うわあああああ、いい最終回だった!これはいい最終回だった!
先週、原作で好きだった部分が結構どーんと削られて、「最終回大丈夫かよ!?」って思ったんだけど、最終回見て納得いった。ほんといい最終回だった!!!
とりあえず、資金繰りさえなんとかなりしだいDVDも集めたいなあ、と真面目に思う。
(以下ネタバレ全開の感想)
あくまで自分なりの推測ですが、これって原作・アニメが同時期に完結であることを前提とした、2種類の同じだけど全く違ったゴールなのではないかと。
原作で描ききれない部分、アニメで描ききれない部分を敢えて2つに割って、大まかな筋書きは同じまま全く違う部分にスポットを当てた物語として作り上げたのではないでしょうか。
先週だと、たとえば亜美が川に落ちた大河・竜児を助ける部分の変わりに、実乃梨が大事な通帳を大河に渡すというシーンにしたり。
たとえば、亜美が「大河と離れたくない、実乃梨と仲良くしたい」と泣き叫ぶシーンを実乃梨が泣き叫ぶシーンに変更したり。
今週だと、独身が身体を張って大河母に対抗する部分の代わりに、独身が大河の退学を聞いて騒然とする生徒たちを鎮めるシーンになったり。
竜児の祖父母の葛藤を省く代わりに、原作では最後まで隠され続けた「竜児の父」に関する真実が入れられたり。
なんかそういう風に、追加されたカット・削除されたカット全てに相対性があるんじゃないか、なんて妄想してみる私が居ます。そのくらい、今回の最終回って凄かった。
そして、川に落ちた大河と竜児のやりとりを描かなかった分、竜児の実家での二人のやりとりの甘さが二倍増しに……正直、あれ見たときはもだえました。あと、大河母からの留守番電話とか、大河の退学を聞いて一斉に携帯で連絡つけようとするクラスメイトたちとか、もう追加カットがイチイチ最高すぎて、削除されたカットがどうのとか、言う気もなくなりましたね。というか、原作は原作で、アニメではアニメでしか出来ないことをやって終わった「とらドラ!」を、原作もアニメも両方あわせて全力で絶賛したい。
どっちが秀でているとかそういうことはどうでもいい。
どっちも楽しめた人こそが、多分一番幸せだから。
でも、アニメを見た人は、原作も読むといいよ。きっと、新しい発見が沢山あるから。
そういう風にわざと作ってるんだって、今なら素直にそう思えるから。
アニメとはちょっと違った展開の最終巻の竜児と大河に身悶えるがいいさ!!!
泣き叫ぶ亜美ちゃんとか、竜児が提出した進路調査票とか見てきゅんきゅんするといいさ!!!!
そして、原作しか読んでない人も、最後2話だけでもアニメ見るといい。
本音で叫ぶみのりんや、大河が転校した時のクラスメイト達にきゅんきゅんするといい。
濃厚な竜児と大河のキスシーンに身悶えるといい。
そして、原作とはちょっと違った大人の魅力の独身に身悶えるといいよ!!
アニメのセーラー大河可愛いよセーラー大河。(だいなし)