“秋” の検索結果 | ページ 4 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:秋 (127 件 / 13 ページ)

わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート

 

「入居者募集中ご相談は斎藤家(大家)まで※わけありの方も大歓迎です」という貼り紙のある“斎藤ハイツ”。そこには、変わった住人たちがひっそりと暮らしている。近くにあるマンションを見張っている、犬連れの老人。漫才の練習に明け暮れている怪しげな二人組。押入れの奥に三千万円を隠している若者。一緒に暮らす少年に人の殺し方を教えている殺し屋…。彼らは教えてくれる。生きていくのは難しく、苦しいことばかり。けれど、人生は捨てたもんじゃない。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 「わけありの方も大歓迎」をうたう斎藤ハイツに集まるちょっとワケありの人々。そんな彼らが斎藤ハイツや斎藤家の人々とともに繰り広げるちょっとしたお話を描く、連作短編集。

 2編目の「笑う門には空き巣が来る」が凄く良い悪友ですよってステマされて手にとったんですが、本当に良い悪友だった!!アホの子・隆之介とインテリ眼鏡・雪夫の凸凹空き巣コンビがひょんなことから『漫才師』と正体を偽って斎藤ハイツに住まうことになり、彼らの正体に疑念の目を向ける大家さんの娘さっちゃんを納得させるため彼女を笑わせようとするというお話なんだけど、純粋に自分よりも頭の良い雪夫に憧れる隆之介と頭は悪いがどこまでもまっすぐな隆之介に憧れる雪夫の関係性がとても好き。『刎頚の友』の勘違いには笑った。

 他の物語も、どれもちょっと微笑ましくなったり最後でちょっとホロリとさせてくるようなお話でとてもおもしろかったのですが、凄かったのは
そのすべての物語を受けて始まるエピローグ的な位置づけにある短編「渡る世間に魔女はなし」でした。どこか繋がりそうで繋がっていなかったこれまでの物語を、一人の人間を主人公とした物語として綺麗にひとまとめにしてしまう流れが、これまでの色々なモヤモヤを一気に払拭していくようで。ちゃんとした物語として独立しているのに、さりげなくこれまでの物語の後日談まで盛り込んでるの本当にズルいと思いました。

 すべての物語に関わっていたその人の独白に、その人生の重みを感じてどこか切なく、でもほっこりしてしまう。ちょっと幸せな気持ちになれる読了感のある物語でした。面白かった!


東京レイヴンズ11change:unchange

 

新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋乃の素朴な言葉が突き刺さる。「夏目はいいの?友達に会えなくていいの?」一方、夜の東京の片隅で、陰陽庁の仕掛けた「餌」に大きな獲物が食いついた。始まる激しい呪術戦。出動した『十二神将』と対峙するのは?。変わりゆくもの、変わらないもの。呪術と陰謀渦巻く東京で、再び運命が動き出す! (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 一年半ぶりに東京に戻ってきた夏目だが、追われる身であるが故にかつての仲間たちと再会することもかなわず、やきもきする日が続いていた。秋乃の言葉をきっかけに、最も監視の薄い天馬に便りを出してみることにしたが……というお話。

 10巻で足取りのわからなかった「彼ら」の現在を中心に描いたシリーズ本編11巻。10巻に引き続きシリーズ二部本格始動のための助走の回といった感じなんだけど、しょっぱなから盛り上がるのなんの。大人組のド派手なバトルも展開されて、テンションあがらざるをえない。っていうかこんなところで大友vs木暮の親友対決持ってくるとか、出し惜しみしない感すごい。

 表面上は今までとおりの生活を送る者達でもその実は「今までとおり」とは行かず、誰も彼もが水面下で爪を研ぎながら動き出すための時を待っているといった雰囲気が印象的でした。いろいろなところで一年半の重みを感じさせる展開がアツい。

 特に冬児と「あの人」の組み合わせには正直びっくりしたけど、あの人ほんとどんだけ大友先生好きなんですかね!?いや、なんというかほんと憧れの人に追いつくためにあらゆる努力を惜しまないかがみんは愛すべきヤツというかいとしいというか尊いですけども、愛が重いわー。これ先の巻で、「お前の育てた春虎と俺の育てた冬児、どっちが強いかなァ!!!」とかいって悪友対決始まっても驚かないむしろ見たい。しかし、執拗に大友を追う木暮も含めて、大人組のフラグは9割がた大友に集中してる気がして正直どうなんですか……。

 そんなとまった歯車を動かそうとでもいうような夏目からの便りと、天馬から仲間達への『メッセージ』に思わずにやりとしました。本当に、天馬は美味しいところをピンポイントで持っていくよね!!冬児の言うとおり「普通じゃない」やつらの中に一貫して「普通」を貫く彼だからこその活躍にニヤリとする。

 裏で動き出す多軌子一派の陰謀となんとなくにおわされてくるスケールの大きさにぞくぞくさせられながら、本当にこれから動き出すであろう二部本編が楽しみでなりません。これまでは割りと大人組の活躍が目立って学生組は影に隠れてしまう事も多かったので、一年半の雌伏の時を経た彼らの活躍を楽しみにしていたい。


「好きなライトノベルを投票しよう!!2013下期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期

 2013下半期は本当に本読めなかったんですが年変わってから無理矢理追い上げたりして8作品選んでみました。ラストスパートした俺ガイルと東京レイヴンズが本当に面白かったので読んでください。バカテスが面白かったのは最早自明の理なのでやっぱり読んでください。ハイキューとKのロスモワ的に壁井ユカコせんせいのバレーボール小説「2.43」とかも全力でオススメしたいので読んでください。

既存部門

amazon.co.jp:バカとテストと召喚獣12
井上堅二「バカとテストと召喚獣12」(⇒感想
 最後までアツい男子の友情を魅せつけられましたありがとうございました。
 あとこのラスト悪友エンドってことでいいんですよね?(迫真)

