原稿しながらオートモード垂れ流しでスカーレットライダーゼクスの残りのルート全部クリアしたんですけど、カズキSエンドの破壊力パネェ……他5人がかすむんですけど!
個人的にこのゲーム、せっかくライダー戦隊もの(?)なのにヒロインと親密度上がるにつれてヒロインと2人の世界になっちゃうのが微妙だったんですけど、カズキMの時にちょっと覗かせたカズキのタクトの歌へのリスペクトがSルートサブスタンスの浸食受けて少しずつ妄執に変化して、しかもラスボスがタクト当人っていう展開がやばいすぎた。
「敵を全部倒してアキラと二人幸せになる」と「タクトにもう一度歌って欲しい」が致命的なロジックエラー起こしてて、そんな単純な矛盾にも気づけないほど壊れてしまっているという事実に泣ける。最後の選択肢で赤選びながら「おいやめろ」って思ったのは私だけじゃないはず。
っていうか普通にカズキとタクトの関係が美味しすぎるわけですが。ヨウスケルートでは天才型のヨウスケと努力型のタクトの微妙な友人関係が描かれてたわけだけど、ヨウスケ以上に天才肌のカズキがタクトの「声」(=持って生まれたもの)に惚れこんでるって構図が美味しすぎるでしょう。タクトもなんだかんだで天才肌のカズキに思うところはあったみたいだしなあ。
最後にクリアしたヒジリSもよかった。一人だけサブスタンスの影響が違う風に出るし、エピフォンのキャラがああなので終り方が最後まで予想できないとおもったらこれだよ!他のキャラのSエンドは基本的にサブスタンスに浸食されつくしたメインスタンスとギリギリ相思相愛(?)エンドなんですけどこの世界は救われたのに全く報われない気持ちのすれ違い具合と、両思いになっても片方(※ヒジリエンドのみヒジリとエピフォンが一人の中に別々に存在する感じなので)が微妙に報われないよねっていうやるせなさがいいなあ。
個人的にはEDは カズキS>>>ヒジリS>カズキM>(越えられない壁)>他 で、選択肢の反応が面白かったのはヨウスケ&タクトかなあ。ほんと、カズキS見ちゃうと他のEDがかすむ……共通ルート部分が物凄く多い上に案外選択肢が多いからスキップ駆使しても1ルートやり直すのに3~4時間取られて終盤完全に作業ゲー化しちゃうのは辛かった。あと、サブスタンスの浸食が凄い判り易いのにヒロインがそれに気づいてくれる描写が殆ど無いのがプレイヤーとしてはもどかしい。
ユゥジSとヒロSはマジで、サブスタンス浸食の過程とかそれにともなうメインスタンスの心理描写がもっとがっちり描かれていたら自分のツボ直撃だったと思うんだけどなあ特にヒロS……