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線形拘束のフェノグラム#3


前回から4ヶ月経ってた……まゆりルートクリアしたので感想。

続き
悠遠不変のポラリス
あらまし:まゆり視点。2010年8月、0.571046(α世界線)。紅莉栖ルートエンディング前夜、様子がおかしい紅莉栖から事の真相を聞きだしたまゆり。彼女の死をどうしても受け入れられないまゆりは、岡部に内緒でタイムリープし、Dメールによって過去を変えることを選択する。彼女がかつて祖母と交わし、果たせなかった約束。それは同時に岡部との「人質」という関係からの卒業を意味していて…。

 これはなんというか、切ない……。まゆりと紅莉栖の恋心がびんびんに伝わってくるシナリオで、岡部とまゆりの普段の会話が甘々すぎてどうしようというか、キッチンジローでの会話はほんとうに爆ぜろというかんじで、まあとにかく岡部がまゆりの王子様すぎるんだけど、なんか結末が色々な意味でジワジワ来る。

 想いを通わせた岡部と紅莉栖のために自分は身を引こうとして、まゆりとしてはそのための選択だったはずなんだけど、最終的にあのエンディングを見る限り完全にその選択によって岡部をまゆりに縛り付けてしまった感じがするのが……すごくじわじわ……。まゆりと出会わない岡部は結果的に未来ガジェット研究所も作らないし、橋田や紅莉栖とも出会わない。Dメールでは時間軸を遡れるわけじゃないから未来ガジェット研究所が出来ないところまでは確定事項で。本編フェイリスエンドと同じようななんとも言えない物悲しさを感じました。

 彼女の言うとおり「縁」があって、再びラボメンが巡り合う事を祈らずにはいられない。

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