“神坂 一” の検索結果 | ページ 3 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:神坂 一 (31 件 / 4 ページ)

アラサーがVTuberになった話。2

 

祝、妹ちゃんズVデビュー!
私が神坂怜としてデビューし早3ヶ月。炎上したり、炎上したり、あと炎上したりしているうちに気付けば季節は夏に突入していた! そこで私はかねてより計画していた妹ちゃんとの兄妹コラボ配信を行うべく準備を進めていた。そんな折、前職の後輩(女)から「VTuberになったっス」との連絡が入る。それも有名バーチャルタレント企業『SoliDlive』の新人だって? さらにその同期が妹の親友? トドメとばかりに私と後輩の同棲疑惑までネットに出てしまって……というか、身内にVTuber多すぎない!?

Vtuber企業「あんだーらいぶ」所属の男性Vtuberとしてデビューし、以来炎上を繰り返してきた神坂怜の元に、ストリーマーをやっていた前職の元同僚からVtuberデビューするという連絡が入る。その際に同期のVtuberについての相談を受けるが、彼女の正体はなんと妹の親友で!?そして最愛の妹も「神坂雫」としてVtuberデビュー!?

やっぱり畳とアラサーの腐った薄い本は実在(物語世界に)したんだよ!!!

いやー本人の目に止まってるのが2冊ってことは多分もっと出てるよね。神坂の二次創作やってる女オタクって自分の妄想が推しの心労になってはならない……とかいってめちゃくちゃ厳重に推しをブロックして活動してそうじゃん。mikuriママや酢昆布ネキもそのへんは空気を読んで教えなさそう。ところでどっちが上なんですか?1巻の時点では神坂が受だと思ってたんですが2巻を見るといやこれ畳受もあるな……という気持ちになってきました。

デビュー直後から不幸なもらい事故で炎上しっぱなしの元社畜アラサー男性Vtuberの主人公が「ブラック企業よりマシ」と炎上なんかものともせず、本人なりに楽しく(?)Vtuberのお仕事をする小説の第2巻。今回は大規模な炎上も比較的減ってきて(と言うか大火事になる前に上手いこと鎮火してたなという印象)、その分箱内・箱外を含めたVtuber同士のやり取りが楽しくなってきた一冊でした。

波風の少ない──ともすれば中だるみにもなりかねない日常の配信描写が中心でも、各章ラストや幕間の掲示板パートでしっかり引きを作って次の展開への興味をひかせる構成が良かった。この辺は原作がWEB小説であるが故の強さなのかな。妹ちゃんが表舞台に出てしまったせいか掲示板で下手な裏工作してる姿があまり見られなくて残念でしたが、その分表でカップルと見間違うほどにイチャイチャしてましたからね……というか割と掲示板でもSisterChanは公然と兄のノロケを書いてる気がするんですが大丈夫ですか?実はもうスレ民にとっても公然の秘密だったりしない?

箱内・箱外のV同士の絡みが増えてて良かった

1巻では炎上を理由に避けてたり避けられていたり……であまり付き合いのなかった「あんだーらいぶ」の箱内の絡みが増えてきたのが本当に良かった。前々から交流のあった柊先輩や後輩コンビ・すっかり常連リスナーと化したアレだけでなく、それ以外の先輩達もちょっかいをかけてくるようになったのでニコニコしてしまう。新キャラのバ美肉系Vtuber・朝日奈先輩と畳と神坂での男だけのサバゲーコラボめちゃくちゃ楽しみ。

神坂って確かにひとりで配信やらせると虚無というか面白みがないんだけど、逆に二人以上の場に投入して弄られ兼ツッコミ・保護者役やらせたら輝くタイプだと思うのですよね。マイクラ回最高に面白かったし。だから他のVとコラボしづらい状況改善したら伸びそうな気がするんだよな……。今回マネージャーさんが割りと真面目に解雇の心配をしていたり、本人も「来年の春を迎えられるかどうかはわからない」と割と現実的に解雇の可能性を見据えてたりするの怖すぎたので……。

そこからの、クライマックスに持ってこられたルナちゃん登録者5万人記念凸待ち配信の流れがとても良かった……これからは積極的に絡みに行くぞという箱内からの強い意志を感じたし、この覚悟を見せない限り神坂の方も絡むわけにはいかないみたいなところあったもんな。憧れの神坂先輩にちょっといい話してる間も笑顔で右手で自分の粘着厨をブロックしまくってるルナちゃん最高かよ……。

思い切り次巻に続く感のあるラスト・お披露目無いまま終わった新衣装や新人の話・男子サバゲーコラボ……綺麗にまとまってた1巻と違って次巻回しのロングパスがめちゃくちゃ多かったのは気になりますが、それだけ3巻も余程のことがなければ出せるという強い自信のあらわれに違いないので次巻も楽しみにしてます。いやほんと、3巻も頼むぞ………………。


アラサーがVTuberになった話。

 

過労死寸前でブラック企業を退職したアラサーの私は気づけば妹に唆されるままにバーチャルタレント企業『あんだーらいぶ』所属のVTuber神坂怜となっていた。「VTuberのことはよくわからないけど精一杯頑張るぞ!」と思っていたのもつかの間、女性ばかりの『あんだーらいぶ』の中では男性Vというだけで視聴者から叩かれてしまう。しかもデビュー2日目には同期がやらかし炎上&解雇の大騒動に! 果たしてアンチばかりのアラサーVに未来はあるのか!? ……まあ、過労死するよりは平気かも?

過労死寸前でぶっ倒れ、ブラック企業を退職した主人公は妹の薦めで企業のVtuber募集に応募、『あんだーらいぶ』のVtuber神坂怜としてデビューすることに。ところが、同期Vtuberが不祥事を起こして2日目で解雇され、その矛先が無関係のはずの神坂にも向いてしまう。なにをやっても炎上してしまうという逆境だらけの状況で生き残ることが出来るのか──!?

社畜が異世界に飛ばされたと思ったら炎上していた

面白かったー!!割りとこれまで読んだVtuberモノは「好き」が昂じて憧れの職業についた主人公が売れっ子Vtuberとして成り上がっていくみたいなお話が多かったので、業界に興味のない主人公が「お仕事」として活動を始めるという展開がまず印象的でした。

底辺Vだけど前職での貯蓄があるのでお金の心配はしなくて良くて、最悪ダメなら転職する道もなくはなく、毎日炎上してるけど前職の仕事での経験を思い出せば全然気にならなくて、むしろ極少数でも自分のことを評価してくれるひとが居ることが嬉しい。職業選択の一つとして「Vtuber」を選んで、上手く行っているわけではないけど今の立ち位置を気に入っているという主人公の考えが良くも悪くも重くなくて良かった。企業所属のVtuberって雇用契約を結んだ社員なわけで、確かにこういう経緯で業界に入る人もいるはずだよなあ……。

そんな彼が前職との方向性の違いに戸惑ったりしつつも高いクレーム耐性で炎上を受け流していくの良かったし、「自分なら炎上してもノーダメージだから」と積極的に周囲の炎上を引き受けていく。本人はもともと炎上ノーダメージだけど、時間が経つにつれて彼のリスナーたちも炎上耐性付けていくのにニヤリとしてしまったし、いつのまにか似たような個人勢の炎上系Vtuberやそのリスナーとも仲良くなってるのには声出して笑ってしまった。さすが、常に推しの炎上にさらされ続けたリスナー達だ面構えが違う……。

内に外に支えてくれる妹ちゃんが可愛かった

デビュー直後は炎上したこともあって先輩Vtuberの畳…柊冬夜や彼をVtuberの世界に誘った妹ちゃんくらいしか好意的な人間がおらず、同じ企業のVtuber達からも遠巻きに見られていたのが、元サラリーマンとしての気くばりの上手さや人の良さが相まって少しずつ周囲に人が増えていく展開が良かったです。とりあえず畳と主人公の薄い本ください。でも先輩後輩の女性Vと絡んだら百合の間に挟まる男として燃えるんですよね。ここが地獄か。女性Vが他のVに絡んだら「てぇてぇ」とかいうくせにお前ら〜〜〜!!!

