log

秀吉総左本が出したい


……といったら想像以上の人から「待ってます!」な反応が来てびっくりしました。
8巻の秀吉が予想以上に自分の好みだったので、秀吉攻熱が地味に上昇しててすいません。

終盤のあれもいいけど、序盤の悪友お弁当交換の時の秀吉のリアクションがとても好き。
明久や雄二はムッツリーニとケンカすることは出来ても、秀吉とはケンカできないとおもうんです。それは決して「遠慮してる」のではなく、付き合い方の種類が違うという意味で。

秀吉は秀吉で自分だけ時々輪の外に弾かれる事を序盤は気にしてる節があるんだけど、7巻くらいからその辺に関して吹っ切れた部分があるなあと。自分の立ち位置を自覚した上で、悪友が暴走したり上手く立ち回れなかったりするときにそれとなく仲裁したり手を貸したりする事が多くなった気がします。

なんというか、あの輪の中に完全に入り込めない秀吉だからこそ、輪の外からバカトリオの仲裁役として機能できる。そのときの秀吉は雄二よりも輪の中を冷静に見ていて、正論を言えるからこそ彼らを冷却させ、我に返らせることができるんじゃないかなあと。

んで、それがどの辺りをきっかけにして意識の変革があったのか……とか考えると、多分6巻序盤の明久の言葉がきっかけじゃないかと思うんですよね。自分がバカルテットとして他の3人から見てもらえてないんじゃないかと不安がる秀吉に「外見だけで秀吉と仲良くしてるわけじゃない」と言い切った明久の言葉が、秀吉の中の何かを変えたんじゃないかと。

ついでに、一部で論議を呼んだ7巻の秀吉の「嫉妬」に関しても、なんていうか、女子的な恋心を明久に対して抱いているというよりは友情から来るものなんじゃないかなあと思うようになりました。ていうか、秀吉はアレがムッツリーニじゃなくて女子だったら嫉妬しなかったと思う。秀吉は秀吉で、様々なやりとりを経て今の「自分のポジション」に対して執着を持ち始めているんじゃないかなあと。それは恋愛感情というよりも、雄二が明久に対して持っている憧憬やらなにやらがまざりあったような感情に近いと思う。


……そんな真面目な考察をしているうちに何故か秀吉×久保ならくがきをしたあげくうっかり文までつけてしまった夏の夜。まともな文章なんて書いたの久しぶりすぎてとても日本語崩壊甚だしかったですほんとうに色々すいません。
とりあえずそろそろ真面目に原稿に取り掛からないとなあと思いながらとりあえず寝ます。

 ← ぽちっと押してもらえると励みになります