「お待たせ、雄二。準備は出来てる?」
「おせぇぞ、明久。誰に向かって言っていやがる」

【13下期ラノベ投票/9784047292932】
amazon.co.jp:ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです
榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです(⇒感想
 複数の種族を一手に相手取る展開がアツかった!「最弱」の人類が他種族達をあの手この手でねじ伏せていく下克上っぷりがとてもたのしい。アニメも期待してます。

「一回、俺YOEEEからスタートし直せ。それでもまだクソゲと思うなら──」
「……何度、でも……遊ん、で……あげる」

【13下期ラノベ投票/9784040660806】
amazon.co.jp:はたらく魔王さま!10
和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!10」(⇒感想
 異世界を舞台に熱いバトルを繰り広げつつ、根底に根ざしすぎてる生活臭が最高。美味しい所を持って行く魔王のヒーローっぷりやばい。この挿絵がヒドい2013年下半期(P261)。

「この『ヒヤヤッコ』と『ミョウガ』を使えば、悪魔大元帥アルシエルは、
悪魔大元帥ルシフェルや、魔王サタンですら凌駕する力を手に入れられるのよ」

【13下期ラノベ投票/9784048661614】
amazon.co.jp:東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE
あざの耕平「東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE」(⇒感想
 第二部開始。色々わからないことだらけだけど、これからの展開に期待せざるをえないお話でした。新キャラクターの秋乃がどういう形で鍵を握るのか。とても続きが楽しみです。

その光線を受けて──東の空の彼方に、巨大な闇鴉が飛翔している。
黒衣の陰陽師が、東を目指し空を行く。
また、置いていかれた。

【13下期ラノベ投票/9784047129115】
amazon.co.jp:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8
渡航「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8」
 不器用な登場人物たちが、ある人は正面から向かい合い、またある人は背を向けることで心地良い居場所を維持しようとしてすれ違ったり傷つけあったり空回りしたりする姿が本当に辛い。あと葉山が八幡好き過ぎてこれは海老名さんでなくても辛い(別の意味で)

「……すべての人があなたを気に掛けて、嫌っているなんて自意識過剰だわ」
【13下期ラノベ投票/9784094514513】



新規部門

amazon.co.jp:2.43 清陰高校男子バレー部
壁井ユカコ「2.43 清陰高校男子バレー部」(⇒感想
 ラノベ枠に入れていいのか判断が分かれるけど。バレーバカの灰島と灰島につられてバレーを始めた黒羽が、様々な紆余曲折を持ちながら高校バレーの頂点を目指すお話。バレーで青春で男の友情で重い過去です。よもう。
「証明する。秋季大会で。おまえにあげるトスは全部、最高にいいやつにする。
……取り返したかったのは、おれだから……」
【13下期ラノベ投票/9784087715231】
amazon.co.jp:クレイとフィンと夢見た手紙
友野 詳「クレイとフィンと夢見た手紙」(⇒感想
 MF文庫Jで男二人の相棒物な連作短編!!頭脳労働担当なちっさい系先輩・フィンと肉体労働担当なおっきい系後輩・クレイが「届く筈の無い手紙」を届けに行くお話。ちょっとふしぎなお話も楽しいんだけど、主人公コンビの軽妙なやりとりに始終ニヤリとさせられてしまう。
「おい、助けてやっただろうが。礼のひとつもなしか?」
「後輩くんのおしごとは、先輩であるぼくのサポートでしょう?」

【13下期ラノベ投票/9784840154109】
amazon.co.jp:魔王と姫と叡智(えっち)の書
霜野おつかい「魔王と姫と叡智(えっち)の書」(⇒感想
 魔王(ピュアな貞操観念をお持ちの常識人)がファンタジー世界でエロ同人作家(男性向)のお姫様や執事や勇者やらに振り回されるお話。タイトルと表紙じゃ内容つたわらなさすぎるのマジ遺憾の意。あとツイッターネタがリアル同人女子すぎてわろえない。まじあの1Pの衝撃といったらない。
没姫(@botsu_p):あーあーあー…………。
没姫(@botsu_p):やってしまいました…………うわぁ…………ない…………あれはない…………。

【13下期ラノベ投票/9784797375275】



艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます!

 
GUNP

「一航戦、赤城、出ます!」「加賀、続く!」本日も鎮守府の艦娘たちは出撃、演習、遠征に明け暮れていた。しかしある日を境に、遠征先の海域に、通常よりも精強なエリート級の深海棲艦が出現する現象が発生!事態を重くみた提督は、南方海域にある深海棲艦の泊地に原因があると考える。そして鎮守府すべての艦娘を動員する総力戦を決意するのだが!?「人々が自由に海を行き来できる未来を―」艦娘たちの熱き艦隊バトルが開幕! (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 「艦隊これくしょん」のノベライズ攻勢第二段。角川スニーカー文庫版はとある1人の提督が様々な艦娘達を擁してサーモン諸島に居を構える「泊地棲姫」と戦うというお話。2013年春の期間限定イベント『敵艦隊前線泊地 殴り込み』を元にしたストーリーになっています。

 「艦隊これくしょん」というゲームをそのまま肉付けしたらこういうストーリーになるんだろうなという、とても「手堅い」ノベライズ。ストーリー性の薄い原作ゲームに史実設定・ゲーム内の設定・オリジナル設定という3つの方向からの肉付けが上手く溶け合って違和感のないストーリーとなっていて、とても面白かった。特に兵器面の解説はよくわからないまま使っている物も多くあったのでなるほどと思いながら読んでいました。期間限定イベントは秋の奴しか経験ないのでなんとなくしかイメージ沸かないんだけど、ある程度このゲームを知っているとニヤニヤできるお話が多かったです。