章間に動画のコメント欄ではなくて匿名掲示板の企業スレッドの様子が入るんですけど、こちらも最初アンチや同情だらけだったのが少しずつ「縁の下の力持ち」的な認識になっていくのが胸熱でしたし、それとなく掲示板に常駐して話題操作しようとしてる妹ちゃんがかわいい。妹ちゃんの他に色付きIDが数人いますけど、この辺もそのうち中の人がわかったりするのかな。なおチャンネル登録者数はほとんど増えない模様。

そうそう、主人公が隙あらば挟み込んでくるちょっと好きすぎて気持ち悪いくらいの「妹大好き」トークが大変きもちわる……微笑ましいのですが、その一方で当の妹ちゃんも口ではお兄ちゃん嫌いとか言いつつ実は誰よりも兄のことを心配してるのが大変可愛いかった。過労で倒れた兄を心配してVtuberデビューさせたら予想外に炎上続きで、しかも兄がそれを全く気にしないどころか自ら炎上を請け負いに行ってしまってるのに複雑な感情を抱いてしまうのとか本当に可愛いんですよね。匿名掲示板で印象操作しようとしたり、某百科のアンチコメントを削除しまくったり、休日になると頻繁に兄妹でお出かけ(兄いわくデート)してる姿が微笑ましすぎて、にこにこしてしました。兄妹もの好きな人にメッチャおすすめしたいなこれ〜〜。

少しずつ好転の兆しが見えるとは言えコメント欄に荒らしが貼り付いてるままだったり、後輩デビュー疑惑のある元同僚(♀)の話とかも語られないまま終わってしまったのでこのままコンスタントに続巻が出ると良いな。あと畳と主人公の薄い本ください。


「ファンリビ」原作作品のすすめ

去年年末にサービス終了した富士見ファンタジア文庫のクロスオーバーゲーム「ファンタジア・リビルド」のユーザー向けに、ゲームも終わっちゃったし原作作品読もうぜ!!という記事です。本編とかよかったところかここが駄目だったのでは?の話は↓こちらから。

初日から遊んで最終日の終わりまで見届けた1ユーザーの感想です。ちまたで話題になってる動画に触発されたわけではありませんが(ていうか問題のやつ見てない)、出すならこのタイミングかな…と思ったので。「ファンタジア・リビルド」とは公式サイト消える

本当は私が率先して全作読んで紹介したいという気持ちがとてもあったのですがざっくりWikipedia等を使い計算した所全部読もうとするとファンリビに関係ある部分だけでも300冊を余裕で超えていたので、概ねの作品をアニメでざっくり当たる感じになってしまいました…ぶっちゃけ自分が後で読む用のメモも兼ねています。それでも本編に言及出来ていない部分はアニメが合わなくて見れなかったとこですすいません……。

ちなみに私はKADOKAWAの直営電子書籍サイト「BOOK★WALKER」を主に使っているのですが、こちらで提供されている「角川文庫・ラノベ読み放題」というサブスクサービスに加入するとかなりの作品が全巻無料、もしくは1〜3巻読みすることが出来るのでオススメしていく所存です。というわけで現時点で読み放題巻数の多い順に作品を紹介していきます。記事内には2022年2月27日現在のサブスク対応状況を記載していますが、時折レーベル毎の強化期間が来ると無料読みが追加される場合もあるので気になる場合はぜひチェックしてみてください。(逆に、他のサブスクと同じく読み放題が終了するパターンもありますのでご注意ください)

3/1追記:とかいってたら、大量の読み放題追加がありました!!(3月・4月限定)
2021年に1巻が売れたKADOKAWA作品を一挙追加!」というBookWalkerの企画で、「ロクアカ」「デアラ」「ハイスクールD×D」「冴えカノ」「ゲーマーズ」の読み放題が大幅に追加されました!!4月末までの限定となっておりますので、この機会に気になるシリーズがあるかたは是非試してみてはいかがでしょう。サービス未加入の人は、1か月限定のサブスク無料もあるそうです。

KindleUnlimitedもちょくちょく対象になっているようなのですが、確認したところフルメタくらいしかみつけられなかったので今回は割愛。

期間限定(4月末まで)で読み放題巻数が増量しているシリーズ

石踏一榮「ハイスクールD×D」
本編29巻+外伝6巻+続編4巻/読み放題なし→関連シリーズ含め全部
おっぱい大好きな男子高校生・兵藤一誠がひょんなことから命を落とし、学園一の美女にして悪魔のリアス先輩にしもべの悪魔として生き返らせてもらうことに…!?おおむねのメンバーは初期から登場、フリードとのいざこざは1巻と3巻、ロスヴァイセの登場が7巻かな?木場くんとフリードの参戦なかったの残念……。
羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」
本編20巻+短編9巻/BW読み放題:3巻+短編1巻まで→本編19巻+短編8巻まで
やる気の無さすぎる主人公・グレンがひょんなことから「大嫌い」な魔術を教える魔術講師となり、曰くありの生徒たちや自らの過去を知る者たちとの因縁、国家の存亡を掛けた陰謀に巻き込まれていく。リィエルが初登場する3巻までは読み放題対象。ファンリビでの時系列はおそらくイヴがグレンの同僚教師になる11巻くらいまでかな。11巻めちゃくちゃいいので読んでください……。
橘公司「デート・ア・ライブ」
本編22巻(完結)+番外編10巻?/BW読み放題:3巻まで→本編12巻+アンコール4巻まで
空間震と呼ばれる災害を引き起こす、「精霊」と呼ばれる少女たち。ごく普通の少年・五河士道はなぜか精霊達の霊力を吸収・封印する能力を持っていた。ただしそのためには、彼女たちを「デレさせる」ことが必要で!?読み放題に入っているのは狂三が初登場する3巻まで。ファンリビに登場したキャラクター達の素性を読みたいなら11巻まで。アニメは原作12巻までで、原作13巻以後のアニメが近いうちに放映される予定です。
葵せきな「ゲーマーズ!」
本編12巻+外伝3巻(完結)/BW読み放題:3巻まで→短編含め全巻
ゲーム好きの高校生・雨野景大はクラスの美少女・天道花憐からゲーム部に誘われる。ところが自分のペースでゲームを遊びたい景大はその誘いを断り、更にはクラスメイトの上原やゲーム仲間の星ノ守とともに「ゲーム研究会」を設立する!?すれ違いと勘違いが交錯する学園ラブコメ。読み放題は3巻まで。上原くんなぜ実装されなかったのか……。
丸戸史明「冴えない彼女の育てかた」
本編13巻+外伝7巻(完結)/BW読み放題:3巻まで→短編・ファンブック含む全巻
倫也が通学路で運命の出会いをしたのはクラスでも何故か存在感の薄い少女・加藤恵。「理想のギャルゲー」を作るため、彼女をメインヒロインとして「育成」しつつ売れっ子同人絵描きの英梨々やラノベ作家の詩羽先輩を巻き込み同人サークルを結成するが。ファンリビの時間軸的には原作8巻くらいまで?アニメ版の詩羽先輩と英梨々のクリエイターとしての葛藤がすごく良かったので、ファンリビではほぼ出番がなかったの残念だな……。

