欲しかったなあとも。

短編シリーズや「異界の森の夢追い人」が個人的にはかなりイマイチだったのですが
今回はかなり良かったかと思います。


ザ・サード 夜明けまで

オンライン書店ビーケーワン:夜明けまで夜明けまで

発売:2003.11
発行:富士見書房
星野 亮著
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6. 1
久しぶりに読んだので設定を殆ど忘れてしまっていました(爆)
短編はいいから早く本編進めて?っていうのは我侭なんでしょうかねぇ…

私の脳内で、この作品の感想ってまず萌え方面に来ます。
というか、良く言えば「正統派」なストーリーだから感想つけにくいんですよね。
(悪く言えば「ありがち」になりかねないんだけど、こういう正統派なファンタジーって好きだ)

とりあえず表紙みて>挿絵の後藤さん(自他共に認めるロリコン(らしい))はさぞかし楽しかっただろうなあと。
そして私は中を広げてカラーページのパイフゥさんに萌え(笑)
パイフゥ好きなんですよ?。

というわけで一番好きな作品は「残影」。萌え抜きで面白かったのは「夜にひそむ」「デューン・ラン」
「夜にひそむ」はかけだしの頃の火乃香が中心で、いつもの余裕シャクシャクな火乃香をしっているとすごい新鮮でした。
さりげなく「風花舞う街で」とリンクする展開も出てきて面白かったですね?。
「デューン・ラン」は正統的な面白さで、なんとなく読後感が爽やかな気分になれて好きです。
逆に「裏切り者の心臓」は良い意味でも悪い意味でもありがちだと思った。

表題作「夜明けまで」は…個人的には火乃香がそういう行動に至った理由が不明すぎてイマイチ。
帯のストーリー解説で「機甲アリと火乃香の意識がシンクロする」って解説がなければ本当に判らなかったし
帯のストーリー解説を見なきゃ理解できないストーリーってどうかと思うし。

個人的には「裏切り者の心臓」でザンカンさん再登場してるのが懐かしかったです?。