 まだまだ未熟だけど、艦娘想いでいつだって一生懸命な「提督」が艦娘達に支えられ、愛されながら司令官として成長していく姿が心地良い。また、提督の対極的な存在として「泊地棲姫」が位置づけられているのが面白かった。勿論深海棲艦側との言葉のやりとりはないんだけど、限られた資源の中、双方がギリギリのところで凌ぎを削る様子がアツかったです。

 ただ、サブタイトルに「一航戦」の文字が入っている割に各キャラクターの書き込みは薄く広くという感じなので、特定キャラクターを目当てに買うと辛いかも。加賀さんのさりげないデレっぷりとか凄い可愛かったし、もうちょっと色々見たかったなぁ……。あとバトルメインのノベライズなので挿絵はもうちょっと戦闘してるところを見せてほしかったです。絵自体は可愛いのですが割と悪い意味で「顔見世」的な挿絵が多くて、しょんぼり。

 キャラクター同士で絡みがあるのも「赤城・加賀」「天龍・龍田(+第六駆逐隊)」「長門・陸奥」「島風(+連装砲ちゃん)」という感じで、割と人気どころを押えておけば…的な印象を強く感じてしまいました。でも、そんな中でやたらと活躍が光っていた扶桑姉さんはきっと作者さんのお気に入りキャラだったんじゃないかと勝手に邪推したい。ゲーム作中で特に絡みとかなかったはずの島風と扶桑姉さんのやりとりが一番美味しかったのです!こういうのもっと見たかったなぁ。


東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE

 

「ごめんな、夏目。でも、いつか…きっと、また会おう」夏目を蘇らせるため『泰山府君祭』を執り行った春虎。夏目が目を覚ましたとき、その姿はもう何処にもなかった。そして夜は幾度も廻り―舞台は、冬の気配深まる山寺へ。幼い頃に寺に預けられ、下っ端として雑用をこなす少女・秋乃は、新入りの面倒を見るよう命じられる。蛟の生成りだという新入りに、不吉な予感を覚える秋乃。時を同じくして、三人の『十二神将』が来訪し、山寺は俄かに騒がしくなるが…!?大人気陰×陽ファンタジー、それぞれの想いと星の宿命が交錯する、待望の第二部―いよいよ開幕!! (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 世俗から切り離された山寺・星宿寺。その寺で雑用をこなす兎の生成りの少女・秋乃は新しく入ってきた少女の世話を命じられる。蛟の生成りだという少女には色々秘密があるようで…?

 満を持しての第二部開幕。ピンナップの女の子達可愛いなあっておもいながらひっくりかえしたら裏面の土御門主従に転がったわけですがなにあの春虎かっこいい!!!

 1巻と同じような導入巻で今後の展開への下準備という感じの話なんだけど、メインの視点が渦中の春虎から夏目及び新キャラクターの秋乃に移ったせいで、彼の視点からなら色々見えていたであろう事が再び闇の中という感じで、物凄くもだもだする。さりげなく、今回出てこなかったキャラクター達のその後が透けて見えるのもニクい演出。

 土御門夜光が作った過去の因縁や春虎の作った現在の因縁に陰陽庁の思惑が絡み合ってしょっぱなからものすごくアツい展開だった。陰陽庁側の動きもなかなか楽しかったけど、終盤のじじい(お寺のふたり+大友先生の相方の彼)どもにうっかり燃えた悔しい!

 そして最後の秋乃の正体でまたびっくりさせられた。春夏秋冬の「秋」の登場、ということで今後のメインキャラクターになっていくのかな。それとも、春虎にとっての冬児のような、夏目にとって掛け替えのない友人となっていうのか。むしろ冬児ってそれだけ物語的に重要なキャラだったのか(いや確かに色々に匂わせている感じはあるけど)。2巻以降は今回出てこなかったキャラクター達もばんばんでてくるらしいので、そういう意味でもとても楽しみです。


読了記録まとめ[2013年2月分]

2月の読了冊数は13冊でした。

2013年2月の読書メーター

読んだ本の数:34冊 / 読んだページ数:6796ページ

リバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)リバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)感想

ツバキちゃんが男子姿で男前っぷりを見せ付ける展開はいつですか!男子制服姿がカバー裏しかないなんて…orz 見た目も行動もどうみても美少女なのに心はしっかり男の子なツバキちゃんとてもおいしい。一人称使い分けるの美味しい。主人公が女装させられながら段々色々揺らいでる感じの心の動きとか、それぞれみんな「心は男の子」な上で女装してるのが楽しかった。

読了日:2月1日 著者:すえみつぢっか

俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)感想

この終わりかたは終わり方で好きなんだけどこのもだもだのままあと何冊か続いて誉様に落とされるところまで見たかった気がするこのもどかしさ…!!新連載があの人メインなので、そっちで補完されたりするかしら。

読了日:2月2日 著者:秋葉 東子

ROBOTICS;NOTES     2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)ROBOTICS;NOTES 2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)感想

原作で言うと個別ルート入る直前くらいまで。原作では殆ど見えなかった淳和ルート間のこなちゃんの動きが見れたのが面白い。ゲームからは見えてないところで彼女自身がひどく衝撃を受け、揺らいでいたんだなあと、胸が痛くなる。あと、ちょくちょく挟まれるフラウ母の視点が…黒幕さんほんとゆがみねえ。

読了日:2月5日 著者:岩佐 まもる

リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)感想

8話で男前すぎるツバキちゃん大活躍にひゃっはあした後9話の葵ちゃんにごっろごろさせられたやばい……このもどかし友情倒錯系ほもがやばい……!!!書き下ろしの恥じらいに関する話も大変ニヤニヤしました。そして公式アンソロがとても薄い本だった。まさかの男同士のキスシーン…