本編ないしシリーズ全巻がすべて読み放題対応のシリーズ

神坂一「スレイヤーズ」
本編17巻+短編35巻+α/BW読み放題:本編15巻まで、短編全巻
自称美少女魔道士のリナ・インバースが愉快な仲間達と共に派手に呪文をぶっぱなしながら魔族の陰謀に巻き込まれていく。直近発売された本編16巻・17巻を除く50冊以上が読み放題に入っていてボリュームが凄いですが、本編と短編は完全にストーリーが独立しているのでファンリビの元ネタをあさりたいなら本編のみでOK。World05は本編7〜8巻の冥王フィブリゾの陰謀周りと14〜15巻のストーリーがベースになっています。
鏡貴也「伝説の勇者の伝説」
本編28巻+短編・番外編19巻/BW読み放題:関連シリーズ含む全巻
「複写眼」といういわくつきの眼をもつライナが親友で王様のシオンから命じられて相棒で団子大好きな美少女・フェリスと旅に出る。関連シリーズまで含め47冊が読み放題対象でこちらも巻数ゴツいですが、ファンリビ本編の元ネタをあさりたいなら無印全11巻+短編全11巻でとりあえずOK。アニメも無印全巻分の内容で、1クール分で綺麗にまとまっているのでおすすめです。
築地俊彦「まぶらほ」
33巻(完結)/BW読み放題:全巻
人生における魔法の使用回数は少ないがとんでもない魔力を持つ主人公・式守和樹の遺伝子を求めて美少女たちが…!!みたいなお話。「○○の巻」とシリーズごとにサブタイがついていて、ファンリビに出てきたリーラは外伝「めいどの巻」シリーズのキャラクターとなるそうです。全33巻が読み放題対象。
雨木シュウスケ「鋼殻のレギオス」
本編25巻(完結)/BW読み放題:関連シリーズ含む全巻
大気を汚染された世界、自立した意思を持って世界中を移動する「移動都市」とそこに住まう学生達の物語。全25巻に加えて過去編の「レジェンドオブレギオス」や番外編?の「聖戦のレギオス」も全巻読み放題対象。ファンリビでライバル都市として出てきたマイアスも一応本編6巻くらいで出てきますが、あれはファンリビだと完全にベツモノになってましたね……。
賀東招二「フルメタル・パニック!」
本編12巻+短編・番外編11巻(完結)/BW読み放題:本編全巻、短編3巻まで+番外編・アナザー全巻
幼い頃から紛争地帯で生きてきた少年相良宗介が日本の平和な学園・陣代高校で生徒会副会長を務める千鳥かなめの護衛をすることになり、学園でのドタバタやかなめの持つ異常な知識を狙うテロリスト達との戦いに身を投じていく。ファンリビで取り上げられていたのはガウルンとの戦いなので5巻まで。学園都市マイアス周りの元ネタは短編2巻の「やりすぎのウォークライ」、ボン太くん周りは「よりぬきボン太くん」という総集編が出てます(電子のみ)。
あざの耕平「東京レイヴンズ」
本編16巻+短編4巻/BW読み放題:短編含む全巻
陰陽道の名家に生まれながら霊的才能に恵まれなかった主人公・春虎がとある霊災に巻き込まれたことをきっかけに幼馴染の土御門夏目、悪友の阿刀冬児とともに陰陽師を育成する学園に入学する。ファンリビの時間軸は原作8巻途中まで。きっかり本編1部完結までになるのでぜひ読んでみてください……夏目の親密度上げると出てくるソシャゲの話はEX3らしいよ。読みたい。
木村心一「これはゾンビですか?」
本編19巻(完結)/BW読み放題:全巻
ゾンビとして生き返った主人公・相川歩が更に異世界からやってきた少女ハルナによって魔装少女に任命され、ゾンビで女装魔法少女とかいうゴッツイことになる。ファンリビでは主人公はハルナやユーのキャラモーションにちょっと出てくるだけだったが、色々な意味で見た目のインパクトがスゴいので原作かアニメを見てみて欲しい。全巻読み放題対象。
柳実冬貴「対魔導学園35試験小隊」
本編13巻+番外編2巻(完結)/BW読み放題:全巻
曰く付きの人材ばかりが集まる対魔導学園35試験小隊(通称「雑魚小隊」)にエリート拳銃使いだが性格に難アリの鳳桜花や魔女の二階堂マリが加入して……。全巻読み放題対象。マリとホーンテッドの馴れ初めは2巻、タケルのキャラクター紹介で語られている妹・キセキの話は原作5巻あたりまでよむとざっくりとした話は見れるはず。アニメも5巻までで結構綺麗にまとまってる。
諸星悠「空戦魔導士候補生の教官」
本編14巻(完結)/BW読み放題:全巻
かつては「黒の剣聖」と呼ばれ、現在は「裏切り者」と揶揄される学園の嫌われ者・カナタ=エイジが負けてばかりのE601小隊の教官として配属され、時にぶつかりあいながら隊員達の能力を引き出していく。電子限定の短編集を含む全巻が読み放題対象。とりあえず1巻を読めばざっくりファンリビに出てくるキャラはつかめる感じかと。
榊一郎「棺姫のチャイカ」
本編12巻(完結)/BW読み放題:全巻
戦争が終わり、生きる目的を見失っていたトールは謎の棺を担いだ少女・チャイカと出会い、妹のアカリと共に彼女の護衛として旅に出る。全巻が読み放題対象でフレドリカの登場が2巻、赤チャイカの登場が4巻。アニメは2クールでおおむね原作終盤までやるけどオリジナル要素も結構入っているようです。結末も別個。
あかほりさとる「セイバーマリオネットJ」
本編12巻(完結済)/BW読み放題:全巻
女性が機械人形=マリオネットにその形骸が残るのみで伝説の存在になっている男性のみの世界、「女性」に憧れを持つ主人公・間宮小樽はひょんなことから感情を持つマリオネット、ライム・チェリー・ブラッドベリーの3体のマリオネットを目覚めさせ、女性復活を目指す旅に出る。こちらも全巻読み放題対象でファンリビの元ネタを当たるなら原作1〜2巻を読めばOK。アニメは2クールありますが、一部エピソードが同じ以外はほぼ別の内容で結末も別。

序盤巻のみ読み放題に入っているシリーズ

賀東招二「甘城ブリリアントパーク」
本編8巻+スピンオフ3巻/BW読み放題:1巻のみ
元子役の男子高校生・可児江西也は転校生の千斗いすずに半ば脅され、地元の冴えない遊園地・甘ブリにやってくる。そこで甘ブリのトンデモない事情を聞かされ、支配人代行として遊園地の立て直しに力を貸すことに…!?読み放題は1巻のみ。アニメとは全く別の結末なのでアニメを見た人も是非読んでみて欲しいです。イベント中盤で出てきたニャーソン達はスピンオフ「メープルサモナー」の方のキャラですがこちらも読み放題なし。

