最近ついったーのTLで話題の打ち切りの話でやたらとひととかみ合わないことが複数あったので文字数制限のないところで自分の考えをまとめたいと思いました。140字以内に自分の考えを纏めるの難しくて、私の場合特にすぐに感情任せで文章を入れてしまうので、まとまる話もこんがらがってしまうのでだめです。以上、特定他者を攻撃する意図も噛みつき返す意図も弁明する意図もありませんという前置きです。
まずお家騒動期の少年ガンガンとライトノベルジャンルを主食生きてきたので割と打ち切りや連載中断したタイトルが数年後に版元を変えたり同人で続編を出るというのは割と普通に見ていて「打ち切り=物語の終わり」ではないなあと思っている。
最近だと『刻の大地』がどう考えても復活しないだろうという状況の打ち切り(というか、原作者が長いこと「描けなくなった」「続きはない」と断言していた)から15年越しに続編が出たりしたし、マッグガーデンに移籍して凄いしんどいところで中断されていた『里見★八犬伝』が続きではないんだけど、版元を変えてリメイクされて無事に続きが出たりしました(リメイク版の志乃がめちゃくちゃかわいい好みの巨乳女子なのでウワーーー!!ってなります)。『運命のタロット』は今同人で第三部が出た。『JINKI』なんか2回だか3回打ち切り食らって版元が変わってなんとか完結して、今さらに別の版元で世界観繋がってるらしい続編が出ている(JINKIの終わり方には色々思うところがあるけど、今の秋田書店がいちばん先生が生き生きしている気がするのでよかったなあという気持ちでいる)
なんで、別に打ち切り作品が全部復活するとも思ってないんですけど「作者さえ生きていれば思わぬところで突然続編が読める可能性はゼロじゃない」とどこかで思っていて、それが打ち切り作品と向き合う時の根幹になっているなという話。だから、心の中でずっと続きを待っている作品は星の数ほどあります。ガンガンお家騒動のどさくさで続きが読めなくなった作品多いし、ファミ通文庫なんか理不尽な1巻打ち切りが必殺技みたいなとこある。
もちろん出版社の意向で続きがあっても出せない場合や作者自身の考えによる断筆という場合もあるでしょう。でも、そういうのも時が経ったら状況が変わることはあるかもしれないじゃないですか。無理にあきらめる必要はない。願うだけなら自由だ(作者や編集部に直接クレームをつけるとかになるとまた全然話が違います)。
私の場合は実際に復活した作品を幾つか知っているのでこういう風に考えているという話をしたかっただけで、その考えを他人におしつけてるつもりはないです。「好きな作品が打ち切られた時のその人の気持ちの整理の仕方を知りたい」ってお題のつもりでつぶやいていたのだけど、どっかで最初の話を誤読してるか、考えを140字に圧縮した際に誤解を生むような表現をしたのかもしれない。
……以上は「すでに打ち切りが決まったけど不死鳥のように復活した大好きな物語の話」で、そのあとは、「打ち切りがまだ決まってない大好きな作品が打ち切られるかもしれない話」をします。
商売なんで売り上げの立たないシリーズが打ち切られるのは仕方ないと思うんですけど、最近ちょくちょく話題になる「電書に対して紙の本が売れてなくて、シリーズ継続が難しくなってる」という某シリーズのあとがきの話にものすごくもだもだしてる。
具体的な部数がわかるわけではないので関係者の話から想像するしかないんですけど、「読者からの評価も高く、電書の売り上げは良いけど紙の本が重版かからないので打ち切られるかもしれない」という話は正直「面白いと評価されて数字にもつながっててでも作品の続きが出せない」ってことでは??と思ってしまって、それってものすごくヤババババじゃない???と思ってる。
まあそれが今デジタル時代への過渡期の話で、そういうやっちゃならない失敗を幾つか繰り返して電子書籍でも紙の本でもどっちでもいいから売れたら続きの出る世界に少しずつなっていくのかもしれないけど、今一番好きな作品がそんな人身御供みたいなポジションにいますよ!!もうすぐ時代に捧げられて死ぬ!!っていわれたら「やめて!!!!!!」ってなるじゃん…マジ……。
最近読んだお気に入りのシリーズの中では明らかに一番評判いいシリーズだったんですよ……これで打ち切られたら自分のアンテナを何も信じられなくなってしまうので無事に4巻が出ることを祈ります。まあ最初から電書含めた数でも売り上げがぎりぎりで、今まではむしろ電書の売り上げに助けられてた説は普通にあるんですが、あとがきだけだとその辺はちょっとわからん。
みたいな話をつらつらと考えている今日この頃ですが、ほんと生きてさえいれば何らかの形で続きが出る可能性はゼロじゃないと思っているので全世界の作者さんにおかれましては健康に気を使って健やかにいてほしい。
「たとえ灰になっても」好きでした……。