読了日:2月6日 著者:すえみつ ぢっか

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)感想

本人無意識のうちに何本のフラグ乱立させてるんだ!なんというフラグ建築士…。周囲が勝手に色々超解釈して、正体バレないまま噂と誤解が一人歩きしていく展開が楽しい。

読了日:2月6日 著者:野村 美月

妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)感想

な、なんだろうこのなんともいえないいたたまれなさ……。

読了日:2月6日 著者:紺條 夏生

わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)感想

えーどうみても時雨に未練たらったらなのに、そっちいっちゃうの…両想いエンド持っていくためには現在の関係を一端白紙にして正常化させないといけない流れなのはわかるんだけど、他の面子が結構しっかり自分の気持ちを見つめているだけに、雪菜のどっちつかずな(というかどっちも手放したくないとしか思えない)態度には若干イライラさせられる。漸く雪菜が恋愛と自分の小説を切り離して考え始めたので今後の展開に期待だけど、色々と迷走してる感否めないのがなあ。

読了日:2月6日 著者:遠山 えま

会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)感想

妙に碓氷がデレまくるとおもったらフラグだったかー……!まさかのあの人たちとの共闘展開美味しすぎるんだけど、割と何でもソツなくこなすイメージあった会長が慣れないあれやこれやで七転八倒する姿がかわいい。両想いになって以降、ひとさじの甘さを含んだ2人のやりとりと、碓氷との「身分」の違いに悩む会長の姿が本当にたまりません。

読了日:2月6日 著者:藤原ヒロ

お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

狩野さん驚きすぎワロタしかしそのリアクションはあぶない。

読了日:2月7日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)感想

ちょっと追加シーンとかはあるけどだいたいアニメ忠実なかんじのコミカライズ。割と序盤はよくわからないで見てたから振り返り的な意味で新たな気持ちで読めた。

読了日:2月8日 著者:三好 輝

めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)感想

手ブラジーンズ先輩が全開パーカー先輩に…。安心院さんのスキル連発が完全にスキル芸になってる感とかおもってたら色々と凄い展開だった。

読了日:2月8日 著者:暁月 あきら

校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)感想

先生の狂気がこわい…色々な意味で、生徒に操作されやすいチョロい先生なんだろうけどそれにしてもこれは。ついでに隼人君がもれなくヤンデレ化しそうでうわあ…。いよいよ苛めに対抗する側のななめちゃんが出てきたけど、ほんとこれどうなるのか。しかしななめちゃんの登場シーンかっこいい。

読了日:2月12日 著者:小山 鹿梨子

校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)感想

虐めどころかこいつら全力で殺す気まんまんじゃないですかやだー!ソラが好きだった××君って多分アレだよなあ…。

読了日:2月12日 著者:小山 鹿梨子

はたらく魔王さま!  7 (電撃文庫)はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)感想

改めてちーちゃんいい娘…真奥を意識し始めた頃のわたわたしたちーちゃんが本当にかわいい。そしていい年して訪問販売に押しきられる漆原がマジニート駄天使……

読了日:2月12日 著者:和ヶ原聡司

問題児たちが異世界から来るそうですよ?  降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)感想

前巻までの展開を考えると箸休め的なお話だったけど、「ノーネーム」のメンバーたちの間での信頼や成長を確かに感じ取れる一冊。飛鳥や耀の成長も勿論だけど、ジンきゅんの組織の長としての成長っぷりにときめいた。

読了日:2月14日 著者:竜ノ湖 太郎

GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)感想

いやおもしろいんだけど、先生揃えられてないのに専用コース作って毎日自習とか生徒来なくても放置とかちょっと高校教育それでいいんかすぎてこれどうなの。「明日になったら本気出す」を地でいくマンガ描く気ないイケメンどもの発言にはへんな笑い出た。

読了日:2月14日 著者:遠山 えま

GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))感想

「教えて羅★仏」はなんかこう、ラブコメ装ったギャグなんですよね…!?(震え声) コミケの話わらたっていうかこいつら1学期のあいだマジで遊んでいただけと言う説が

読了日:2月14日 著者:遠山 えま

屍姫(17) (ガンガンコミックス)屍姫(17) (ガンガンコミックス)感想

大群編長かったなあ……神佳さんお疲れ様でした。

読了日:2月17日 著者:赤人 義一

屍姫(18) (ガンガンコミックス)屍姫(18) (ガンガンコミックス)感想

猟奇的な百合だった。そして嵩柾ェ……

読了日:2月17日 著者:赤人 義一

(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)感想

独占欲丸出しな旦那様と少しずつ自分の気持ちを自覚しはじめたフェルが可愛すぎてもう。安定のドS×男前具合だった。次回いよいよあの姫様が来るのかな。カバー裏で腹抱えて笑う。

読了日:2月17日 著者:夕鷺かのう

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)感想

表紙の美少女……一体何ry カオルの短編がとてもよかった。もうここまできたら最後まで性別不明瞭を貫いて欲しい。どっちだかわかんない背徳感があってこその、ラストのミステリアスな魅力が最高でした。//次はるるル!!

読了日:2月18日 著者:裕時 悠示

マギ 16 (少年サンデーコミックス)マギ 16 (少年サンデーコミックス)感想

オマケ漫画の紅玉ちゃんがチョロすぎて萌えしんだ…

読了日:2月18日 著者:大高 忍

死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)感想

カシュヴァーンの過去話で、父親への屈折した想いや唯一の理解者となっていったトレイスへの依存に近い気持ちと徐々にすれ違っていく様子がとても良かった。そして「成長痛」から「王子様総選挙」の落差がやばい。アリシアといちゃつきたくて完全にオアズケ喰らった犬状態なのがどうしてこの人こうなっちゃったのすぎてカシュヴァーン様まじ残念…!!

