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線形拘束のフェノグラム#4


 線形拘束のフェノグラム萌郁ルートクリア。
続き
昏睡励起のクアンタム
あらまし:萌郁視点、2010年8月、世界線変動率 0.509736(α世界線)。スパイ目的でラボメンになった萌郁がまゆり・紅莉栖と友達になったことを契機に自らのラウンダーとしての任務に疑問を抱くようになる。ラウンダーとしての責務とラボメンとして得た友情の間で板ばさみになる彼女に、FBから未来ガジェット研究所を襲撃せよという命令が下り…。

 ルカ子のルートは本編での個別エンドの内容を否定するような内容だったけど、萌郁のルートはある意味本編で彼女に個別エンドがあったらこんなかんじなのかなあという感じの内容。まゆり・紅莉栖との付き合いを経て少しずつコミュ障を克服していく萌郁がめちゃくちゃ可愛いんだけど、同時に本編クリア済でFBの正体を知っているとまさに「 お 前 を み て い る ぞ 」状態なことが多いわけでうわああああ、ってなる。特に終盤。

 最後に萌郁が願ったDメールの内容は「その手があったか」と言う感じの一手ではあるんだけど、同時にどんな理由や因果があろうとも彼女が4年間FBの存在に依存することによって生きながらえたことは事実だと思うし、現在の関係性を大きくリセットする引き金にもなりかねないとおもうので、実際あのメールで世界線を変動させたら本編フェイリスエンド、フェノグラムのまゆりエンドのような閉塞した世界線に移動してしまう可能性が高い気がする。

 そういう意味では萌郁が彼女自身が望んだ世界線に到達できた可能性も否定しない、あそこでエンディングにするのは本当にズルいなあ。

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