読み放題対象外の作品

石踏一榮「堕天の狗神 -SLASHDOG- ハイスクールD×D Universe」
本編3巻(完結)/読み放題なし
体調不良で修学旅行を欠席した幾瀬飛雄は飛行機事故で幼馴染の少女と多くの級友達を亡くす。しばらくして、かつての級友の姿をした化け物に襲われて……。「ハイスクールD×D」本編開始の4年前を描く前日譚。ざっくりコミカライズで読んだのですが本編には若き日のフリード神父をはじめとした本編キャラも登場するようで、気になります。こちらも読み放題対象外。


GWにまとめて買いたい!おすすめの「長編」ライトノベル

現在、各電子書籍サイトにて「カドカワ祭ゴールデン」というKADOKAWA作品の大量割引セールが、そしてBOOK☆WALKERさんにて「カドカワ作品45%コイン還元+最大1万円以上購入で更に10%還元」というフェアをやっています。前述のセールの対象タイトルの割引率は50%OFFなので(セールトップで最大70%OFFになっておりますがラノベは半額のみでした)、コイン還元と合わせると80%くらいお得に買える計算となります。

というわけで普段はオススメし辛い長編ラノベを布教するチャンス!!!と思いました。コイン還元+10%のところまで買いたいけど数千円足りない!とかそういうときにひょいとこの記事の存在を思い出していただけたら幸いです。基本的に総計20冊以上のロングシリーズばかりですが、端数に入れやすいよう、全体の巻数や途中巻まで買う場合どこまで買うのがオススメかなども併記しております。あと振り返ったらめちゃくちゃ富士見ファンタジアが多かった。あそこ短編含めるとかんたんにシリーズ巻数膨れるからな……。

数千円足りないなら買わないほうがお得だとかそういうふうに我に返ってはいけない。

羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」(1〜18巻/以下続刊)
ファンタジア文庫が数年前くらいからジャンルごと推してる印象なファンタジー世界教師もの。とある事情で魔術師としての道を諦めた主人公が非常勤講師として魔術学院に通うことになり、深い魔術知識と応用力を駆使して生徒達を導いていく──というお話。本編既刊18巻+短編集8巻で富士見でも屈指の長編シリーズとなりつつありますが、特に後半巻の盛り上がりは尋常じゃなく、連載中の長編ラノベの中で一番推したい作品のひとつです。


▼ 何巻まで買うべき?
現在シリーズ全体としてもクライマックス的な盛り上がりを見せているので今すぐ全巻読んで追いつこう!!という気持ちがかなりあるのですが、途中巻までで様子見したいなら本編10巻までを推奨。前半のクライマックスとも言える巻で今後の展開を匂わせつつもきれいにしっかりと終わる巻になります。「追想日誌」の方とのリンクも殆どないので10冊でサクッとまとまるのが良い感じです。(しかし11巻から先がまた面白いので気に入ったら是非読んで欲しい…!)
羊太郎「ロクでなし魔術講師と追想日誌」(1〜8巻/以下続刊)
短編集はコメディ要素強めの雑誌連載短編+書き下ろしの過去編が挟まる構成。後半からこちらの過去編を読んだほうがわかりやすい話が増えてくるので、原作最新巻まで追いつきたい場合はこちらも一緒に購入するのをおすすめしたいです。序盤を読む分にはそこまで必要な知識はこちらにないので、とりあえず1巻だけとかで興味が出たら買うとかでも良いかも。
賀東招二「フルメタル・パニック!」(本編全12巻)
4回アニメ化された、富士見ファンタジア文庫が誇るロボットラノベの金字塔(大きめ形容詞)。戦争しか知らない主人公・相良宗介とその護衛対象である千鳥かなめのボーイ・ミーツ・ガール作品でもあり、そんな宗介が「強い感情を力に変える」というブラックテクノロジーを搭載した人型兵器を使いこなしていくか、そのロボットを使ったバトルも魅力の一つであります。


▼ 何巻まで買うべき?
これはぜひとも一気読みで!!!!なんですけど(2回目)、敢えて途中で切るなら戦争しか知らなかった相良宗介が「千鳥かなめのために戦う」という覚悟を決める「終わるデイ・バイ・デイ(下)」=原作5巻まで。また、本編を一気読みする場合はメインキャラクター達の過去を掘り下げた番外編短編集フルメタル・パニック!−サイドアームズ2−極北からの声もセットでどうぞ。作者は違いますが、本編完結後のフルメタ世界を描いた外伝「フルメタル・パニック!アナザー」というシリーズもあります。
賀東招二「フルメタル・パニック!(短編集)」(9巻)
学園でのドタバタを描く雑誌掲載短編集。本編との繋がりは殆どないのですが、原作7巻以降は短編集に登場する学園のキャラクターたちがかなり重要な役目を果たすため、そこまでに短編集の方も何冊か触れておいて欲しい。基本的にストーリーに連続性はないため、あらすじだけ読んで気になるやつだけ読むのもあり。ちなみにアニメ版「ふもっふ」で放送された温泉回はこちらではなく「サイドアームズ−音程は哀しく、射程は遠く」に収録されています。

個人的には林水先輩に焦点を当てた短編が収録されている「同情できない四面楚歌?」と、終盤で出てくるファッ○ン老人達との邂逅編が収録されている「安心できない七つ道具?」あたりは読んでおいて欲しいです。あと、全部読む暇がない感じならボン太くん関連の短編だけ集めた「よりぬきボン太くん」もおすすめ。
神坂一「スレイヤーズ!」(1〜17巻/以下続刊)
アラフォーラノベオタクがかなりの確率で通っていると噂の「富士見ファンタジア文庫黄金期」を築いた作品の一つ。魔術に関して天才的な能力を持つ少女リナ・インバースとその仲間たちが復活した魔王やその手下の魔族達と繰り広げる冒険譚。割とテンポの良い掛け合いとかっこいい呪文からド派手な魔法がぶちかまされるみたいなイメージが強いですが、本編は思ったよりシリアスな展開も多かったり、かなり緻密な魔術談義があったり…と、割と読みやすい物語の中でかなり濃厚なことやってる印象(個人的な感想)があります。


▼ 何巻まで買うべき?
本編第一部が完結する8巻までか、本編第二部が完結する15巻まで。アニメ化されたのは第一部までなので、リアルタイム世代と会話するなら大体ここまでの知識で足ります。第二部はアニメ化されていない部分で、レギュラーキャラを半分一新して第一部よりもややシリアスな話が展開されます。16巻は往年のファン向けに制作されたお祭り作品としての面が強いため、本編8巻まで読んで面白かったら是非読みましょう(第二部を読まずに16巻だけ読んでも問題はありません)。

17巻は新展開の第三部……なのですが、一昨年新刊が出てから音沙汰無しなので、18巻の発売予定が決まってからでもいいんじゃないかな……。
神坂一「スレイヤーズすぺしゃる」(全30巻+5巻)
雑誌に掲載された短編シリーズ。なんとびっくり原作の倍近い巻数が出ていてつい10年前までリアルタイムで新刊が出ていた。なお、30巻でナンバリングがリセットされ、「スレイヤーズすまっしゅ」というシリーズ名に変わってそこから更に5冊出てた。つまり本編15巻(※16巻以降は短編完結後に発売)に対して短編だけで35巻出てたことに。