読了日:2月20日 著者:小野上明夜

STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐  変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)感想

1巻で原作の内容を殆どやってしまい、どうするのかとおもってたら世界線移動後のオリジナル展開が楽しかった!ラボメンが次々変な能力に目覚めたりとめちゃくちゃやりながら、しっかり原作の意味不明な世界観を補完していく展開が楽しい。ルカ子さん抱いて!(オカリンを)そしてナイトハルトと鳳凰院凶真の中二病全開なやりとりはよいものだ…

読了日:2月21日 著者:明時 士栄

桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)感想

職業病でなにかと日常生活中に脳内でエロ変換はじめちゃう桃子が微笑ましいww

読了日:2月21日 著者:吉野 マリ

問題児たちが異世界から来るそうですよ?    ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)感想

ジンくんがちょっとかっこよすぎてもだえる。いよいよ敵の姿が見えてきて次が楽しみになる引きだった。はじめての十六夜メイン回ということで、そっちの意味でもとても楽しみ!

読了日:2月22日 著者:竜ノ湖 太郎

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)感想

1巻とくらべるとはっちゃけぶりが落ち着いたなあ…という感じだったけどあいかわらず駆真さん歪みないシスコンだった。

読了日:2月23日 著者:橘 公司

一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

「親友だった頃のほうがずっとベタベタしてた」できゅんときた!!独占欲の強い男前受おいしい。2個目の話の、表情からはじまる恋な展開もとてもすきだったー。

読了日:2月23日 著者:六路 黒

変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)感想

本田さんが男前すぎてかっこいいんだけど行動がいちいち斜め上すぎて腹筋辛いwwwww染谷さんの意外な素顔にもときめいた。おもしろかったー!

読了日:2月23日 著者:香坂 透,篠崎 一夜

甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)感想

魔法も希望もあるんだよ(でも夢と奇跡はありません)。 異世界ファンタジー要素もあるけどその能力には頼らず、あくまで人間の力で事態を解決していく姿がよかった。しかし、なかじまゆか先生の可愛いイラストにつられると割りと痛い目をみるラノベですよね…おにゃのことのキャッキャウフフとか名ばかりでおっさんの愚痴がメインです(真顔)あと、西也の「友達いない残念ナルシスト」設定は面白いのでもっと強調してほしかったなあ。

読了日:2月26日 著者:賀東 招二

勇者リンの伝説  Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)感想

個性豊か(オブラート)な仲間達が集まってあらぬ方向に向かって暴走するバカ小説…とおもってたら最後でなんか綺麗に落としてきたなぁ。仲間が増えたあたりから一気に面白くなってきて、キャラクター同士の掛け合いをニヤニヤしながら楽しめました。

読了日:2月26日 著者:琴平 稜

好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)感想

早川ちゃんと補完話あったんだ…!!水着回でのめいの父親の話しとか、結構アニメでとばしたエピソード多いんだなあ。愛子さんの話がなまなましい。

読了日:2月27日 著者:葉月 かなえ

STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】感想

このヒキはひどい!!なんという生殺し!!助手の記憶を移植した人工知能とか第三次世界大戦に向けた動きとか様々な意味で騒がしくなってきたけど、色々な意味で今回は橋田親子が美味しいところを全部もっていった感。「だーりん」の出会いとは一味違った、ぎこちないもどかしい関係にニヤニヤする。

読了日:2月28日 著者:

生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』感想

残念系ラノベ主人公界隈でもハブにされる小鷹さんマジパネエ!!しかも難聴が完全に芸と化している……。碧陽学園生徒会と聖クロニカ学園隣人部の残念な人たちが、いろんな意味でギリギリのところで和やかにコミュニケーションとってるようにみせかけて互いにダメージしか与えない不毛なやりとり繰り広げてるのに笑った。最後の杉崎と小鷹には理科ちゃん真冬ちゃんじゃなくても転がらざるをえません。

読了日:2月28日 著者:葵せきな


読書メーター


STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(2)

   
原作
5pb.×ニトロプラス

秋葉原の街中で起きた爆発。それは岡部倫太郎、いや“鳳凰院凶真”への挑戦状であった。忍び寄る闇の力が秋葉原を覆わんとする時、光の使徒たるラボメンの新たな“力”が覚醒する…!?これは夢か現か。それともただの妄想の産物に過ぎないのか―数多の謎が拡散と収束を繰り返す“混沌の世界線”で、世界の未来を賭けた最終決戦が始まる。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 シュタゲの番外編的ゲーム「変移空間のオクテット」のノベライズ第二巻。第1巻でクライマックス以外の原作殆どの内容をやってしまっていたので2巻では一体何をやるのかとおもっていたのですが、「オクテット」の世界線よりも更に「妄想」よりの世界線を舞台に何故か『機関』に狙われることになってしまった岡部と、いつもとちょっと違うラボメンたちが繰り広げるオリジナル展開ストーリーでした。なにこれ困惑するほど面白い。1巻はほぼ、原作をなぞっているだけだったというのに!!

 岡部が携帯電話に向かって適当に話していた厨二病的な「設定」の数々が現実化してしまったトンデモ世界。一方、ラボメン達も岡部の口先だけの「設定」や願望を反映して謎のパワーアップを遂げており……と、次々に謎の力を発揮しだすラボメン達の大活躍がちょっと面白すぎるんですが、その一方で「オクテット」の世界線の設定をさりげなく補強・補完していたり、シュタインズゲート世界線到達後の岡部と紅莉栖の関係にさりげなく触れるような展開があったり…と、要所要所で胸を熱くさせてくれる展開が楽しかった。ツッコミ不在すぎるオカリンとダルの息のあった厨二病会話がジワジワくる。あと、ルカ子さんがキャラ変わりすぎててもう……抱いて!!(オカリンを)

 そして若干流れは変わってしまったけど最後の『疾風迅雷のナイトハルト』と『狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真』のやりとりはやっぱいいなあ。岡部の厨二病っぷりをいつも通りのノリで揶揄しつつも、なんだかんだでノリノリなところを隠せない西條さ……ナイトハルトさんのノリの良さが大変に楽しい。ラストはちゃんと原作通りに落としてくれて満足でした。面白かった!

