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温泉オフ


「レポートを書くまでがロリコン(※今回の旅行のコードネーム)だよ!!」といわれたので、とりあえず軽く…というわけで、シルバーウィークの序盤を利用してラノベ感想サイト管理人仲間の人々と伊豆の温泉に行ってまいりました。

気がついたら参加人数20人越えのまさかの遠足状態で、色々おかしかったと思います。引率の先生とか、リーダーシップを発揮する人が居なかったので、行きの電車は置いていかれる人が出るわ、乗換えがあると勘違いして降りちゃう人が出るわとても大変でした。

「そして誰も居なくなるかもしれない!」
「最後は全裸首輪で山羊頭の人達に蹂躙されるんですか!」
「俺たちは宿まで生き残るんだ…!!」

とかリアル会話とTwitterを通じて延々とやりあってましたが脱落したのは遅刻した人ふくめせいぜい5人程度でした。全員で目的地にたどり着くことも満足に出来ない自分たちに色々と不安が募るたびの始まりでした。

特にそれ以上の失踪者(違)が出ることも無く無事に目的地に到着。
部屋に入って宿の人から館内の説明を聞いていると

それにしても、ずいぶん若い人ばかりの会社なんですね!

……会…社……?

どうやら、「ライトノベル管理人連合」という団体名で宿をとっていたせいで、何かの会社の組織の慰安旅行か何かだと思われていたご様子。というか自宅に帰ってから親にこの話をしたところ

「“連合”って……何かの組の人と勘違いされてたんじゃないの?」

と冷たいことをいわれました。なんておそろしい。
私たちは読書好きという共通の趣味を持った人達の集まりです、と正しい(?)実態を説明したところ

まあ、それじゃあ夕飯の時には皆で読み聞かせとかするんですね!

といわれました。やはりまだ何か勘違いされている気がします。

そして宿の人が居なくなった途端におもむろに同人誌と本を広げて布教開始する自分。
皆に本を読ませておいて適宜萌え語りを織り交ぜつつ原稿を始める私。
本当に俺は、何をしにこの合宿に来たのだろう……
しかし、PCの誘惑が無い環境での原稿はかなしい位に良く進みました。
他の組は温泉に入ったり早速ボドゲに興じたりと、それなりにアクティブだったミタイダヨ!

遅刻した絵空さんが罰ゲームとしてメイド服を着せられるという「それどこの女性向け同人誌?」的サプライズの発生した夕食を終えた後は、コミケの打ち合わせと前々から企画されていた読書会。絵空さんの女装は、コスプレ方向にアンテナが向いてない私が「何この人普通に可愛い…」と呟くほどの凄いものでした。特に化粧とかしてたわけでもないのに、何故違和感がないんだ絵空たん……恥じらいっぷりとか、マジでリアルアキちゃんを見た気がしました。同人誌の参考にします。ありがとうございます。しかし「罰ゲームで女装」というネタはすでに公式がやっていたっ!!orz

GOSICKの読書会は、全巻ネタバレ前提のもののようだったので、スルーしてふたたび女子部屋に篭り、原稿。最後の方だけちょっと聞いたけど「ゴシック」が「GO SICK」という造語だという説が一番興味深かったなあ。しかし女子部屋は結局合宿中、最後まで静かに読書&執筆モードでしたね……さりげなく女王が某創作のキャラ設定をしてて皆で意見出し合ったりもしてたり。

個人的に楽しみにしていたのが「紫色のクオリア」の読書会。ネットでは絶賛の声が多かったように思えたんだけど、なんだかんだとメインは気になる点の指摘や解釈に関する話が多かった気がする。「読んだ時に思い浮かべた本」が人それぞれなのがとても面白かったなあ。

soundseaさんの「新井素子の『ネプチューン』を思い出す」説が物凄い興味深かったけど、その後色々考えたら個人的にはむしろ『あなたにここにいて欲しい』じゃないかな、と思った。話の展開の仕方、落とし方が良く似ている。特にガクの鞠井に対する執着はあの本1冊でだいたい解説可能だと思う。

しかし、2時間弱にも渡って紛糾し続けた「クオリア」議論が、最後にうさみさんの「紫色のクオリアは、ラブプラスのヒロイン視点からの物語だったんだよ!!」の一言でオチたのには噴いた。色々とツッコミどころ満載だけど、それで当てはめると恐ろしいほど矛盾が無いのが恐ろしいです。

読書会の後温泉に入って女子部屋で暫く読書会の続きをしたあと、2時ごろに全員が力尽きて就寝。珍しく、寝オチが早すぎくも遅すぎくもない、ちょうど良い感じの就寝でした。起きた時間もそれなりに良い感じだった。

翌日はさすがに原稿をやる元気は無かったので朝ごはんを食べた後に海辺を散歩したり、ウノに興じたり(そういえば結局ボドゲ?はウノしかやらなかった!たしかそれが第二の目的だったはずなのに!)お土産を買ったり。つか海辺では何故あんな、Air話題で盛り上がったんだ……コモリさんが防波堤に腰掛けてAir気分を堪能してたのが地味に忘れられません。皆強烈な日差しで頭をやられていたんじゃないかとおもいます。

お昼前にチェックアウトして後は鈍行組・快速組・踊り子組に分かれて帰宅。
宿屋のマイクロバスの補助席を出してぎりぎり乗れる人数が参加してるという事実に改めて驚愕したり、結構ぎちぎち混雑だった快速が帰りは座席余裕でのんびりできたり。
参加された皆様お疲れ様でした!

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