この短編シリーズの凄いところは本編を一切知らなくても読めるところ。原作1巻でガウリイと出会う前のリナが、「白蛇のナーガ」という女性と腐れ縁しながらも基本的には気ままな一人旅をしているというだけの話が延々と描かれる。ぶっちゃけ全く読まなくても本編には関わってこないし、リナとナーガの基本設定だけ覚えていれば、あとは興味のある巻だけつまみ食いしていけばいいということ(一部複数回レギュラーキャラとして登場するキャラクターが居るには居ますが…)

表紙やあらすじを読んで、気になるやつがあればスナック感覚で読んでみると良いかと。紙の本だと「スレイヤーズせれくと」という初期短編傑作集的なものがあるんですがなぜか電子書籍化されていない。BWのラノベ読み放題に「すぺしゃる」「すまっしゅ」共に全巻入っているのでそういう意味でも気軽に読めます。
葵せきな「生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録」(本編12巻)
美少女揃いの生徒会役員達と、彼女たちと「ハーレムを作る」為に副会長になった主人公が繰り広げる、テンポの良い会話劇。時流のオタクネタが盛りだくさんのメタコメディで今読むとちょっとネタが古く感じると思うけど、当時の空気が分かる人なら楽しく読めると思います。


▼ 何巻まで買うべき?
かなりクセが強いので個人的には試し読みかなにかで1話読んでみるといいかもしれない…。良くも悪くもストーリーがないに等しいシリーズですが途中で切るなら謎シリアス展開「企業編」に一区切りつく5巻までを。また、続編扱いの「新生徒会の一存」は杉崎の作るハーレム構想に対して第三者が試練を与えるような展開で結構しんどい話なので、本編の合間に繰り広げられるシリアス展開が好きじゃない人はスルーで良いかも。

余談ですが同作者の前作「マテリアル・ゴースト」のヒロインのうちのひとりがサブキャラクターとして登場したり(そして企業編で微妙に匂わせをしてくる)や最新作「ゲーマーズ!」のキャラクターの一人が碧陽学園の生徒だったり…と微妙な繋がりがあったりなかったりなのでこのシリーズが面白かった人は他のシリーズも手を出してみると良いかもしれません。ゲーマーズに碧陽学園の子出てくるのはファンリビで知った。
葵せきな「生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録」(全9巻)
雑誌に掲載された短編が主体の番外編短編集。富士見ファンタジア文庫ではよくあるスタイルですがぶっちゃけこのシリーズは本編も短編の集合体なので実質本編と変わりないのでは?まである。割と生徒会室以外でのクラスでの出来事がメインだったり、生徒会役員の面々の過去に迫ったり(一部キャラの過去は本編で語られます)。割とそれぞれの過去の話が結構重くて、そんな彼女ら彼らが本編で生徒会室という場所に一時の安らぎを見出し、楽しくおしゃべりしているというのにどうしようもないエモさを感じてしまうような気がしなくもなく、意味で本編短編両方読んだほうが作品への理解度が深まる印象ではあります。
林トモアキ「お・り・が・み」(全7巻)
ちょっぴり不憫な少女・名護屋河鈴蘭が身に覚えのない借金のカタに悪の組織「伊織魔殺協会」に拉致られるところから始まる、神を殺すものたちと神・魔との戦い。林トモアキ作品はほぼすべての著作が同一世界観で繋がっており、ハマったらめちゃくちゃ面白いけど読みはじめると大変な冊数に。私も全部追えては居ないのですがそんな超長編の世界観のシリーズで真っ先に手を出すのはどれ?というと個人的にはやはりこちらかなと…。
林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」(全5巻)
個人的に一連のシリーズで好きなのはこちら。顔が怖いだけの普通の青年・ヒデオが、偶然得たウィルスの精霊・ウィル子の力を借りながらも鈴蘭の主催するバトルロイヤル「聖魔杯」にハッタリで挑む物語。様々な出会いを経て生まれた絆を武器に、クライマックスでは神や魔と戦うような強敵たちとも渡り合っていくヒデオの姿がとにかく熱く、気持ちよく読める物語です。



▼ 何巻まで買うべき?
「お・り・が・み」(全7巻)→「戦闘城塞マスラヲ」(全5巻)→「レイセン」(全8巻)→「ヒマワリ」(全8巻)でヒデオと鈴蘭に関する物語が全28冊。更に同一世界上の物語「ばいおれんす・まじかる!」(全3巻)と作者の別シリーズであるファンタジー世界を舞台にした物語かとおもったらいつのまにかやっぱり同じ世界の物語だと判明していた「ミスマルカ興国物語」(既刊14巻/以下続刊)があります。自分の読書スピードやお財布の事情に合わせてシリーズ単位で購入していくと良いのではないかと…私はいつかおりがみとマスラヲを再読してレイセンを読みたい。

力尽きたので以下ざっくり。

野村美月「文学少女」(全10巻)
本が「食べちゃうほど」大好きな自称“文学少女”の天野遠子とそんな彼女に「おやつ係」として文芸部に強制的に入部させられた元作家の男子高校生・井上心葉が学園で巻き起こる事件を解決していく甘酸っぱい恋とミステリーのお話。遠子先輩の口から語られる様々な文学作品が本当に「おいしそう」で、そんな文学作品達を下敷きにして巻き起こる様々な事件が印象的。続編である「文学少女見習い」シリーズもあります。
アネコユサギ「盾の勇者の成り上がり」(22巻/以下続刊)
「小説家になろう」から書籍化した人気作。不遇職(?)である「盾」の勇者になってしまった主人公が異世界転生した途端に手酷い裏切りを受け、自らはまともに戦うことが出来ず仲間の力を借りられない状態でただ一人の「奴隷」の少女と共に力をつけていく、というお話。小説家になろうで本編ラストまで読んでいるのですが、書籍版ではかなり大きく展開が変わっているらしいときいてずっと読みたい。なおシリーズ本編と番外編の「槍の勇者のやり直し」を全部買うと半額状態で11000円超えてそこから55%コイン戻ってくるのでかなりおすすめです。
あざの耕平「東京レイヴンズ」(既刊20冊/以下続刊)
後天的に霊力を得て、陰陽師の育成機関「陰陽塾」に通うことになった土御門春虎が、彼に霊力を与えた幼馴染の夏目、腐れ縁でワケアリ霊力持ちの冬児や陰陽塾の面々と共に様々な霊災に立ち向かいながら成長していく物語。本編は3年ほど止まってますが、本編9巻までが第一部なのでそこまで読めばいいんじゃないかなあって……駄目かな……。


読み放題が来た今こそ読みたい「ちょっと古め」のラノベ20選。

先週末からBOOK☆WALKERで角川文庫・ライトノベル 読み放題というサービスがはじまりました。
しかも、2020年の1/31までは無料で読み放題になるそうです。