 しかし、本当に1巻が悪い意味で原作通りなのが損してるノベライズすぎて……もうちょっとうまいこと1巻の方も調理できなかったのかなあ!もったいない。

「では、ここでお別れだな。疾風迅雷のナイトハルト」
「またいつか会えることもあるだろうさ、鳳凰院凶真」
「フッ、それが運命石の扉の選択ならばな。では、そのときまで。エル・プサイ・コングルゥ」
「エル・プサイ・コングルゥ。ふひひ」


H+P(12) ‐ひめぱら‐

 

「判決をくだしますっ!神来恭太郎被告を死刑に処すっ!」突然言い渡された判決に恭太郎はただただ呆然とするしかなかった。「俺がいったいなにをした!?」そんな叫びに対して提出された証拠はどれもえろえろな事件ばかりで!?秋祭りに行けばお姫様たちから誘惑され、呪いのぱんつ事件が起きれば強引にでもお姫様たちのぱんつを脱がしにかかる。ちきしょう!主人公ばっかりいい目に遭いやがって!!と羨ましがられながらも、恭太郎のはーれむ地獄(天国)は今日も続く―ちょっとエッチでらぶらぶなエピソード満載!そしてカリギュラもついに××しちゃう!?大興奮の最新刊登場。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 富士見は完結目前にトラップ的に短編集まぜてくるのそろそろやめませんかね凄い心折れるんですけど!かといって短編集出さないまま完結すると未収録短編を放置したりするからほんとこのレーベル油断ならない……

 カリギュラと桜子が主従関係を結ぶまでのあれこれを描いた番外編「神来桜子には誰も敵わない」がとてもよかった。王女としての矜持は持ちながらもどうしても我侭王女という一面が強かったカリギュラが自分よりも圧倒的に強い桜子に振り回されながらも、少しずつ彼女の強さと優しさに心を開いていく姿がとても可愛いんだけど、11巻ラストだけだと色々な意味でキャラが掴みきれてなかった恭太郎の姉・桜子という人間を最終決戦前に掘り下げてくれたのが良かったと思う。現在の恭太郎にとっては恐怖ばかりが先行する姉かもしれないけど、頭が硬いだけでなくてちゃんと誠意を持って話せばわかってくれる人物だと解っただけでも、今後の展開に対して明るいものが見えた気がしました。

 前巻ラストの恭太郎の発言には本気でイラッとしてて、その件に関するフォローが一応はいってたのも良かったんだけど、なんか本当に色々と紙一重なこれ……何のフォローもないままじゃなくて良かったけど、どうしても言い訳っぽく感じてしまう部分も多かったし、切腹しようとしていた時点までは、どうかんがえても一連の発言や行動は「逃げ」だったと思うので……うーん。最終巻でこの気持ちをふっとばしてくれるようなかっこいい姿を見せてくれることを期待したいです。

 っていうか、今回の件で見えてきた桜子の性格からして、11巻ラストの発言はむしろ墓穴掘ってるよなぁ…どうなることやら。


生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7

 

私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが…え?「生徒会の一存って終わったんじゃないの?」って。HAHAHA、YOUは面白いことを言うね。日本には「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるのを知っているかな?というわけで『みんな集まれ!碧陽学園大合同二次会―ポロリは無いよ!』の開催をここに宣言しよう!ある意味ラスボス的な存在の本妻、飛鳥や杉崎の妹、林檎も参戦。他にもあんなキャラや、こんなキャラなどオールキャスト総出演でお贈りする碧陽学園卒業式延長戦!最後の思い出は「らしく」たくさんの笑顔で―これがみんなの愛すべき日常。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 「1年C組」シリーズ完結編にオールキャストな卒業式二次会の模様を収録した短編シリーズ最新刊。短編シリーズ完結……かとおもったらこちらももう一冊あるようです。

 C組シリーズ完結編となる「1年C組の告白」。事実上の真冬のストーキング集団と化していたC組の面々も、真冬の転校を前に変化が…というお話と同時にこのシリーズの語り手だった秋峰葉露自身の家庭の事情と二人の"姉"に対する物語が語られていくのですが、色々と吹っ切った葉露の、リリ姉へのはっちゃけ具合に思わずニヤニヤしてしまった。最初は恥ずかしがっていたリリも、その後の二次会ではすっかりデレて完全にバカップルになってるのが可愛いなあ。

 好かれるあまりに遠巻きにされてしまっていた真冬ちゃんと1年C組の関係は正直ものすごくモヤモヤするものを感じていたので、葉露くんがしっかりと言葉にしてくれてスッキリする。なんだかんだで、転校直前にでもちゃんと仲良くなれてよかったよね。

 そして生徒会シリーズ本編、前巻完結した2年B組編、そして今回の1年C組編の『最終回ラッシュ』というお祭りの後、卒業式の二次会の模様を描いた「碧陽学園大二次会!」。各シリーズの登場キャラは勿論、本編「企業編」「卒業編」に登場したチョイキャラまでが勢ぞろいのオールスターっぷりが本当に楽しい!前作「マテリアルゴースト」のキャラクターたちも名前だけ登場したりで、葵せきな作品を知っていれば知っているほど楽しめる仕様がとても心ニクイ。

 内容はまさに全てが終わった後の大打ち上げ大会という感じで、二次会の名に相応しいぐだぐだぶりなんだけど、とにかく細かいネタが多すぎて拾いきれないほど。一方、続編となる「新生徒会の一存」へのちょっとした仕込みもあったりして、大ボリュームの小ネタの数々を思う存分楽しみました。枯野が相変わらずツンデレすぎて可愛いな!!あと、オチがまさかの残響死滅兄さん。

 生徒会の中だけではじまった閉じた物語にこれだけたくさんの人物が関わってきたのだなあとおもうと感慨深い。3シリーズの完結編にふさわしい、彼らの「続いていく日常」を感じさせられるちょっとほんわかした気持ちになれるエピソードでした。

 短編集残り一冊と「新生徒会の一存」も楽しみ。


読了記録まとめ[2012年6月分]

6月の読了数は13冊でした。特にコメントすることがない。

6月の読書メーター

読んだ本の数:29冊 / 読んだページ数:4028ページ
ナイス数:50ナイス

可愛くって少しバカ (キャラコミックス)可愛くって少しバカ (キャラコミックス)

「恋ならつぼみ」のオチが不意打ちすぎて転がった。天然っ子可愛いけどそれ以上に結衣の男前っぷりがかわいい。表題作は確かにもう何作か読みたかった気がするけど、どっちも自分が攻だと信じて疑わない最後の展開がツボすぎたのでこれはこれで良かった気もする。

読了日:06月03日 著者:秋葉 東子

バクマン。 19 (ジャンプコミックス)バクマン。 19 (ジャンプコミックス)

エイジとのアニメ化枠争いの流れににやにやした。いよいよアニメ化が決まってうきうき仕事減らす亜豆かわいすぎるとか思ってたらまさかの急展開で…福田先生の仲間想いがゆえの暴走かわいい。

読了日:06月04日 著者:小畑 健

君の隣で見えるもの (ディアプラス文庫)君の隣で見えるもの (ディアプラス文庫)

東北弁の部分はもうなんとかわかりやすくできなかったものか…あとがき読んだらかなりの箇所を誤読してた。同じ日本語でここまで違うのか、と感慨深くもなったけど。

読了日:06月04日 著者:栗城 偲

しずまれ! 俺の左腕 (このライトノベルがすごい! 文庫)しずまれ! 俺の左腕 (このライトノベルがすごい! 文庫)

勇者でてからが色んな意味で本番だった。浪人生つええ。あと恋する幼馴染みが最強すぎる。

読了日:06月06日 著者:おかもと(仮)

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)

このマスコットがゲスい!!16人の魔法少女達による潰しあいゲーム。ちょっと希望が見えたと思ってそっち行ったらそれ以上の絶望が待ってました!みたいな。とりあえずどこを見ても絶望。

読了日:06月07日 著者:遠藤 浅蜊

オレンジ・デイズ (バーズコミックス ルチルコレクション)オレンジ・デイズ (バーズコミックス ルチルコレクション)

色々吹っ切れてからの栗山が男前すぎてかわいいいい。好きな子への行動がまさしく小学生な黒岩を手玉に取る様にニヤニヤがとまらなかった。あと菅谷とナミさんの番外編読みたいです超よみたいです。

読了日:06月09日 著者:秋葉 東子

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)

漆原とガブリエルのやりとりで盛大にふく。漆原どんだけニートに誇りもってるんですか!?労働ネタはほぼお休みで天界魔界エンテ・イスラに現代日本まで巻き込んでシリアス度上がってきた感じ。千穂ちゃんが相変わらずかっこいいヒロインだった。

読了日:06月11日 著者:和ヶ原 聡司

厄介なおとなりさん (キャラコミックス)厄介なおとなりさん (キャラコミックス)

距離を詰められないでもだもだしてる二人がかわいいけどそれ以上に空気よめない貢君が可愛いww 「温泉まで行ってエッチのひとつもしないマンガ」で盛大にふいた。

読了日:06月14日 著者:秋葉 東子

無敵のヴィーナス 1 (りぼんマスコットコミックス)無敵のヴィーナス 1 (りぼんマスコットコミックス)

再読。古賀かおりちゃんマジナチュラルブラック…

読了日:06月14日 著者:椎名 あゆみ

無敵のヴィーナス 2 (りぼんマスコットコミックス)無敵のヴィーナス 2 (りぼんマスコットコミックス)

再読。このあたりの楓は迷走してるなあ…誉ちゃんとかおりの、爽やかに互いに興味ゼロなやりとり可愛い。さゆりさんいい女。なんだかんだでてっぺいに対してデレ(違)はじめてる誉ちゃんにニヤニヤする。

読了日:06月14日 著者:椎名 あゆみ

無敵のヴィーナス (3) (りぼんマスコットコミックス (659))無敵のヴィーナス (3) (りぼんマスコットコミックス (659))

再読。ビーチバレー対決で、即答でペアの相手にてっぺいを指名する誉ちゃんたまらない。そしててっぺいの女装…。さゆりさんと西中キャプテンの話は切ないなあ。

読了日:06月15日 著者:椎名 あゆみ

無敵のヴィーナス 4 (りぼんマスコットコミックス)無敵のヴィーナス 4 (りぼんマスコットコミックス)

再読。誉ちゃんマジ対てっぺい専用ツンデレ…3年生の引退話も、ラストバトルもとても好きだ。そして九州コンビがラスボスすぎる(パパラッチ的な意味で)。

読了日:06月15日 著者:椎名 あゆみ

死神姫の再婚 -ひとりぼっちの幸福な王子- (ビーズログ文庫)死神姫の再婚 -ひとりぼっちの幸福な王子- (ビーズログ文庫)

アリシアの脳内カシュヴァーン様美化が止まらなくてやばい。そしてカシュヴァーン様の夫馬鹿一代、シルディーンをすくう(違)ようやくつきとめた『お話』の真実が切ないなあ。

読了日:06月17日 著者:小野上明夜

番狗-ナンバー 1 (BLADE COMICS)番狗-ナンバー 1 (BLADE COMICS)