というわけで、対象作品の中で私が完結(最新巻)まで読んでいるタイトルの中からちょっと古め(2000年代中心)完結済(多分)作品のなかからおすすめラノベを20作品リストアップしました。なんで「ちょっと古め」の「完結作品」なのかと申しますとそういうやつはリアルタイムで巻数が増えないため後回しにされがちだと思うからです。私がそうです。新作は多分他にまとめる人がいると思うのでそっちで探してください(「錆喰いビスコ」と「ファイフステル・サーガ」が個人的におすすめです)

何か気に入ったものがあれば手を出してみていただけると比較的古産なラノベ読みとしては冥利に尽きます。

※なお、この記事は書影を引っ張るためにKindleへのリンクを併用しています。Kindleの方の読み放題タイトルではありませんのでご注意ください。

1巻完結 / 3〜5巻 / 6巻以上

1巻完結

入間人間「多摩湖さんと黄鶏くん」→感想
バカップルがイチャイチャとゲームするだけの小説。
ゲームの内容がいちいちフェチくて二次創作心をくすぐる。みんな頼むから読んで推しカプで「キスババ抜き」やってくれ!!!
うえお久光「紫色のクオリア」→感想
愛する少女と共に在る未来を目指し、少女は時空を駆ける。
女の子三人がイチャイチャするほのあたたかい序章と、ハードな時空改変SFである本編に圧倒される。

3〜5巻

岩井恭平「消閑の挑戦者(1巻まで)」→感想
『天才』達が挑む、究極の超能力×頭脳ゲーム!!
既刊3巻。主人公・小槙と彼女のパートナーである祥が常にすれ違いながら様々な天才達に挑んでいく。「超飛躍」という頭脳を活性化させる異能を用いて行われるハイレベルな頭脳バトルがたまらない。
土橋真二郎「扉の外(全3巻)」
閉鎖空間で熟成されていく「人間の悪意」にゾクゾクが止まらない。
とにかく薄気味悪い人間関係と、どこまでも後味の悪い展開で初読時は本当に「これは無理!!」と思ったのですが未だに不思議と惹きつけられてやまない作品。色んな意味で煮凝りのような濃さを感じるデビュー作。
杉井光「火目の巫女(全3巻)」→感想
異形と戦う少女達の、儚くも悲しい宿命の物語。
過酷な宿命の中で様々な少女たちとの出会いと別れを繰り返しながらひとり残されていく主人公・伊月の姿が、悲しくも美しい。長い時を生きる帝・豊月との関係も良かった。
平坂読「ラノベ部(全3巻)」→感想
「ラノベ」にまつわる高校生たちの楽しい日常。
軽妙な会話劇が楽しい文系部活ラノベ。全3巻なので手軽に読める。個人的にいちばん好きなのはリレー小説ですよろしくおねがいします。
水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス(全4巻)」→感想
喪われた魔術種達の生存競争に巻き込まれたヒトたちの物語。
絶望的な戦いの中で、己を削りながらも手を取り合って生きようとする少年少女の姿が印象的。自傷、トランスセクシャル、同性愛と性癖てんこ盛りな展開も好きです。FGOのアガルタやセイレムが好きなら是非…。
秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏(全4巻)」→感想
不思議な少女と過ごす忘れられない夏の想い出。
過酷な宿命を背負った少女・伊里野と普通の少年・浅羽。二人を待つ過酷な運命と、あっさりと終わっていく二人の「UFOの夏」にしんみり。読んだら6月24日に「おっくれってるー!!」って言いたくなる。
柳実冬貴「Re:バカは世界を救えるか?(全5巻)」→感想
微妙な異能を手に入れた中二病の少年の、世界を救うための戦い。
非日常を求めてやまない中二病の少年が本物の異能と非日常の世界に巻き込まれていく。終盤に行くに連れインフレしていく世界観と、そんな戦いの中で本物のヒーローになっていく主人公の姿がアツかった。ヒロインたちとのやりとりも可愛いですが男の友情もあります!!!
三上延「シャドウテイカー(全5巻)」
未知の存在からの侵蝕に抗う少年少女を描くホラー系異能バトル。
背筋を這うようなホラー展開と、徐々に記憶を失っていく幼馴染の少女を救うため奔走する主人公の姿が印象的。というか三上先生の異能バトルはだいたい幼馴染大勝利ラノベなので幼馴染ストはこの機会に読んでほしい。
林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ(全5巻)」→感想
これは長い物語(サーガ)の “はじまり”。
引きこもりの青年が、目付きの悪さとハッタリだけを武器にしてツワモノ揃いのバトルロイヤルを勝ち抜いていく。少しずつ人間として成長していくヒデオの姿に胸が熱くなる。林トモアキ作品は全著作に濃厚なリンクがあるので薦めるの難しいんですけど、個人的に入門編として推したいのはこれか「お・り・が・み」かなと思います。
神坂一「ロストユニバース(全5巻)」→感想
「スレイヤーズ」の著者が贈る過去の遺産技術を巡るスペースオペラ。
もうまず主人公がキメキメでライトセ●バーとマント構えて出てくる所から大好きすぎるんですけど、テンポの良い掛け合いと意外に重たい展開がいかにも神坂作品という感じで好き。なにかとスレイヤーズとのリンクを思わせる(が特に直接的なリンクはない)用語の数々にもニヤリとしちゃう。

6巻以上

風見周「殺×愛-きるらぶ-(全8巻)」
最後の人類になる少年と彼を殺しに来た少女の、世界を賭けた恋。
世界を救うため×騙して利用するために偽りの「恋人ごっこ」をしていたはずが、お互い本気で好きになって…という王道展開と、ご都合主義とも思えるハッピーエンド展開がたまらなく好き。主人公の行動にモヤッとする部分もあったけれど、自分勝手と自覚しながら足掻き続ける終盤がやっぱり好みでした。
藤原祐「レジンキャストミルク(全8+2巻)」→感想
心に“欠落”を抱えた少年と心を持たされた“人形”の少女の物語。
明るく楽しく描かれる「日常」の学園生活と、欠落の代わりに異能を得た少年少女が傷つけ合う「非日常」の戦闘パートの落差がたまらない。もうほんとうにこの漢字やら英語のルビを振りまくった文章とバトル展開が好きすぎて。殊子先輩が好きです…………。
中村恵里加「ダブルブリッド(全11巻)」→感想
『二重雑種』の女と無骨な青年が織りなす「ちとにくとほねのものがたり」。
お酒が大好きでちょっと不思議なアヤカシのおねえさんと石頭系武骨な警察男子がアヤカシ対策専門部署という閑職でほのぼのする話かと思ったら互いを傷つけあわずにはいられない人間とアヤカシが織りなすちとにくとほねの物語です(ツイッターの自分のつぶやきが上手いこと言ってたのでそのまま転載)
葵せきな「生徒会の一存(2巻まで)」
ハーレム願望の主人公+ヒロインたちの軽妙なやりとりが秀逸。
とにかく生徒会室で軽い会話をしてるだけのお話なんだけど、気軽に読めてぷっと笑える短編ラノベならコレという気持ち。「全員を幸せにするために」ハーレムを目指す杉崎の姿も個人的には好感度高く、そんな彼が大きな壁にぶつかる「新生徒会の一存」もおすすめ。
あかほりさとる「セイバーマリオネットJ(全12巻)」→感想
心を持ったマリオネットと少年の、人類の未来を賭けた恋。
ハーレムラブコメではあるんだけど、その一方で“人間の女性が居ない”歪んだ世界の姿と、女性を復活させるために“人間の心を持った機械”を愛すことが出来るかを試され続ける主人公・小樽の姿が衝撃的。どこか物悲しいエピローグが忘れられなくて、定期的に読み返してしまうシリーズの一つ。
田尾典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!(全8巻+外伝4巻)」→感想
全員が幸せになれるルートを、地道に模索していく姿が印象的。
ヒロイン全員と幸せになるためハーレムルートを目指す!という展開と、それを実現するために問題点を洗い出して割と地道な努力を重ねていく展開が熱かった。現実産ヒロインの高橋愛子さん推しなんですけどそれはそれとしてゲームの真主人公との男の友情も大変美味しかった…。
椎野美由貴「バイトでウィザード(全14巻)」
現代魔法使い「ブラック家業怖い」ラノベ。
魔術師の一族に生まれて大きな力を持ってしまった主人公が、一族の長にいいように使われて使い潰されていくのがマジブラック企業怖いなんですけど!敵の尖兵となってしまった恋人を救うため、自らの生命を掛けて戦いに挑む主人公の姿も印象的でしたがやっぱり「ブラック家業ラノベ」のインパクトが強い。
田口仙年堂「吉永さん家のガーゴイル(2巻まで)」
最終巻でのタイトル伏線回収がアツすぎる。
ふくびきの景品として吉永さんの家にやってきたしゃべる石像・ガーゴイル。最初は杓子定規に家族に近寄るものを攻撃していた彼が、少しずつ人間の機微を学び、様々な体験を経て心を得て成長していく。最後に吉永家の一員となった彼の少しだけ変化した『名乗り』にホロリとしてしまう。読み放題は2巻までなんですけどなんとかして最後まで読んでください全15巻+外伝3巻です。


今月のまとめと読了記録[2009年2月分]

2月に読んだ本は19冊でした。

2009年2月のページアクセストップ4


 
とらドラ9!
⇒感想

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!
⇒感想

 
とらドラ8!
⇒感想

アクセル・ワールド
黒雪姫の帰還
⇒感想


ファミ通の新人さんの「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」と電撃の新人さんの「アクセル・ワールド」がそれぞれ2、4位でした。両方とも凄くオススメなので気になってる方は是非とも。先月の「これはゾンビですか?」といいやはり新人さんの作品の感想はみんな気になってるんだなあ。

とらドラ8、9巻の感想はアニメ始まって以来ずっとうちのアクセスベスト5内に残り続けているわけですが……アニメ本編もついに8巻の内容が終了して、特に先週はいろいろな意味で感慨深かったです。あと1ヶ月でアニメも終わりかーとか思うと…。

2009年2月に読んで面白かった本


さくらファミリア!3
⇒感想

とある飛空士への恋歌
⇒感想

ロスト・ユニバース4
悪夢 生まれる(⇒感想

雪蟷螂
⇒感想


祐太かこいいよ祐太。
とりあえず「さくらファミリア!」は祐太に萌えておけばそれでいいと思う。欝黒な杉井光も好きですが、コミカルな杉井光はもっと大好きかもしれません。そして皆がエリとかレマとかるーしーとかガブリエルさんとかいってる中、祐太萌えなんだぜ!

1巻に他の人々ほど熱狂できなかった分、身構えてしまっていた部分の多かった「とある飛空士への恋歌」はいろいろな意味で嬉しい誤算の多い物語だったなあと。何よりも主人公・カルエルの偉高々ヘタレっぷりというか、なんともいえないツンデレ具合が最高であったと……また主人公萌えか!!!

再読強化月間からは「ロスト・ユニバース4」。神坂一の悪趣味っぷりが全開な物語で、前半の愉快で気の良いキャラクターたちに感情移入すればするほどラストで欝れる仕様になっております。最終巻も嫌いじゃないけど、やはり4巻がいろいろな意味で最高であると主張したいです。

紅玉いづきさんの「雪蟷螂」はいろいろな意味で説明不要だと思う。これまでの2作の「人喰い物語」がツボに入るなら絶対ツボに入るという感じ。ロージアさんの生き様が鮮烈な印象を刻み付けていきました。

2009年2月の読了記録

例によってメディアマーカーの読了記録から。
今月から読んで感想書いてるラノベ系は除外してます。
続きを読む


電撃文庫ソートとラノベ作家140人ソートやってみた

電撃文庫2008年上半期発売シリーズソートやってみた。結果15位まで。

1 ダブルブリッド
2 とらドラ!
3 とある魔術の禁書目録
4 モーフィアスの教室
4 吸血鬼のひめごと
4 断章のグリム
7 モーフィアスの教室
8 タザリア王国物語
8 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
10 ツァラトゥストラへの階段
11 MAMA
12 しにがみのバラッド。
13 ブギーポップシリーズ
13 狼と香辛料
15 灼眼のシャナ
15 アスラクライン

67作品中アスラクライン以下、全部1巻で切ったか未読シリーズだったよ……トップ15圏内に「みーまー」「ブギポ」「香辛料」「シャナ」と既に切ったシリーズがはいっちゃってるし。最近の自分の電撃文庫離れが露骨に現れた結果になりました。他所の感想サイトさんが悲鳴を上げてる月でも最近は1?2冊しか購入シリーズがない。

対象シリーズが少ないのと、それ以上に知ってるシリーズが殆どないので簡単に答えられたのですがやはり電撃と言うと「終わりのクロニクル」とか「Missing」とか「ナインエス」「キノの旅」あたりが入ってないのは寂しいかも。個人的には新人を削って、その分対象期間を広げてほしかったですね。2巻以上でたシリーズを対称にするとか…(でもそうするとファンが多そうな紅玉いづきさんなんかは除外になっちゃうのか。)

……と呟いてたらStellaさんが光速で電撃80シリーズソートを作ってくださいました。仕事速い!仕事速いです!!
というわけでこちらも結果晒し。25位まで。

1 ダブルブリッド
2 終わりのクロニクル
3 Missing
4 レジンキャストミルク
5 断章のグリム
5 レベリオン
7 とらドラ!
8 とある魔術の禁書目録
9 都市シリーズ
9 ルナティック・ムーン
11 図書館戦争シリーズ
12 9S
13 アリソン
13 タザリア王国物語
15 キノの旅
16 吸血鬼のおしごと
17 半分の月がのぼる空
18 バッカーノ!
18 リリアとトレイズ
20 しにがみのバラッド。
20 ブギーポップシリーズ
22 キーリ
22 灼眼のシャナ
24 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
25 狼と香辛料

レベリオンとグリムがちょい高すぎるよーな気がするのですが、あとはとても順当な結果に。ベスト3は私の電撃文庫シリーズ中ではかなり鉄壁。タザリアと半月の続き読まなきゃなぁ…。

ついでにラノベ作家140人ソートの結果も。別ブログの方でやったものの転載。
こちらは30位まで。


続きを読む


2007年に読んだ本まとめ その1


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

去年は萌えの勢い余ってバカテス本まで出してしまった当ブログとしましては、巫女姿の秀吉でも描かねばいけないのではないかという考えが脳内をよぎった今日この頃ですが、時間的な都合で間に合いませんでした……このブログを見てくださってる皆様は冒頭の台詞を読む際、各自巫女服姿の秀吉が頬を染めながらなれない標準語で挨拶している姿を思い浮かべればいいと思います。隣に巫女服の明久が思い浮かんだら、貴男も立派な腐の仲間入り☆