美少年系暗殺者とか暗殺者系メイドさんと聞いたら手を出さないわけには…!しかしこの主人公はなんか物凄く男装女子フラグありそうで素直に萌えて良いのかビクンビクンする。中盤で露出したときに完全ぺたーんだから男子の筈だけど…だけど。サツバツとした登場人物たちの中、水都が癒し系すぎるけどこいつ絶対フラグ立ってるとか思ったらしょっぱなからフラグ回収されそうになっててふいた。

読了日:06月18日 著者:椿 カヲリ

番狗-ナンバー 2 (BLADE COMICS)番狗-ナンバー 2 (BLADE COMICS)

台詞がいちいちわざとらしいいかがわしさでジワジワくる…水都マジヒロイン。杏ちゃんはもっと女装男子っぽくてもいいのよとおもった

読了日:06月18日 著者:椿 カヲリ

番狗-ナンバー 3 (BLADE COMICS)番狗-ナンバー 3 (BLADE COMICS)

台詞がいちいちいかがわしいと思ったらほんとにいかがわしい展開になってたーーー!?水都が本気出したけどやっぱりヒロイン臭しかしない。杏ちゃんかわいい。

読了日:06月18日 著者:椿 カヲリ

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)

ドS×男前女子!!

読了日:06月18日 著者:夕鷺かのう

銀狼王の求婚 箱庭の花嫁 (一迅社文庫アイリス)銀狼王の求婚 箱庭の花嫁 (一迅社文庫アイリス)

コメディ成分がなくなった「死神姫」みたいな。たいへんシリアスだった。こちらの旦那様にも残念フラグが物凄く見えるのだけど、なんだかんだで発揮されなかったのが残念。

読了日:06月19日 著者:小野上 明夜

なぜあの方に恋したのかと聞かれたら… (白泉社花丸文庫)なぜあの方に恋したのかと聞かれたら… (白泉社花丸文庫)

たいへんに攻が変態だった。受だまされてる、だまされてるよーーー!!! 個人的には「い、いまおこったことを話すぜ!俺が薬を取りに行っている間にry」状態だったあのカップルのその後が気になる。

読了日:06月20日 著者:小林 典雅

デーゲンメイデン  1.台場、両断 (富士見ファンタジア文庫)デーゲンメイデン 1.台場、両断 (富士見ファンタジア文庫)

バトルメインのシリアス話…しかも展開はやい。色々面白そうなキャラが多いので、バトルよりそっち掘り下げてほしかったよーな、それは次巻以降に期待、なのか。糸と膝丸がかわいい。

読了日:06月20日 著者:田口 仙年堂

金星特急 (6) (ウィングス文庫)金星特急 (6) (ウィングス文庫)

金星側の事情が見えてきたのが面白かった。流れ自体はサツバツとしてるんだけど、これ全部恋する乙女のテンパった結果だと思うとちょっとかわい…いや、やっぱ迷惑でしたね!書き下ろしのユースタスの話のオチにはびっくりした。

読了日:06月22日 著者:嬉野 君

少年よ耽美を描け (5) (ウィングス・コミックス・デラックス)少年よ耽美を描け (5) (ウィングス・コミックス・デラックス)

新葉の帯の才能で笑いすぎて窒息死しそうになった。BL百系の28番(女装コンテストなんて聞いてねえぞ!?な情景)ください。

読了日:06月23日 著者:ミキマキ

ネクラートホリック (ビーボーイコミックス)ネクラートホリック (ビーボーイコミックス)

なんか全体的にイマイチよくわからなかったなぁ…要所要所では「おおっ」ってなるんだけど。

読了日:06月23日 著者:山葵 マグロ

秘密が花園 (キャラコミックス)秘密が花園 (キャラコミックス)

どっちの組み合わせもとても好きだった。受が好きすぎてテンパっちゃって一周まわって残念なコワモテとかドSの手のひらでおどらされるバカな子好き……熊谷くんの話もみたかったです。

読了日:06月25日 著者:秋葉 東子

彼と人喰いの日常 (GA文庫)彼と人喰いの日常 (GA文庫)

設定と中盤までの展開は面白かったけど…なんか全体的にそれでいいのか主人公みたいな…。結論に至るまでにあと一押しなんか欲しかったな。

読了日:06月25日 著者:火海坂 猫

はたらく魔王さま! 1 (電撃コミックス)はたらく魔王さま! 1 (電撃コミックス)

原作小説を忠実にマンガ化しました系だけど、絵柄の違和感も少なくとにかく各キャラが所狭しと暴れまわるのが可愛い楽しい。あと大家さんが原作以上にスゴい。まだ1巻の中盤なので次回に出てくるはずのあの人に超期待。恵美と梨香の、お泊りの時のやりとりにはじんわりした。

読了日:06月27日 著者:和ヶ原 聡司

ロッテのおもちゃ! 7 (電撃コミックス)ロッテのおもちゃ! 7 (電撃コミックス)

全体的におっぱい祭だったけどナオヤの雄っぱい大盤振る舞いが衝撃的過ぎて……あれこんなにガタイよかったっけ!?しかもまさかの乳首権発行だよ!?そしてこんなちょっとの間で女装慣れしちゃだめだ!?

読了日:06月28日 著者:葉賀 ユイ

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)

あ、愛が重い!!田所と山城ができてるようにしかみえない。

読了日:06月29日 著者:高木 幸一

モバイルスイートハニー (ディアプラス・コミックス)モバイルスイートハニー (ディアプラス・コミックス)

どの組み合わせもかわいかったけどメイン2人のやりとりがもうかわいすぎてかわいすぎて……「デジタルスイートラバーズ」ラストの由井の男前っぷりに転がらざるをえない。

読了日:06月29日 著者:秋葉 東子