そんなこんなで今年の総括行ってみます。

2007年の読了冊数
 2007年1月:16冊 2007年2月:17冊
 2007年3月:11冊 2007年4月: 7冊
 2007年5月:17冊 2007年6月:14冊
 2007年7月:16冊 2007年8月:16冊
 2007年9月:22冊 2007年10月:16冊
 2007年11月:13冊 2007年12月:8冊
合計:173冊


ほぼ約2日に1冊ペース。
スパロボW(3?4月)や原稿(11?12月)の関係で読了ペースが猛烈に落ちた時期を除外して考えれば、いつも通りな感じがしますね。ちなみに12月には感想書いてないだけで新井素子のハードカバー読んだり、小説ツインシグナルの読み直しをやったりしてたので、その辺を加えれば約180冊ってところかと推測。

2007年読了のオススメ本
「2007年に読了した本」という区切りで、各部門ごとにベスト3を選出。
2007年読了にするか発売にするかで結構大きな違いが…特にアレとかアレとか。
なお、部門は一部去年のものから削ったり増やしたりしてます。
※画像リンクはbk1の該当ページとかに飛びます。(一部違うのあり)



続きを読む


吸血鬼のひめごと The Secret of Vampires

[著]鈴木 鈴 [絵]片瀬 優

親しい仲間達との別れから2年後、半吸血鬼である事を隠しながら日本の高校に通い始めたレレナ。自らの正体を両親以外の誰にも打ち明ける事ができずに思い悩む毎日の中、彼女は“あの人”の面影を持つクラスメイトと、吸血鬼の“主人”だと名乗る少年に遭遇する。そして人の欲望を叶える代わりにその願望を喰らうという魔物を共に追う羽目になり、再び「非日常」に巻き込まれていく…
   個人的お気に入り度数

ある時気がついたというか目覚めた。

「愛の反対は?」と聞かれたなら、私は「憎悪」ではなく「無関心」と答える人間。ということは憎悪もまた一つの愛の形なのではないかと思った次第でありまして…

(「いつも感想中」さん)

リンク先で論じられた通り、「憎悪」が一つの愛の形とするならば、私が決して少なくない(一般人の平均から比べて)、今まで読んだライトノベルの中でたった2回だけ、読んだ事に憎悪を抱いたシリーズが何を隠そう今作の前身となる「吸血鬼のおしごと」であります。(ちなみにもう1つは神坂一の「闇の運命を背負う者」だこんちくしょー!「スレイヤーズ」本編最終回も微妙だったけど、あれほど最終巻イラネと思った作品も他に無いと思う。)

シリーズ序盤のまったりした吸血鬼ラブコメからはうってかわった欝全開のダークでグロな展開は最終的にサブヒロインの無駄死に、ライバルキャラクターの精神崩壊を経て主人公の暴走による自滅に至り、挙句取り残されたメインヒロインを放置プレイしたまま終了、というあまりにも報われない展開になってしまい、当時こういう展開に耐性の薄かった私は初めて読み終わった文庫を泣きながら壁に投げつけたのでした。

そんなこんなで絶対に出ないと思っていた続編が登場という事で、著者のその後のシリーズも「おしごと」でのショックから立ち直れず、1巻で挫折してしまった私は買うかどうか散々に悩みました。ものすごく悩みました。それでも結局手に取ったのは結局今月購入予定の新刊が比較的に少なかったからというだけの理由に過ぎないわけですが、本を実際手にとって、読み始めて思ったのでした。ああ、私はこのシリーズが本当に好きだったんだなあ…、と。

さて、続編となる「ひめごと」は前作を読んでいない人でもギリギリ楽しめるくらいの内容になっています。「お・り・が・み」と「マスラヲ」よりもリンク度合いは低い(だって主要キャラほとんど残ってないもんな…)ので前シリーズを知らない人でも結構楽しめるのではないでしょうか。当然前作を読んでいた方が楽しめるのは事実だと思いますが。そして、最初はほのぼの気味だった「おしごと」と違って今回は初っ端から結構ダーク気味。なんかもう「おしごと」であれだけの事をやられた後なので、もう欝展開もグロもダークもどんと来いだ!!という気分ですね。ある意味安心して読めます。

前シリーズを読んだ時点で正直「足手まとい」「グロシーンと虐げられ担当」「舞に出番喰われすぎなメインヒロイン」という印象しかなかったレレナ(失礼)が、この2年間でものすごく成長していて、前シリーズの役立たずっぷりを知っている読者としては新鮮でした。でも、そんなレレナが成長した原因を考えると…って感じで切なくなったりはするのですが…。特に半吸血鬼としての能力を生かして戦闘までそれなりに出来るようになっている事には驚きました。そういえば前シリーズで秘められた戦闘能力が……みたいな伏線があって、回収されずに終わったけどその辺がクローズアップされたりするのかもしれません。

新キャラもポジション的には前作で喪われたキャラクターたちを思い起こさせる要素を持ちながらもちゃんと別のキャラクターとして独立していて、すごく良い感じ。ただの人間だけどいつのまにやら巻き込まれてしまった青磁がなかなか熱血少年として良い味出してます。というかそれ以上にその従者(?)のたまが良いですね。何気に青磁の家にも色々ヒミツがありそうで、今後の展開が楽しみ。

そんなこんなで、久しぶりに読むと非常に面白かったです。個人的には今後レレナが新しい仲間を得て、過去の傷から立ち直っていくような展開を期待します。今作になってからレレナの「いい子」っぷりが実に良い感じになってて、ただの虐められキャラのまま終わるのは本当にもったいなく感じてしまうので。





まあそんな明るい展望を期待しつつ、全滅エンドの可能性も忘れないようにして読みますけどねっ!?


面白検索キーワード&今月のオススメ[2007年10月分]

さてさて毎度微妙に趣旨が変わったり変わったりして微妙に迷走気味の「今月のまとめ」コーナーですが、
検索ワードが毎回同じような本ばかりになって面白くない」という理由から、
大幅に前半の方向性を変えてみました。

人気検索キーワードで取り上げた本のまとめっていうのが何気に難しく…。
だって何故か途中までしか読んでもいないのに人気検索ワードの2位が某香辛料とか!
検索キーワードTOP5の5位以外、全部今月読んだ本じゃないとか!
どうしろと!ある意味オモシロいけどさ!

というわけで

2007年10月のオススメ本。


されど月に光は届かず(⇒感想

鉄球姫エミリー(⇒感想

お狐サマの言うとおりッ!(⇒感想

「魍魎の都」がツボ過ぎでした!おかげで暫く脳内歴史モノ祭でしたよ!
鉄球姫エミリーはエミリーのお下品ぶりとそれとは裏腹なグロ展開に燃え。

2007年10月の人気(?)感想三選。


キノの旅XI(⇒感想

ドアーズ1(⇒感想

アビスゲート(1)(⇒感想

早い話が「アクセス数の高かった順」というやつで。
随時当サイトの検索ワードの4割を占めるキノたんと神坂新シリーズ作品が仲良くランクイン。
アビスゲートはとにかく、DOORSはマジオススメです。さすが大御所(違)


続きを読む